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ウィッシュ・フロント3Wayオーディオ「1」

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フロント3wayオーディオ、システム考察

ヒラリー男爵がお届けするカーオーディオコーナー
車内だし目指すは「良い音質」じゃなくて「楽しめるシステム」。フロント3Wayで楽しみます。 カーオーディオを取付。スピーカー、プロセッサー、アンプ、USBオーディオ。

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アルパイン「マルチメディアマネージャー」を使用し、比較的安価にフロント3Wayオーディオを構築。価格以上に遊べる、車内で退屈しないオモチャです。

クルマはこの型のウィッシュ(20系)。

他のトヨタ車でも参考にして頂けると思います。

この記事を書いたのは?

1.作業内容の概要

カーオーディオ01-01できるだけフロント定位で音楽を楽しみたいのと、車内で調整して遊べるシステム。

ということで、デジタルクロスオーバーを使用したフロント3Way+サブウーファーのシステムの構築しました。

音質は求めていないので、オモチャです。またこのウィッシュは新車から2年で売却予定を見越して購入したため、車体側の加工は最小限という条件縛り

プレーヤー、プロセッサー、メインアンプを設置し、スピーカーの取付と交換。

手間が掛かるのは全てのシートをおろして行うワイヤリング(配線)と防音/吸音作業。丁寧に行うとけっこう時間が掛かります。

設置場所の制作

カーオーディオ06-12プロセッサーとプレーヤーのコントローラーの収納に、アームレストを自作。スライド式にすることで、実用性も高めてみました。

写真は、クルマ売却に伴う「取り外し作業」中に撮影しました。

適当な性格なのもプラスして、わかりづらい部分も多いと思います。ご容赦くださいませ。

デジコアも試しました

カーオーディオ・デジコアデジコア・スピーカー

高級なデジコアも試しました。ユニットなど機械代で200万円に迫る価格。インストール含めれば車両価格並み。

マークXジオに取り付けて素晴らしかったんですが、楽しみは自分でいじれるアルパインのプロセッサーにはかないません

2.システムのイメージ写真

入り口から出口はこんな感じ。

2-1.音楽を再生する”プレイヤー部”

”メモリオーディオプレーヤー”

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プレーヤーはこれ。メモリオーディオプレーヤーとナビのCD/DVDプレーヤー。

ケンウッドのメモリオーディオプレーヤー「KOS-A300」はWAVファイルも再生できる優れもの。操作も簡単感覚的。iPadだってつなげるらしい。インプットセレクター機能も使用。

”CDプレイヤー”

カーオーディオ1-04ナビのプレイヤーからの出力を運転席下で「KOS-A300」の本体に入力しています。

そうすると、ラゲッジまで引くRCAケーブルは2ch1本でOK。

2-2.音質を調整して割り振り

各アンプに音を割り振る”プロセッサー”兼、音量調整の”プリアンプ”

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デジタルサウンドプロセッサーはこれ、アルパインのマルチメディアマネージャー。

鉄板のような色した筐体。デジタルクロスオーバーがメインだけどプロセッサーをプリアンプとしても使用。2chの入力を8chに分け、8個のスピーカーを鳴らします

8つの信号に分けるからそれぞれにタイムアライメントやイコライザーを設定可能。

デメリットは音の出所がバラバラになってしまうのと、位相の問題からパライコ/グライコが使いにくくなります。

※この部分の制作や配線などは別ページで掲載中。
アルパイン・マルチメディアマネージャーの役割

2-3.聞こえる音量に増幅

信号を増幅して聞こえる音量にする”パワーアンプ”

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メインアンプはお気に入りのアゼストと、カロッツェリアの安い(2万円位)D級アンプ。どっちも4ch。

アゼストの方は見た目古いですが一応現行品ということで同世代。他のクルマからの移植でけっこう長く使ってます。

カロッツェリアのD級アンプは安かったので買ってみました。サブウーファー&ミッドロー用。ウーファーユニット自体が小口径コンパクトサイズなので不満は無し。充分遊べます。

D級アンプは消費電力が少ないかと思ったけど、それはガンガン使った時のこと。アイドル時の電流はけっこう消費しています。

2-4.空気を振動させてステージング

音を出す”スピーカー”

