自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2023年記事 全8ページ

カムリ試乗評価「8」
今こそ語りたい魅力

間違いいっぱいの自動車選び。カムリの試乗レポート。

8ページ目です!

「販売終了、カムリの魅力、セダンの魅力」

トヨタ
  • グレード:“G”
  • 年式:2017&18年式
  • 車両価格:約350万円
  • デビュー年:2017年7月
カムリ内装1カムリ内装2

2023年で国内販売を終了

カムリ・テールライト

不人気っていうほど、売れてないわけじゃなかったカムリ。なんだかんだで次出すんでしょ、って思っていたら、販売終了とニュースになりました。

国内では2023年いっぱいで販売終了予定とのことです。

トヨタ販売店が全車種扱いになって、カムリとマークXが被ってマークXがなくなりました。 今度はクラウンクロスオーバーが同じプラットフォームで登場し、それが影響しているのかな?

40年続いた車名

ボディ・リア斜め40年続いたカムリという車名。この70系でいったん幕を閉じることになりそうです。

セダンって、昔は基本形。これからの基本形はSUV。
将来はSUV派生車としてセダンが出てくるかもしれませんね。
なお海外、中国やロシアでは、セダンの人気が高いと言われます。

動画:今こそ語りたい魅力

思うセダンの魅力

セダンの魅力

自分が思うセダンの魅力、正確にはトランク別室のノッチバッククーペでも一緒ですが、思う魅力はいくつかあります。

よく言われるリアのボディ剛性とか静粛性は、現在ではそんなに関係ないかも。どこまで気にするかって部分ですが、ハッチバックでも質が高いと感じるクルマはいっぱいあります。

快適性が重視されるリアシート

セダンと言えばリアシート。広さより、快適性が重視される傾向がありました。

スペースならミニバンやハイトワゴンに及びませんが、セダンの魅力はそこじゃない。

リアシート1リアシート2

着座姿勢とかクッション性とか、体のサポート性とか、乗り心地に静粛性。多くの場合で、ソファに座るようなリアシートが用意されます。

どんなソファ?という部分でランクがあります。これは仕方ない。ただ多くセダンで、リアシート快適性が重視されます。

トランクが便利!

カムリ・トランクルーム

トランクリッドが軽く開きます。さらに、トランクに入れた荷物のノイズが気になりません。

トランクそういえば筆者は20年くらい、トランクのついたセダンかクーペを所有してました。自宅から実家行って、お菓子貰って戻ってくる、そんなルーティーンがあったので、トランク付きのクルマの出番が多かったです。

帰り道、トランクの荷物が転がっても気にならず。これがイイ!

カムリの魅力を一気に!その1

カムリ・ヘッドライト

カムリの魅力を一気にあげます。

ドライバーに関係する部分

ボディ見切りがいい!

フロントの感覚がよく掴めるので、クルマが小さく感じます。これによって狭いところで困りにくく、コーナーでは思ったラインを走りやすい。

適度なステアリング応答性

ほどよく固められたステアリング中心、直進しやすく、動画を撮ってみても手元に無駄な動きは最小限。

切っても応答性と重さ、ギヤ比のバランスがよくて、路面からのフィードバックは最小限。

YouTube用ですから、話すことに全力投球。それでも意外と、上手く走れてます。

低い着座位置

低い位置に座って、足を伸ばして運転するスタイル。またセンターコンソールも大きく、FF車だけど上級FR車みたいな感覚で座れます。

着座位置が低いと、乗員が揺れを感じにくい可能性もあります。

リアが柔らかいサスペンションバランス

フロントよりリアが柔らかいカムリのサスペンション。フロントを中心にしてリアが動く感覚は、後輪駆動車的。しかもそれがわかりやすい。

同時にフロントシートに座っていると、フラット感が高く感じられます。

カムリの魅力を一気に!その2

快適性に関する部分

カムリ・フロントマスク

カムリの魅力を一気にあげます。

リアシートが快適!

正直に言います。以前は、これくらい当たり前と思っていました。でも、いつからか印象が変わりました。

後から登場するハイブリッド車など、価格が上がってきて、TNGAとして早く登場したカムリが安価なイメージに。

結果、350万円で得られるリアシートの快適性、すごく良いと感じるようになりました。

エンジン停止時の静粛性が高い!

これも以前は、エンジン回転中がうるさいと感じていましたが、停止中が静かと感じるようになりました。シビックe:HEVに乗ってからかな。

シビックの方が高額でアクティブノイズキャンセラーという装備も付いてます。

でも音に関してはまだ、デジタルよりアナログ処理が重要なのでしょう。DSPはまだ、物理にかなわず。
シビックのボーズとかオーラのボーズとか、静かとか音質が良いといわれる装備を使ってみて、改めて思います。

褒め言葉で食パン!

上記全て合わせて、食パンです。もちろん良い意味でね。アメリカで食パンというニックネームらしいのですが、ほんとピッタリです。

官能性能は低いけど走りやすくて、多少の快適性を犠牲にしても燃費性能は高くて、大味な部分もあるけれど、ボディ大きくて価格にはお得感。

今後はカローラが食パン?

モノは小さく高性能に進化。これからはカローラが食パンになってくれるのかな。


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

メインメーターメインメーター(夜間)

替わりのセダンは?

ボディ・リア斜め

カムリの代わりと思われるのは、クラウンクロスオーバーとレクサスESでしょうか。 車格的に上のクルマなので、価格も上がります。

トヨタ様お上手です、といった感じです。

マークXなくなって、ティアナやレガシィ、アコードも販売終了でしたっけ?かろうじてスカイラインが残ってるけど、ステアリングバイワイヤの評判がよろしくない。というかディーラーも売る気なさそう。

セダン欲しければ選択肢はレクサスか輸入車に絞られそうです。

トヨタ カムリ

トヨタ

CAMRY (カムリ)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AXVH70
  • 年式:2017&18年式
  • 車両価格:約350万円

概要

  • 排気量:2500ccハイブリッド
  • エンジン型式:A25A-FXS
  • 車重:1570kg
  • ボディサイズ:4885×1840×1445mm
  • 発売開始:2017年7月
試乗レポ・ライター

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