カムリP4/内装質感(フロント)

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2018年記事 トヨタ カムリ
著:ヒラリー男爵)

トヨタ カムリ 試乗レポ「4」

自動車評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。試乗レポートはハイブリッド自動車「カムリ」、グレード「G」。車両形式「AXVH70」。トヨタの最も大事な一台かも?アメリカで大ヒットといわれるクルマの新型です。

当ページは4ページ目です。「内装の質感や使いやすさ、ボディ見切り」などを掲載しています。

カムリ内装1カムリ内装2
トヨタ
  • グレード:“G”
  • 型式:AXVH70
  • 車両価格:約350万円
  • デビュー年:2017年7月

※内容は辛口評価です。ディーラーで試乗の際にぜひともチェックしたいポイントなどを掲載中です。

  1. 分割page - カムリ試乗「1-1」・試乗詳細レポート
  2. 分割page - カムリ試乗「1-2」・静粛性と乗り心地など快適性能
  3. 分割page - カムリ試乗「1-3」・ドライビング感覚
  4. このpage - カムリ試乗「1-4」・内装(フロントシート)
  5. 分割page - カムリ試乗「1-5」・内装(リアシート)
  6. 分割page - カムリ試乗「1-6」・細部の質感と使い勝手
  7. 分割page - カムリ試乗「1-7」・他車比較と装備、評価総合

試乗:フロントシート周辺の内装

カムリの内装

着座位置や包まれ感を含む、フロントシート周辺の造形・デザインは立派!全体的な質感はアッパーミドルクラスらしいものだけど、立体感あって曲線が多用されるセンタークラスターなどは印象が良い。

滑らかな造形と見える部分は立派な質感

カムリの内装1

インパネやセンターコンソール中心に内装を見ると、「ぱっと見は立派、見えにくい部分は普通」と、典型的なアッパーミドルクラスというような質感を持っている。

全体としてはミドルクラスの質感なんだけど、凝ったデザインと部品点数の多さがカムリの運転席周りの魅力。造形が好印象だから良く見える。やっぱり加飾は二の次三の次、大事なのは素のデザインですね。

パネルや手に触れる部分の作りはそれなりで、装備も目立った高級装備はない。その分を奥行ある立体感とか、高級車的な包まれ感で質感が感じられる。それから夜間はLEDによる光が眩しい部分もあるんだけど、やっぱり光るほうが立派に感じる。

カムリの内装2

奥行きが与えられているのはセンタークラスターの周囲だけでなく、メインメーターのリングなどもそう。オーナーにとってはちょっとした満足感を感じられる場所だろう。

 

奥行きと合わせ曲線美もなかなか優雅な印象を与えてくれる。

カムリの内装3カムリの内装4

筆者のお気に入りは助手席前からセンタークラスターへの曲線部分。

実はこの木目調パネルの質感が、人を選びそうな質感で、使用される面積も広いからココがカムリの内装を気に入るかどうかのポイントだと思う。

運転席から見ると助手席前はキレイに見えます。でもセンターコンソールの上面はちょっと厳しいかな。筆者的には安っぽく見える。
理由は表面にクリアー層もない様子で、触れば剥がれてくる壁紙のように見えてしまう。複雑な曲線だからシール貼りました!みたいなね。個人でD.I.Y.したなら満足感高いだろうけど...という感じ。

まるで大排気量高級車?

カムリの内装5カムリの内装6

初めてカムリの運転席に座ったら、包まれ感の強さにびっくりするかもしれない。実用車的な開放感ではなく、まるで高級車のような包まれ感でドライバーを迎える。シートは低く後ろより、手前に伸びてくるステアリング、高いウエストラインに盛り上がったセンタートンネル。

中でもビックリなのがセンタートンネルの大きさ。左上の画像でイメージして頂けるだろうか?

なんていうか、でっかいエンジンにでっかいミッションを積んだ後輪駆動車みたい。あれカムリって前輪駆動だよね?って一瞬疑ってしまった。

こんな感じだからドラポジは、体に対して足が外寄りになる。これも後輪駆動車ライク。センタートンネルはものすごい邪魔なわけじゃないんだけど、長時間運転していると左足に圧迫感を感じる。あれ?前輪駆動のメリットはここの広さじゃなかったのか。

なんだかんだと文句はあれど、この作りはやっぱり高級に感じる。センターコンソールの幅だって広く、コレも効いている。

エアコン操作パネルは機会式スイッチ

エアコン操作部

カムリのエアコンはマルチでなければタッチパネルでもない。伝統的な機会式スイッチ!オートで不満な時に好ましい操作感。

落ち心地はイマイチでボタンも小さい。ボタンのレイアウトだって積極的に使用される事は重視されていないっぽい。

でもやっぱり、運転中でも操作できるといえば物理的なスイッチ。静電式と呼ばれるタッチ操作より確実。目が離せない時は手探りでわかる。「端から何個目だよな」っと覚えておけばオッケイ。

