間違いいっぱいの自動車選び。カムリの試乗レポート。
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トヨタ・カムリ(型式AXVH70)「G」ハイブリッドです。シルバーのカムリが2017年式、白いカムリが2018年式です。
不人気っていうほど、売れてないわけじゃなかったカムリ。なんだかんだで次出すんでしょ、って思っていたら、販売終了とニュースになりました。
国内では2023年いっぱいで販売終了予定とのことです。
トヨタ販売店が全車種扱いになって、カムリとマークXが被ってマークXがなくなりました。 今度はクラウンクロスオーバーが同じプラットフォームで登場し、それが影響しているのかな?
40年続いたカムリという車名。この70系でいったん幕を閉じることになりそうです。
セダンって、昔は基本形。これからの基本形はSUV。
将来はSUV派生車としてセダンが出てくるかもしれませんね。
なお海外、中国やロシアでは、セダンの人気が高いと言われます。
自分が思うセダンの魅力、正確にはトランク別室のノッチバッククーペでも一緒ですが、思う魅力はいくつかあります。
よく言われるリアのボディ剛性とか静粛性は、現在ではそんなに関係ないかも。どこまで気にするかって部分ですが、ハッチバックでも質が高いと感じるクルマはいっぱいあります。
セダンと言えばリアシート。広さより、快適性が重視される傾向がありました。
スペースならミニバンやハイトワゴンに及びませんが、セダンの魅力はそこじゃない。
着座姿勢とかクッション性とか、体のサポート性とか、乗り心地に静粛性。多くの場合で、ソファに座るようなリアシートが用意されます。
どんなソファ?という部分でランクがあります。これは仕方ない。ただ多くセダンで、リアシート快適性が重視されます。
トランクリッドが軽く開きます。さらに、トランクに入れた荷物のノイズが気になりません。
そういえば筆者は20年くらい、トランクのついたセダンかクーペを所有してました。自宅から実家行って、お菓子貰って戻ってくる、そんなルーティーンがあったので、トランク付きのクルマの出番が多かったです。
帰り道、トランクの荷物が転がっても気にならず。これがイイ!
カムリの魅力を一気にあげます。
フロントの感覚がよく掴めるので、クルマが小さく感じます。これによって狭いところで困りにくく、コーナーでは思ったラインを走りやすい。
ほどよく固められたステアリング中心、直進しやすく、動画を撮ってみても手元に無駄な動きは最小限。
切っても応答性と重さ、ギヤ比のバランスがよくて、路面からのフィードバックは最小限。
YouTube用ですから、話すことに全力投球。それでも意外と、上手く走れてます。
低い位置に座って、足を伸ばして運転するスタイル。またセンターコンソールも大きく、FF車だけど上級FR車みたいな感覚で座れます。
着座位置が低いと、乗員が揺れを感じにくい可能性もあります。
フロントよりリアが柔らかいカムリのサスペンション。フロントを中心にしてリアが動く感覚は、後輪駆動車的。しかもそれがわかりやすい。
同時にフロントシートに座っていると、フラット感が高く感じられます。
カムリの魅力を一気にあげます。
正直に言います。以前は、これくらい当たり前と思っていました。でも、いつからか印象が変わりました。
後から登場するハイブリッド車など、価格が上がってきて、TNGAとして早く登場したカムリが安価なイメージに。
結果、350万円で得られるリアシートの快適性、すごく良いと感じるようになりました。
これも以前は、エンジン回転中がうるさいと感じていましたが、停止中が静かと感じるようになりました。シビックe:HEVに乗ってからかな。
シビックの方が高額でアクティブノイズキャンセラーという装備も付いてます。
でも音に関してはまだ、デジタルよりアナログ処理が重要なのでしょう。DSPはまだ、物理にかなわず。
シビックのボーズとかオーラのボーズとか、静かとか音質が良いといわれる装備を使ってみて、改めて思います。
上記全て合わせて、食パンです。もちろん良い意味でね。アメリカで食パンというニックネームらしいのですが、ほんとピッタリです。
官能性能は低いけど走りやすくて、多少の快適性を犠牲にしても燃費性能は高くて、大味な部分もあるけれど、ボディ大きくて価格にはお得感。
モノは小さく高性能に進化。これからはカローラが食パンになってくれるのかな。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
カムリの代わりと思われるのは、クラウンクロスオーバーとレクサスESでしょうか。 車格的に上のクルマなので、価格も上がります。
トヨタ様お上手です、といった感じです。
マークXなくなって、ティアナやレガシィ、アコードも販売終了でしたっけ?かろうじてスカイラインが残ってるけど、ステアリングバイワイヤの評判がよろしくない。というかディーラーも売る気なさそう。
セダン欲しければ選択肢はレクサスか輸入車に絞られそうです。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。