間違いいっぱいの自動車選び。ウィッシュ(2011年式)の試乗レポート。
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トヨタ・ウィッシュ(2代目ZNE20系)グレード「1.8X HIDセレクション」です。
購入して2年7000kmを走行。目的を完了し、売却しました。
ウィッシュをエコランすれば、車載の燃費計で17km/L。これは幹線道路で燃費を気をつけながらメーター読み70km/hペースで走った場合です。
燃費期にせず、普通に走って14〜15km/L。また都内メインで首都圏都市部を走っていると、概ね12km/L前後かもう少し悪いくらいの感じ。
1800ccの3列シートでこの数値は他のライバル車と比較しても上出来!
アクセル踏む量や時間を増やし、シフト操作も行い回転数高めに走れば、同じ道で13km/Lを表示。
瞬間的な燃費はもっと悪いはずですが、少しメリハリ付けて走ってみるくらいだとこの辺り。
数値は車載燃費計の値。走行距離1000kmを目安に燃費計をリセットしました。まっさらの新車時は燃費はもっと悪かったんですが、走行しているうちに燃費上昇。
車両価格190万円でこれだけの燃費なら、月々のローンに燃料代を足した金額はかなり安く済むはずです。移動と生活の為クルマなら、重要なのはコスト面ですよね。
実は伝達効率が悪いのがCVTの特徴といわれます。効率的にギヤ比を制御できるものの、機械的な伝達効率はちょっと劣るみたいです。
CVTって基本的にはワイドレンジかつ、きめ細やかな変速がミッション。ワイドレンジを生かした高速巡航は、燃費というより快適性に貢献していると思います。
CVTとATの高速走行時を比較すると、ATの方が高効率らしいです。しかしワイドレンジ化には多段化の必要があり、こうしたコンパクトクラスには向かないといわれます。
ウィッシュの燃費は、地方では不慣れな方が運転しても15km/L前後が期待でき、良好です。
筆者が燃費重視の運転して17km/L、運転が不慣れな知人の女の子が運転してこの燃費でした。
燃費を計測したコースは他車の場合、マークXジオで13km/L、マークXで12km/L、セルシオで7km/L。ウィッシュの燃費が優れています。
17km/Lを越える燃費といえばコンパクトカーもびっくりです。この高燃費を長期間キープできるから凄い!都内では12km/L前後が表示され、ここでも良好です。
なお、ウィッシュの場合は長期間の平均が表示されるので、常に渋滞しているわけでなければ、悪い数値は表示されません。
ウィッシュの2000ccモデルと価格が近いプリウス、同1800ccと価格が近いアクア、燃費は、渋滞中ならウィッシュの倍が期待できます。
どちらも移動のためのクルマ、ここに極まる、そんなクルマだから燃費では、ウィッシュなど相手にしません。さすがハイブリッド、格が違います。
プリウス&アクアは、3000km/月とか走行されるユーザーなら、金銭的に美味しさを味わえます。
走行距離が少ない方だと??車両価格が割高でお得感低いので、ウィッシュですね!
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。
実際に試して実際に購入して気になった点が3つ。ウィッシュをディーラーで試乗される場合はぜひともチェックしてみて下さい。
同乗者による手元のストップウォッチでウィッシュの中間加速力などを計測してみました。
計測条件は大人の男性2人乗車。ガソリン残量はメーター読み2分の1。風はほぼなし。タイヤ空気圧フロント2.5キロ、リヤ2.5キロ。道路は直線。タイヤ・ホイール共に純正。
速度はメーター読み。比較タイムが少ないので比較が難しいデータになります。
正確性はさておき、このタイムは2000ccのマツダ・プレマシー(4WD)よりかなり速いタイム。またハイブリッドシステムを積んだホンダ・CR-Z(CVT)と同じような数値。
ミッションはCVTの為、路面や気象状況により巡航回転数は微妙に変わります。微妙なアクセル開度や負荷に反応します。
市販の騒音計でノイズを計測してみました。単位はdB(dBについてはネット検索して下さい)。
騒音計ということで音圧に対して補正が掛かっていますが、人間が感じる不快さとは違います。耳障りな音とか気になりにくい音とか、そういった感覚は含まれていません。
試乗車ウィッシュには、クルマ全体にかなりの量の制振・防音・吸音作業を実施。そのため、耳障りな音やコモリ音が少なく、数値以上に静かに感じます。施工後1年は経過しているので、ブラシーボ効果ではないと思っています。
素の状態のデータがなく、すみません。
アクセルオフ時に惰性で走る時間を計測しました。 タイヤは新車時装着タイヤ。計測3本行ったうちの中間の数値。
すべてアマチュアレベルの計測なので、厳密な正確性については期待しないで下さい。他のタイヤ、他の車種でもテストを行い、データを集めています。
駐車場事情でこのクラスのミニバンしか選べない場合もあると思います。ストリームやプレマシーもありますが、トヨタディーラーで買えるのは魅力です。
ウィッシュの劣る走行的質感を差し引いても結局ウィッシュを選ぶ理由になるかもしれません。
トヨタの大きなショールームと丁寧な営業マンは日本中、いや世界中で評価されています。もし、ディーラーの数だって多から、苦手な営業マンに出会ったら、隣のディーラーに行けばいいんです。
そしてトヨタ車なら下取り・売却価格も期待もできます。あとは値引き次第。
※マツダや日産、スバルの営業マンは、みな熱く、クルマ本来の魅力を語ってくれます。特に走りの質感や走行安定性については一生懸命で好感度大!メーカーによりアピールする内容に違いがあります。
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きりりとしたデザインのヘッドライト。ここだけアップで見ると質感を感じる。ディテールだけなら全体のバランスは気にならないから満足度高い。
平成23年式、中期型の1.8X、リア。
ゴルフバッグは横に入る。
ラゲッジのアンダートレイにはアンプ2枚とプロセッサーを収納できるだけのスペースがある。
写真上は素の状態。下はトランク(ラゲッジスペース)用のフロアマット。これで大きく質感アップ。インターネットで注文すればそんなに高くないから、余裕があればぜひどうぞ。
エアコン液晶表示のバックライトはグリーン。メーターと色が違うのが目立つ。シフトパネルの部分を上級グレードと同じモノ(光沢タイプ)を注文すると、価格は約5000円。
シフトノブは汎用品。
中心がずれている。運転中、特別支障はない。気分的には大問題。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。