自動車の比較と評価・ホンダ

2019年記事 ホンダ

フリード試乗レビュー「4」
内装質感と使い勝手

間違いいっぱいの自動車選び。フリード(ガソリン)2018年式の試乗レポート。

4ページ目です。

「内装(フロントシート周辺)インパネ」

ホンダ
  • グレード:“G・ホンダセンシング”
  • 年式:2018年式
  • 車両価格:212万円
  • デビュー年:2016年09月〜
フリードの内装1フリードの内装2

ホンダ・フリード(GB5型)ガソリン車、グレード「G」の試乗レポートです。コンパクトクラスでも上質感高い内外装が魅力!3列シートミニバン。


  1. フリード前期「1」エンジン&ミッション
  2. フリード前期「2」快適性(乗り心地と静粛性)
  3. フリード前期「3」走行感覚(見切りやハンドリング)
  4. フリード前期「4」内装(フロントシート)
  5. フリード前期「5」内装(リアシート)
  6. フリード前期「6」細部の長所短所とラゲッジスペース
  7. フリード前期「7」燃費と評価総合

関連ページ

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  2. 後期ガソリン!フリード・ガソリン試乗レポート
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  4. 比較まとめ!2019コンパクトワゴン&ミニバン比較

試乗:内装(前席・インパネ)

フリード内装(フロント)

試乗したのは2018年式フリード(GB5)。

インパネ質感はクラス以上

内装ではインパネの質感が高く、数年前ならステップワゴンクラスと思える質感。

夜間も照明が豪華で、最近の高級車的に綺羅びやか。エアコン操作部も立派です!

インパネ(夜間)エアコン操作部1

ボディサイズやクラスから判断すると高価に思えるフリードも、質感高いインパネで割高感が軽減されています。

ホンダ的に品のある上質感

インパネは水平基調でホンダ車的。見慣れていればオーソドックスに感じる形状で、コンパクトクラスでは質感高い仕立て。

インパネ1この、変な個性に走らず魅力的に見せるというのは、多くのユーザーに評価されると思う。

かなり横長なメインメーターには速度がやけに大きく表示されるのと、タコメーターの表示・動きが飾り的で、ここはちょっと大味。

筆者は気にならなかったものの、一緒に試乗したスタッフからは「マイナーで改良されるかも」という意見も。

フリードのメインメーターはハンドルの外側から見るタイプ(多くは内側から)。ライバル車であるシエンタも同じタイプ。ドライバーは腰高感を感じる半面、前方および斜め前方の視界が良好。

10年前ならミドルクラスの質感

フリードの価格(2019年現在)は188万円スタートで主力グレードで210〜220万円。ハイブリッド仕様ではもうワンランク上になる。

インパネ2この価格帯は、ちょっと前ならステップワゴンクラスだし、2014年ごろに発売されていたストリームより高価

それから2017年までバッティングしていたウィッシュならば、装備充実で190万円。

今までミドルクラスが買えた価格が、ロアークラスになってしまうのは残念ですよね。

それでもフリードはストリームより立派で、以前のステップワゴンと同クラス的な内装質感を持ちます。

「価格に見合った質感」という見方をすれば、納得できるんじゃないかな。利便性に関してもストリームと同じくらいの利便性があります。

こんなところが現代的

助手席前には2人分のスマホを置けるスペースが用意されていたり、夜間のイルミネーションは最近のクルマを連想させる。

小物置き場インパネ(夜間)

メインメーターの照明は色調を変更することができる。好みに合わせたり今後の流行に合わせたり、眩しかったら消しちゃってもOK。

逆に場合によっては古く見えるかもしれないのが、木目調っぽく?見える部分。メイプルの木目調といえば聞こえはいいけど、率直に言って壁紙っぽさが強い。

気になるならパッケージオプションで黒いタイプが選べます。

パネル表面のシボも好感度大

インパネ上面

インパネやフロントドアの内装パネルは、いくつかの表面が使用されやや煩雑。複数のシルバー塗装や黒い樹脂、ざらついたつや消し黒塗装など。

筆者が気に入った部分の一つが、インパネ上面

大きなパネルには爽やかな模様がデザインされ、無理に革調に見せる模様より高感度高い。

またつや消しの黒塗装はサンド塗装や大きな粒子を混ぜた塗装みたいな感じで、反射防止効果は強力。機能性だけでなく現代的な印象も強い。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

