間違いいっぱいの自動車選び。ハリアー(ガソリンモデル)の試乗レポート。
5ページ目です!
トヨタ・ハリアー(型式MXUA80)グレード「S・ガソリン」2021年式です。8ページ目に2024年式の試乗レビューを追記しています。
内装はボディデザインほど高級感は感じませんが、299万円というラインナップを用意してくれているのが嬉しいハリアー。ベーシックな「S」グレードの内装です。
豪華な質感は上位グレードと豊富なオプション装備に任せるとして、Sグレードでの印象です。
好印象なのは「大人っぽさ」と、アピールするような部分じゃないところの「気配り」。
大人っぽい印象は光の反射が抑えられた質感から受けます。
ツヤツヤ・テカテカ、そうした光沢とは違った方向。上品な質感です。
主要部分はツヤが抑えられた内装パネルで覆われています。
そして数箇所で使用されているシルバーのアクセントも、鈍い反射になるような表面処理がされています。
反射が眩しいと感じる場面は皆無でした。
逆に反射を気にしなくて良いオーバーヘッド部は光沢仕上げ。
写真左:統一感に疑問を感じなくはないけど、ここだけ見ればカッコいい!光り方も洗練されています。
写真右:夜間は適度に華やかな照明が光ります。
2022年に行われたマイナーチェンジでは、メインメーターの変化が大きいです。グレードによりフル液晶タイプもしくは、液晶表示部が大きくなりました。
上の画像は1回目のマイナーチェンジ後、グレード「S」のメーター。中央の液晶部が、デビュー初期モデルは縦長、1回目MC後は横長。また金属リングの形状など異なります。
目立たないけどよく見れば美しい、エアコン操作部の大きなボタン。
ヘアライン調の加工がされています。
また光の反射が鈍いのは、他所と共通されていて、トータルでの質感に繋がっています。
ドアトリム(ドア内張り)の腕を置く部分は、レザー調でソフトパッドの仕上げです。
そしてこの手触りが気持ち良い!
しっとりツルツルな感覚です。
厚みはわずかでほんとに薄いのですが、表地が魅力です。
あちこち美しさ優先みたいなハリアーのデザインで、実用性が重視されたような部分。
インパネとドアの境目処理ですが、パッと見でシンプルです。
率直に言って弟分のC-HRの方が美しいくらい。
でもよく見れば、三角窓が最大限に機能できるような形状です。角度によって凝った形状で、運転席から見て、視界の確保が優先されたように思いました。
センタークラスター下部には大きな穴が開いています。奥行きはかなり深いです。
スマホの充電スペースとしては、飛び出る心配がないのがよいです。スマートキーを置いても同様です。
造形としては、滑らかにシフトセレクターに繋げるとか、センターコンソールを大きく見せるほうが立派でしょう。
でもこれなら便利というか、奥行きの深さから物が隠れ、生活感を抑えられる。そんな長所からの質感と思えます。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
ハリアーの特等席は運転席!といいたいところですが、助手席も良いです!
内装の形状から、だだっぴろい広さを感じさせず、心地よい広さ、空間という印象を受けます。
もちろんスペース的な不満はありませんし、開放感あるけど足の置き場が...なんて注釈もありません。
アームレストは1人なら十分。2人でも使えそうなサイズです。
加えてデザイン的にも美しいです。
さらに前後しますので、助手席のゲストに合わせてあげるのも、さりげないおもてなしとしてカッコいいですよね。
そのまま手を握ってあげたら絶対よろこぶw(やめなさい)
グレード「S」に標準のヘッドライトでオートハイビームを使ってみました。アダプティブタイプでない通常のLEDヘッドライトです。
トヨタのオートハイビームはハイ側をよく使ってくれます。
システム的に優れているからこそでしょう。
ハリアーでは知る限り最も好ましい制御をしてくれました。街灯と対向車の判断が賢いです。
筆者の日常的な走行パターンでは、これなら実用できると思いました。
進化の早い分野なので、すぐにまた、さらに良くなっていくはずです。
実際はオートハイビームが上手く機能しない時もあります。そんな時、ワンタッチでon-off、さらにワンタッチでハイビームにできるのが嬉しいです。
写真左:レバーはロービームの位置で機能します。そのため、ドライバー判断でハイビームにすることができます。
写真右:ハイビーム固定で走りたい時は、メインスイッチで簡単にon-offが可能です。
ハリアーSのLEDヘッドライトで、オートハイビームを試してみました。
上下切替式の、スタンダードなタイプです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
ディスプレイオーディオというかこれのパネルがでかい!
上位グレードの「Z」になると、12.3インチにもなるそう。
大きい方が新しさを感じさせるし、使いやすいんだろうけど、一方で視覚的に邪魔になりやすいのも事実。
もしなかったら?車両感覚がより取りやすいだろうと予想します。普通には無理だけど試してみたいですよね。
系列サービスです!
法人、個人事業主の「ETCカード」。複数枚契約が可能。
セディナなど法人ETCカード
系列サービスです!
「自動車保険一括見積り」の比較。見積もりはメールか郵送で安心。
保険一括見積りサービスの比較サイト
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。