間違いいっぱいの自動車選び。ハリアー(ガソリンモデル)の試乗レポート。
4ページ目です!
トヨタ・ハリアー(型式MXUA80)グレード「S・ガソリン」2021年式です。8ページ目に2024年式の試乗レビューを追記しています。
筆者がハリアーを運転して、ボディデザインの次に質感高いと感じたのは、ハンドルの回し心地です。
何も飛ばした時のハンドリングが良いとか、難しい話じゃないんです。
ただただ、ハンドルを回すだけで味わえる高級感。素敵すぎます。
軽く回せてしかもスムーズ。安っぽい軽さではなく、引っかかりや微振動が気にならず。そんな回し心地。
きっと重量やタイヤ、モーターに制御特性、EPSシステムなどから、高級というイメージの回し心地に繋がるのでしょう。
このガソリンモデルでも十分に思えますが、エンジンの停止するハイブリッドなら、もっと滑らかだと期待できます。
パワステ機構は、「JTEKT(ジェイテクト)」というメーターの部品が使われているそう。
タイプ的には「ラック平行式」というものらしくです。ラックアシストタイプだと思われるので、高級タイプでしょう。
詳しくはわかりませんが大事なこと。運転して良さがわかるからこそ価値がある、と思います。
※LTA(レーントレーシングアシスト)はOFFの状態。
ハンドル操作に対するクルマの応答は敏感です。
中心から反応はっきりで、クルマがしっかりしているから少ない舵角で曲がっていける、そんなフィーリング。
ステアリングギアレシオがクイックなようで、そうじゃないような。やっぱり遊びが少ないという表現が的確なのかな。
ギュッと引き締まっていて、今までのクルマはチカラが逃げてたけどハリアーは違うよ。そんな感じです。
小さな操作に応えてくれて、しかも反応も良いハリアーですから、切り始めや戻し始めは丁寧にどうぞ。
試乗中、「今のはグラっと感じた?」と、同乗したスタッフに確認しながら走りました。それくらい敏感です。
最近のトヨタ車ってかっちりしすぎ!もっと気楽に走れるクルマがいいわ。と仰られましたら、先代ハリアーとかエクストレイルは如何でしょうか?
そういえば、ヴィッツがヤリスになった時も感じました。適当にダランと走れる良さ。気楽とかゆったりを求めたいクルマもあると思います。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
狭い道やクネクネ道を走って感じた、ハリアーのハンドリング印象。
ひとことで表すと、ハリアーの魅力が引き立つシチュエーションでした。都会派といわれるけど、and moreなSUVでした。
僅かな操作に反応してくれて、また反応も早いです。
切り遅れをカバーしてくれるから、狭くてコーナーの続く道で走りやすさを感じます。
大きなナビパネルの影響で、慣れるまでは左タイヤの位置が掴みにくかったのですが、微調整を行いながらなんとなく走れちゃう。
こんな時の、微調整がやりやすいです。
コーナーリング中、わずかに変化するハンドルの手応えが、感じられる時があります。
例えばコーナー途中で、舗装が張り替えられた場所はわかりやすいです。少しのタイヤ接地感変化が、手応えや反応の変化として感じられます。
これはやっぱりクルマが素晴らしいからでしょう。
振動が伝わってくるのではなく、一瞬の手応え変化がわかります。
どんなクルマでもガンガンとペース上げれば、ヌメッと曖昧な手応えは容易に伝わってきます。ほんとに滑り始めれば非常に曖昧な反応です。
そういう時の話ではなくて、ステアフィールに違いなどでないゆっくりペースでの話です。
ハリアーのハンドリングは機敏で、軽快感を感じるコーナーリングフィール。
軽いといっても1500kgはあるハリアーを、もっと小さいクルマを運転している感覚にしてくれます。
全高あって着座位置も高め。それでも、クーペ的なボディデザインと合わせたような、クーペ的なハンドリング。そんなイメージを連想します。
微小舵角での操作にも反応してくれるんで、高性能感は高いです。そして繊細な操作が楽しいです。
逆に豪快な操作が楽しいのはライズかなって思います。同じトヨタの小型SUVです。
ボディの隅がわかればスペースをギリギリまで使えます。
タイヤの位置が感じやすければ、あらゆる走行が楽ちんです。
そんな、ボディ見切りと車両感覚の取りやすさについて。
写真左:筆者のドラポジですと、大きなナビパネルが視界を遮り、左前のボディは見えません。圧迫感や距離感、夜間はモニター照明など、どうしても気になってしまいます。
気になってシート高を上げても、根本的には改善しません。
ナビは大きいほうが新しさを感じますが、飛び出る形状は今後も続くのかな?
写真右:正面は、感覚が取りやすく、前へ詰めるのは寄せやすいです。
クリアランスソナーとPKSB(駐車補助ブレーキ)もサッとOFFにできます。
左右Aピラーはドライバー側に近く、試乗中、邪魔になる事はありませんでした。位置が良いと思います。助手席側もそう遠くないので、クルマが体に馴染みます。
合わせてドラミラー位置も好ましく、3角窓が完璧に機能してます。写真で見直しても完璧です。
ドアミラー自体も大きく、死角がなくなるようにセットしやすいです。
写真左:フロントガラスは小さいです。窓が小さいほど高級、そんな文法通りという事でしょうか。
ルームミラーは邪魔とは思いませんでしたので、やっぱりナビなのかな〜。動画撮影するカメラの位置決めは悩みました。
写真右:リアガラスは小さいというか位置が高いので、近づいてきたバイクのヘッドライトとか、見えずに神経使いました。
でもこれは、スタイル優先というコンセプトから、手放しでウェルカムです(自分はねw)
また、デジタルインナーミラーだったら、違った感じで確認できるのかもしれません。
くねくね道やちょっとした山道を試乗した時の動画です。
ご覧いただけると嬉しいです!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
通常のブレーキは扱いやすく、滑らかな挙動に操作しやすいんだけど、渋滞中や停止直前は少し神経使うかもしれません。
理由はきっと、ゆっくりした領域での伸び側減衰力が弱いからじゃないのかと。
リアシートに人が乗っても変わらなかったけど、2人3人乗れば違うはず。もしくは4WDモデルだったら条件良くなると思います。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。