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使用したスピーカーユニット。左からツイーター、ミッドハイ、ミッドロー。

そしてサブウーファー。

カーオーディオ1-11フロント3Way+小さなサブウーファーを使用します。

マルチメディアマネージャー(プロセッサー)のクロスオーバー機能を使って帯域を振り分け、スピーカー1ユニットずつにタイムアライメントとイコライザーを設定します。

※ドアスピーカーの交換方法や配線、ドア内張の分解方法など、別ページで掲載中。
スピーカーの取付、純正スピーカーからの交換デッドニングに関して基本知識
入力セレクターなど各コントローラー

カーオーディオ1-12

マルチメディアマネージャーによるオーディオコントロールとボリューム調整、メモリオーディオプレーヤーへの命令などは全てここで。

細かなスイッチはオーディオ関連のon/offとモニターのon/off、LEDの調光です。夜間でも車内が眩しくないように考慮します。

これらはアームレストを加工して取り付けています。

※この部分の制作や配線などは別ページで掲載中。
オーディオコントローラー設置例

3.システム概要図(イラスト)

3-1.電源と信号の流れ

カーオーディオ関連の機械は「1.電源線を繋ぐ」「2.信号線を繋ぐ」ことで動作します。安全性を無視して考えられれば、動作させるだけならとても簡単。

電源の配線イラスト

※クリックで拡大します。

※左のイラスト画像が電源の配線をイメージしたモノ。
※右のイラスト画像は信号の配線をイメージしています。以下補足。


  • 上がクルマ前面、後がクルマ後面。点線の四角がフロントシートとラゲッジスペース
  • イラスト上部、紫の再生マークの付いた角丸四角型がプレーヤー
  • イラスト下部、緑の角丸四角型がサウンドプロセッサー。青の角丸四角型が4chメインアンプ。中央がツイーター&ミッドハイ用。左がミッドロー&サブウーファー用。
  • 色の付いた丸い物体が各スピーカー

3-2.電源線の配線

左のイラストです
  • 黄色い線はプラス常時電源。バッテリー「+端子」から引っ張ってきます。
  • 赤い線はイグニッション電源またはアクセサリー電源。フューズボックスから取り出すか、助手席足下周辺から引っ張り出します。
  • 青い線はシステムリモート電源。下記リレーより出力します。
  • 青い四角はリレー。自動&手動スイッチを利用しオーディオシステム全体をon/offします。「イグニッション電源からマイナス」に電気が流れると、「常時電源からシステムリモート信号線」に電気が流れる。という結線です。
    マイナスの配線の間に市販のスイッチを挟みます。容量極小でOK。

3-3.信号線の配線

右のイラスト(RCAケーブル、スピーカーケーブルなど)
  • オーディオは「1.プレーヤー」、「2.プリアンプ」、「3.メインアンプ」、「4.スピーカー」と接続すれば音が鳴ります。一つの機械が複数を兼ねている場合もあります。
  • 紫の太い線がRCAケーブル。赤白の端子が付いたアレです。ナビのプレーヤーからメモリオーディオ兼セレクターに入力し、その出力をサウンドプロセッサーに入力します。
  • 今回はサウンドプロセッサーはプリアンプも兼ねます。
  • サウンドプロセッサーで2chの信号を8chの信号に分解したら、メインアンプに接続。メインアンプは4chのアンプを2枚(2台)。
    これで8ch分になります(サブウーファー1つなので使用するのは7ch)。
  • ピンク系の色した配線などはスピーカーケーブル。2つのアンプから7つのスピーカーに接続します。

次のページは「P2・分解写真やネットワーク、配線」

次以降のページで、残りの写真やシステム解説を掲載。ネットワークで遊ぶ基本やお役立ちTIPSとか、RCAケーブルの種類や逸話なども。

カーオーディオ1-13カーオーディオ1-14

オーディオの理想はフルレンジスピーカー。しかしあえて、複雑なシステムを。

なぜ?理論上の良い音と現実的な良い音は違いますってことですね。しかも劣悪環境の車内。

とりあえず楽しいのはよりフレキシブルな方。よくあるヘッドユニット内蔵プロセッサー+2wayでもいいんですが、ちょっと違うシステムで遊びます。

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