自動車の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」

2021年記事 全7ページ

ハリアー試乗レポート「7」
比較と評価総合

間違いいっぱいの自動車選び。ハリアー(ガソリンモデル)の試乗レポート。

7ページ目です!

「小さな長所短所、エクストレイルと比較」

トヨタ
  • グレード:“S・ガソリン”
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:299万円
  • デビュー年:2020年6月
ハリアーの内装・インパネ1ハリアーの内装・インパネ2

小さな長所短所

ハリアーボディデザイン・リア

購入材料としては関係ないような、乗ってわかった小さな長所短所。もっとクルマの話がしたーい!そんな内容です。

機能on-offがわかりやすい

メーター

メーター内の液晶表示部で、各機能のon-offは一目瞭然。切り替えるのも簡単です。

前を寄せるときだけソナーとPKSBをOFFにするとか、実用性があります。

  • LTA(レーントレーシングアシスト)
  • PCS(プリクラッシュセーフティ)
  • Pとパイロンマーク(クリアランスソナー)
  • PKSB(パーキングサポートブレーキ)
  • RSA(ロードサインアシスト)

LTAはステアリングスイッチで切り替えできます。
壁などにクルマを寄せる時はPKSBをOFFにするとやりやすいです。

サイドシルが気になりにくい

サイドシル1サイドシル2

サイドシル(ステップ部分)の幅は、なんとなく狭いように感じられました。

着座位置が高いこともあり、服を汚さずに乗降しやすいと思います。

エアコンにECOモード

エアコン・エコモード

エアコン操作部をよく見ると「ECO」というスイッチを発見。

冷房でECOモードはあったりするけど、HEATとも書いてあります。

熱効率の高いエンジンだと、熱を暖房に奪っちゃうと効率ダウンするのかな? 暖房においてどんな意味があるのかはわかりません。

スタートボタンの位置

スタートボタン

エンジンのスタートボタンは運転席左側、エアコン操作部の下です。

慣れるまで迷っちゃったけど、ハリアーのデザイン性優先というコンセプトに忠実で、好印象です。

USB給電ポート

給電ポート1給電ポート2

コンソールボックス内にアクセサリーソケット。そこにUSB給電ポートを設置すれば、その上のトレイまで配線を引っ張れて、蓋(アームレスト)も下ろせそう。

生活感ある配線を隠せるのは嬉しい!ただもしかしたら、温度が高い状態で充電(バッテリーにとっては好ましくない)になっちゃうかもしれません。

odd/tripメーターの切り替え

odd/tripメーターオドメーターとトリップメーターの切り替えとリセットは、メーター下のスイッチで行います。

見つけにくい位置で最初は探しちゃったけど、一度わかれば使いやすいと思います。

ハリアーマークはさり気なく

ハリアーのマーク

ハリアーという名称の元は「チュウヒという鷹」というのは有名な話。

今回の4代目ハリアーでは、フロントマスクがトヨタエンブレムに変わりました。
そしてマークが廃止されたようにも思えましたが、ドアトリム上側につけられていました。

 


※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

エクストレイルと簡単比較

ハリアーに近いボディサイズでありつつ、4WDモデルが248万円〜という値付けがされているエクストレイル。
ハリアーとは車格に差がありそうにも思えますが、同サイズのライバル車として簡単に比較してみます。

日産エクストレイル

クルマは2000ccガソリンモデル・4WD、2019年式エクストレイルです。

キャラクターの差

乗り味はハリアーが「スポーティ・クーペ風・タイト・元気・迫力」というイメージ。

エクストレイルは乗り心地を除き「マイルド・ラグジュアリー・リラックス・緩い・上品」というイメージ。

乗り心地の違い

ハリアーの方が優しく適度なフラット感、現代的な高級感があります。
一方のエクストレイルは極低速時を除き硬い乗り心地。超高速域では良いかもしれませんが、ブルブル感も強いですし、日常での乗り心地は良いとはいえません。

それ以外はエクストレイルの方がゆったりしていて、エンジンもハンドリングも着座感も、より大きなクルマに乗っているような、そんな感覚です。

物として高性能なのはハリアー

プラットフォームは1世代かそれ以上異なる感覚を受けます。
(新しいのはハリアーの方ね)

それでもエクストレイルの、「気楽に乗れる」「気難しさがない」「ドライバーを選ばない」「大きいクルマの感覚」こうした部分は魅力だと思います。

きっちりかっちり敏感にと進化していく流れ。だからこそ逆に、エクストレイルみたいなクルマが貴重だとも思います。
これで乗り心地さえ良ければ...ここだけが残念です。

ハリアーの特徴10秒チェック

ハリアーのボディデザイン後ろ斜め

単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。
お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。

  • コンセプトに忠実・最優先。そう思えるからカッコいい!
  • 高級感の高いボディデザイン。
  • 軽くて滑らか、高級を感じるハンドルの回し心地。
  • カッチリ、機敏、遊び少なく締まったステアフィール。
  • 元気で迫力ある、エンジンの特性・音・振動。
  • 低音域がしっかりカットされた高い静粛性。
  • 揺すられ感とフラット感のバランスが良い乗り心地。

動画:ハリアー割安感、価格考察

高いけど安い!と感じられる299万円のハリアーS。乗り味や内装で感じる魅力、グレードごとの価格・装備など確認してみました。

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。

ハリアーの内装インパネハリアー運転席(夜間)

ハリアー評価総合

ボディデザイン・リア都会的・クーペ的、美しく立派なボディスタイルが大きな魅力でしょう。これで試乗したガソリンモデルは300万円です。

乗っても良いもの感は半端ないです。繊細な操作を楽しめるカッチリ感があり、さらに機敏な方向に振られています。

ラグジュアリーカーとかデートカーとして使うなら、ACCとLTAを活用してね!なんて思っちゃいます。

スポーティクーペやセダンの代わりなら完璧。でも上級車種として選ぶなら、私達ユーザー側も価値観を変えていく必要があるのかもしれませんね。

「自分は欲しい!でも、親に勧めたら文句言われそう!」印象伝わったら嬉しいです。

トヨタ ハリアー

トヨタ

HARRIER (ハリアー)

  • 試乗グレード:“S(ガソリン)”
  • 型式:MXUA80
  • 年式:2021年式
  • 車両価格:299万円

概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:M20A-FKS
  • 車重:1530kg
  • ボディサイズ:4740×1855×1660mm
  • 発売開始:2020年6月
試乗レポ・ライター

「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

系列サービスです!

法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード

系列サービスです!

「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト

 
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー







試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

開設22年!最新が最良です 転載はご遠慮ください
総合サイトマップ / 間違いいっぱいの自動車選び / 運営会社