使いやすいカップホルダー

カップホルダー中央カップホルダー中央にドリンク置いた

運転中の水分補給に重要なカップホルダー。セダンだと使いにくいんじゃない?と思われがちだけど最近はそんなことなく、カムリのカップホルダーも使いやすかった。

中央部は、幅の広いセンターコンソールを持つ車種では多く採用されているレイアウト。シフトレバーの脇にドリンクホルダーがあることが重要で、現状では最良といえるレイアウトだろう。シフト操作の邪魔にならず、ドリンクも取りやすい。気になるのは多少の置きにくさだけだ。

よくあるレイアウトはシフトセレクターの前方か後方にカップホルダーがレイアウトされるタイプ。これはどちらも一長一短で、カムリのようなタイプからみれば妥協を感じてしまう。

カップホルダー・ドア1カップホルダー・ドア2

ドアトリム(内張り)のカップホルダー。ここはペットボトル専用といった作り。

運転中、キャップを開け閉めするドリンクは好ましくないものの、やはり携帯用ドリンクの中心はペットボトル。ということでカムリのそれは取り出しやすさに特徴がある。何が良いって掴みやすいんだよね。
500ミリサイズのペットボトルがジャストフィット。

カップホルダー・ドア3カップホルダー・ドア4

せっかくなので、人気上昇中という短めペットボトルも試してみた。若干取りにくい感はあるものの、置きやすい。

優れたボディ見切りでビビらずいける

カムリの長所は優れた走りやすさ。これは好ましいステアリングレスポンスだけでなく、ボディの見切りや視界による部分も大きい。車線の中で自車がどこを走っているかがハッキリすることは、走りやすさの大前提。

Aピラー左Aピラー右

運転席からの斜め前方の視界。最近のクルマとしてはAピラーが細く、根本周辺もスッキリしている。位置もドライバーに近く、必要な視界が確保されている。試乗中、コーナーや交差点で不安を感じることはなかった。

前方視界斜め後方視界

画像左:運転席から前方を覗き込んだイメージ。カムリは包まれ感の強いコクピットだけど、インパネは低く抑えられている。座席は低く、ウエストラインは高く、インパネは低い。さらに着座位置は後ろよりだったりするんだけど、立派な包まれ感と運転しやすさが今までのセダンとは異なるレベルで実現されている。

画像右:左後ろの視界。完璧じゃないけど悪くない。着座位置はクーペに近いものの、後方視界の良さはやっぱりセダンといえるレベルを確保。

ドアミラー脇の視界ボディ見切り

画像左:ボディとドアミラーの間に作られた隙間は、しっかり仕事している。夜間は明かりを照らしている範囲で有効。狭い場所だけでなく、歩行者の多い交差点でも意味が体感できる。
同形状の飛び出たドアミラーをしていても、全く意味をなしていない車種もあるのでご注意を。

ボディ感覚を掴みやすいから、クルマを小さく感じる

通常走行中は思い通りに走りやすい。狭い路地でも神経使わない。だからクルマを小さく感じる。軽自動車と同じくらいに運転が面倒じゃない。

よくあるコンパクトカーなど小さくてもボディの感覚が掴みにくい、そうした車種が多いことは常に感じている。もちろん小さいから適当に動かしてもぶつけにくい、後退はラクという部分はあるんだけど。

こうした辺りは大きいクルマほどよく考えられている事が多く、その中でもカムリはハイレベル。クルマの運転をコワイと感じる方にもお試しいただきたいと思います。

メインメーターメインメーター(夜間)

最小回転半径は大きい

最小回転半径カムリを試乗していて、小回りがきかないことに気がついた。試乗中、交差点で転回を試みてダメだったことが2回。1回は切り替えして転回を行い、もう1回は交通の問題から諦めて右折した。

気になって調べてみれば、カムリの最小回転半径は5.9m。国産車では最大クラスだった。

筆者は6mを超えるクルマを所有していた事もあるから、それなりにコツを掴めるつもりだったんだけど、転回はやっぱり厳しかった。カムリはボディ先端や助手席側の感覚が掴みやすく、ギリギリまで寄せやすいんだけど、物理的に無理なものは無理。駐車場でも、スペースに余裕がある所はとってもラク。しかし明らかに狭い所では最小回転半径の大きさが目立ってくる。

もし日常的な通勤などで転回が必要なら、購入前にご思考かご確認をぜひ。

トヨタ カムリ
トヨタ

CAMRY (カムリ)

  • 試乗グレード:“G”
  • 型式:AXVH70
  • 年式:2017年式
  • 車両価格:約350万円

概要

  • 排気量:2500cc+モーターハイブリッド
  • エンジン型式:A25A-FXS
  • 車重:1570kg
  • ボディサイズ:4885×1840×1445mm
  • 発売開始:2017年7月
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届け致します。
ヒラリー男爵

 
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