間違いいっぱいの自動車選び。フリード(ガソリン)の試乗レポート。
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ホンダ・フリード(GB5型)ガソリン車、グレード「G」の試乗レポートです。コンパクトクラスでも上質感高い内外装が魅力!3列シートミニバン。
試乗車は2018年式フリード(GB5)。ラゲッジスペース(トランク)についてのレビュー評価。
ラゲッジは横幅も奥行きもミニマムサイズ。2列シートのコンパクトカーと比較すれば奥行きは半分ほどで、横幅もタイヤハウスが出っ張っている部分が大きいから狭い。しょうがないんだろうけどね。軽自動車と比較したくなるレベル。
大事なのは、「ラゲッジの狭さ=座席の広さ」という点。この狭さが勲章です。
ライバルのシエンタが良く出来ていることもあり、ラゲッジの使い勝手に不満を感じる。
ラゲッジやシートアレンジといえばホンダの得意分野だったはずだけど、トヨタの方が一生懸命取り組んだのか?と、大きな差になっている。
ラゲッジ開口部の高さはホンダらしく低い。低いんだけど、入り口部分の内張りが出っ張っている。
エンタはこの部分がフラットで、ダンボール箱入りのジュースなどの積み下ろしがラク。低ければいいってわけじゃない。
また3列目シート下は大きな空洞で、袋や箱がないと荷物は乗せにくい。走行中に飛び出て行方不明の可能性も大きいから一々悩みそうだ。
さらにハッチバック車で重要な、ハッチ開閉の滑らかさ。フリードはダンパーが垂直に近い設計で、チカラが強そう。ダンパーが邪魔になりにくいけど、ハッチ開け締めは固いです。開けるの面倒くさかったら本末転倒というもの。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
3列目シートの収納は、左右へのポップアップ式。手順は下記の要領で。
手順にすれば2段階。ただし実際は、パワーが必要な2段階。
背もたれを前に倒すためには、シート前側から手を回してリクライニングレバーを操作。
次の座面を持ち上げるには相応のチカラが必要で、グッと持ち上げた状態でフックを掛ける。
これを奥様一人でやれって言われたら...大変じゃないのかな。
シエンタの3列目シートはフリードよりよほどチープ。その分、シートアレンジは使いやすい。
画像はシエンタのラゲッジ。2列目を前にポップアップした状態で、3列目がスルリと前へスライドする。
さらにこの状態で2列目を元に戻せるから、3列目は2列目の下に収納できるということに。
アイデアの塊のような機構に脱帽です。
試乗してわかった細かな長所短所。
ウインカーは通常の点滅動作と、3回だけ点滅する動作も可能なタイプ。
最近当たり前になってきたタイプだけど、通常のウインカー操作がやりにくいことがよくある。レバー操作が固かったり、ストロークが長かったり短かったり。3回点滅の方がメインになっていると思えるほどで。
フリードでは、通常のウインカー操作がメインで、3回点滅がオプションのフィール。なので普通に使いやすい。
ハザードスイッチの位置が遠い!ナビディスプレイの上部に位置している。
ナビの下側(指で指している箇所)にハザードスイッチがあっても良いんじゃない?
せっかく場所開いているし、ここならラクに手が届く。寧ろなんで上部に位置しているのか、デザイナーに聞いてみたい。
赤く光るプッシュスタートボタン。スタートボタンの位置がわかりにくい車種も多いから、光る機能には賛成。
ただね、ドアミラーに反射しちゃって暗い場所で邪魔になる。
なんでここに反射するように設計したのよ??設計者もあれだしGOサイン出した責任者もあれだし全く...。気配りが足りないなんてもんじゃないでしょ!
フリードの名誉のために付け加えると、ドライバーが正面向いている場合は気になりません。ハンドルの影に隠れます。
不思議と気配りが効いている部分もある。
画像は3列目のヘッドレスト。ラクに伸縮する作りで便利。着座する時は伸ばさなきゃ座れないわけだけど、ノッチがなくて簡単に引き出せる。
同様に、収納する時もラク。押し込めば良いだけ。
ウインカーの作動音ってうるさかったり安っぽかったり、納得できるクルマの方が少ないくらい。
フリードも安っぽくてしかも、助手席側でうるさく感じるタイプで気になる。
最近は多くの車種が電子音だから、切り替えできても良いんじゃない?と常々思っていた。そしたらフリードでは変更が可能でした!
用意された音色は基本+2つの計3タイプ。オプションの2つはカチカチ音とは異なる管楽器のような音。非常に個性的。シフトレンジが「P」限定で、メーター内の設定メニューから変更できます。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。