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ヒラリー男爵がお届けするカーオーディオコーナー。
車内だし目指すは「良い音質」じゃなくて「楽しめるシステム」。フロント3Wayで楽しみます。カーオーディオを取付。スピーカー、プロセッサー、アンプ、USBオーディオ。
アルパイン「マルチメディアマネージャー」を使用し、比較的安価にフロント3Wayオーディオを構築。価格以上に遊べる、車内で退屈しないオモチャです。
この記事を書いたのは?著者:ヒラリー男爵
ヘッドユニットから独立したメインアンプを使用する場合には、多くの場合でバッテリーから直接電源を引き込む必要があります。
最大消費電力に合わせ、8Gや4Gの太いケーブルでバッテリーのプラス端子からアンプに繋ぎます。
特別なアンプじゃなくてイイから細い配線で接続したいなぁ、とはいっても、なかなかそんなアンプは売ってません(何らかのオーディオ付属品なら小さなメインアンプもあります)。
カー用品はプラスとマイナスを電源に接続することで動作します。ほとんどの車種でバッテリーはエンジンルームに配置されていますから、車室内まで引き込まなければなりません。
プリウスなどトランクに12Vバッテリーが配置されているとラクだと思います。
プラスはバッテリーから配線し、マイナスはボディの金属部分に配線します。ボディは金属で、マイナスはクルマ全体に通されています。
写真はウィッシュのエンジンルーム。赤いカバーが被っているのがバッテリープラス端子で、そこから右に出ている赤いのが4Gケーブル。(4G=4ゲージ太さのケーブル)
まずはバッテリーの端子は外して、スプレーのキャップなどでも被せておいてくださいね。プラスティック製のキャップがないと、気がついたら接触していることも??
車内へのケーブル引き込みは奥のゴムキャップ部分から行います。ニッパーで切れ目を作り、先端を押し込み、車内から引っ張ります。
穴が大きく緩くなってしまった場合は、コーキング剤を使用して穴をふさぐといいです。
ケーブルを通す位置は最終的に、写真の位置から変更し、コンピューターの右側になりました。でも写真の場所の方が安全かも。ちょうど良い場所をタイラップで固定できます。
それ以外ではエアクリーナーボックスの上かストラットタワーの上にヒューズボックスを固定する方法もあります。
エンジンルーム側から押し込むと、この奥から配線が出てきます。
助手席前の部分で、グローブボックスの左奥の方です。
丁寧に引っ張って、ケーブルを引き込んでください。うまくいかない時、考えられるのは2点。ケーブルの先端が見えないか、穴が小さいかです。
こういった場合はエーモンの配線通しを使ったり、穴を広げたりしますが、そもそも4Gはいっぱいいっぱいな訳です。オーバークオリティだと思ったら(笑)8Gを使用して下さい。細くて通しやすくなります。
写真は助手席下にレイアウトした配線集合ボード。木の板(MDF)を切ってレザーを貼っています。
作りは単純。配線を固定するピンを裏から通してあるのが、今回の最新技術(笑)
写真の下方がクルマ正面。右下の赤いケーブルがプラス4G線です。
市販のフューズボックスを使用して、8G線や12G線、2スケの変換します。
ここまで4Gで引いてきたのは、配線が余っていたから。特別な意味はほとんどありません。
前ページの配線図に出てくるリレーですが、写真左下に3つ設置しています。
オーディオ、LED、リアモニターのon/offスイッチに利用するリレーです。このあたりは配線図を一緒に見て頂けば最高です。(オーディオメインページ)
電源を引いたら音の入り口から出口に。今回はケンウッドのメモリオーディオプレーヤーで音楽を再生。USBメモリにWAVファイルを入れておくと再生できるプレーヤーです。
ナビゲーションのCDプレーヤーも使えるし、そもそもナビにUSBメモリを挿せば良いんだけど、なぜかコレがメインに。
機種名は「エクスターナルメディアコントローラーKOS-A300」
写真左がディスプレイ部。写真右がコントローラー部。
この写真が設置した場所。
ディスプレイは単に両面テープ止め。がんばるならFRPでカバーですね。
KOS-A300の優れているところは、手元のジョグダイヤルみたいなコントローラーで操作出来る事。回して倒して選択、押し込んで決定。設定や入力セレクターのボタンは上部に3つ、別にある。
操作時の質感も悪くない。見た目も良し。夜は7色に光ります。
逆にディスプレイ部はそれなり。筆者30代ですが視認性的にも見やすいとはいえず。
電源入れてからのレスポンスは、16GB容量のUSBメモリでおおざっぱに10秒。
ディスプレイ部、コントローラー部のほかに、これが本体。
ハイダウェイユニットというやですね。運転席下に設置しました。
写真上がクルマ正面。上で分岐させた電源のほか、イルミネーション(スモールonで電気が流れる)、システムリモートを接続します。
またセレクター機能が内蔵されているために、ナビからの音声を入力。そしてUSB延長ケーブルとディスプレイケーブル、コントローラーケーブルが繋がります。オプションでiPadがつなげるケーブルも出ています。
実際に取り付けはこんな感じ。リアシートからの写真です。クーペのシート下でもいけると思います。
リアシートの方の足があたらないよう、ケーブルはねじってタイラップで縛って、本体に固定するのが吉です。
重要なのはアンプが内蔵されていないという点。このメモリオーディオプレーヤーにはプリアンプがありません。
オーディオはプレーヤー、プリアンプ、メインアンプ、スピーカーという順に信号が流れ、人の耳に聞こえてくるわけです。カーオーディオに限らずオーディオ機器全般でそう。
つまり、プリアンプがないと音楽を聴くことができません。ボリューム調整が不可能なんです。
通常ヘッドユニットといえばプリアンプが内蔵されており、プリアウトからメインアンプに接続します。
しかしこのKOS-A300は200mVくらいのオーディオアウト。インプットセレクターが付いているから間違えてしまう可能性がありますが、これからメインアンプ直はできません。
次はラゲッジルームのアンダーボックス(アンダートレイ)にサウンドプロセッサーとアンプ2枚を設置します。
プレーヤーからのオーディオアウトをプロセッサーにイン。デジタルネットワーク機能を利用して2chを8ch(7ch)に分割、計8ch分のメインアンプに入力します。
次のページ!ラゲッジアンダートレイにアンプボード設置
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