シートバックにブニュブニュした弾力

フロントシートフロントシートと2列目シートのシートバックには、ランバーサポートの部分にブニュブニュした弾力を感じる。

ランバーサポートとは、背中の中央付近を支える部分。フリードのこれは、高機能ランバーサポートという認識です。

ホンダの上級車種で使用されているシートと同じような感触で、同様だとすればジェル状の緩急剤が詰められている予感。

このブニュブニュは布やエアのクッションより背骨に密着する感じで、感触も柔らかい。

良いのか悪いかクルマ次第?

効果は以前別の車種(オデッセイ等)で、徹夜明けに長時間ドライブした時に体がラクだったのを記憶してます。
しかし今回は、路面からの細かな揺れを強調するように。

もしかしたら揺れやすいコンパクト系にはメリット以外にデメリットがあるのかもしれません。

実用的なウォークスルー

ウォークスルースライドドアの魅力を活かすウォークスルー。

フロントシートから2列目に車内で移動できる機能のことだけど、狭い場所でやっぱり便利。

実はこれも名前だけのウォークスルーというクルマもあって、試してみないとわからない部分。
そこで試してみれば、フリードのそれは十分実用的

無理のない中腰姿勢で、足の置き場に困ることもなく、ウォークスルーを利用できました。

シエンタだとちょっとやりにくい

シエンタのウォークスルー

シエンタと比較した場合でもフリードのウォークスルーの方がやりやすかった。

シエンタではインパネ中央、センタークラスターのあたりが出っ張っていて、シート位置的にここが邪魔になった。

エアコン操作部が立派!

センタークラスターの上質感を決定づける、立派なエアコン操作部。運転席から見ても助手席から見ても、さらには夜間の照明も、品良く質感高い。

エアコン操作部1エアコン操作部2

スイッチの押し心地にも問題なく、適度な固さと見かけ以上に深さのあるストローク、さらには引っかかりもない。

それが全てのスイッチで均一に揃っていると感じる部分に高品質さな印象を受ける。もう足りないのはカチッっとしたメカニカルなスイッチ感くらいかな。

エアコン操作部3下3つの横に並んだスイッチは高級車的にストロークする。スイッチ上部を起点に、下部のメッキ部分が奥に沈むタイプ。

これが400万円のクルマだったら何も感じないけど、200万円のフリードだから驚く。試乗の際はぜひ触ってみて下さい。

フリードのメーター1昼フリードのメーター2夜間

前席のカップホルダー

フロントシートのカップホルダーは、インパネに固定式が用意され、ドアポケットとセンタークラスター下部にも用意される。

カップホルダー・ペットボトルカップホルダー・ストロー付きコーヒー

最も使いやすいのはやっぱり、インパネの固定式カップホルダー。特にドライバーが運転中に利用するならココが一番。

でも500mmサイズのペットボトルを置くにはちょっと不安も。フリードに限ったことじゃないんだけど、右に左にグラグラする。

試乗中も、交差点で右に傾いてそのまま、次の交差点で左に傾いてそのまま、真っ直ぐ立っている時間の方が短かったくらい。

ホンダ フリード

本田

freed (フリード)

  • 試乗グレード:“G・ホンダセンシング”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2018年
  • 新車価格:212万円

概要

  • 型式:GB5
  • 車重:1360kg
  • エンジン排気量:1500cc
  • エンジン型式:L15B
  • ボディサイズ:4265×1695×1710mm
  • 発売時期:2016年09月〜
  • 価格:188万円〜

車両型式

  • GB5 - 1500cc
  • GB6 - 1500cc 4WD
  • GB7 - ハイブリッド
試乗レポ・ライター

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