自動車の比較と評価・ホンダ

2019年記事 ホンダ

フリード試乗レビュー「7」
シエンタやキューブと比較

間違いいっぱいの自動車選び。フリード(ガソリン)の試乗レポート。

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「燃費と競合車比較、評価総合」

ホンダ
  • グレード:“G・ホンダセンシング”
  • 年式:2018年式
  • 車両価格:212万円
  • デビュー年:2016年09月〜
フリードの内装1フリードの内装2

試乗中の参考燃費

フリード試乗・評価総合

試乗したのは2018年式フリード(GB5)。試乗中の参考燃費に関して。

試乗時のコースは市街地6割、郊外とクネクネ道で4割。大部分が条件の厳しい道だったので、いつも(他の試乗レポート)とは違った燃費になっています。

参考燃費1参考燃費2

汚くてごめんなさい。スマホの写真です。

条件が良くない走行時の燃費

燃費を確認できた区間では、平均時速20kmで距離167km走り、燃費は11.6km/L。いずれも車載燃費計の数値。

混雑する市街地に通勤時間帯の郊外路、それに好き勝手走れる山道もミックスされての燃費。燃費が良いと言われるクルマでも、燃費を稼げる区間が少ない。つまりフィットだったとしてもあまり変わらない燃費になったと予想

下の画像は最も良かった時と悪かった時

参考燃費3参考燃費4

別のトリップメーターで見ていた燃費。

左の画像は、遅いペースでゆっくり流れる市街地近郊。クルマが揺れないように気をつける運転で燃費12.6km/Lが表示

右の画像は、渋滞する通勤時間帯で表示された燃費。表示された燃費は10.9km/L。感想は、仕方なしというところ。

無駄に加速せずアイドリングストップの活かし方を考えつつ、でも交通の流れを乱さないようにとバランスをとりながらの走行。

こんな時はがんばっても適当に走っても、燃費はそんなに変わらないと思います。

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。

簡単ライバル比較

比較まとめ!2019コンパクトワゴン&ミニバン比較

シエンタと簡単比較

同じようなコンセプトで販売台数も競り合っている、トヨタ・シエンタ

古いシエンタはフリードとは比較できないクルマだったけど、2代目対決ではガチのライバル車。カタログに載っている内容だけみれば、同じクルマに思えるほど。

両車の違いは明確

しかしこれが試乗してみると、長所短所が明確に異なっていて、迷う事は少なそう。

  • シエンタは個性的+アクの強いボディ&内装デザイン、その割に乗り味は素直で総合レベルが高い。
  • フリードは一般的+質感高いボディ&内装デザイン、その割にクセが強い乗り味でレベルも低め。

比較すれば特徴は真逆。シエンタはトヨタのコンパクトカーでは相当レベル高いバランス。フリードから見れば相手が悪いのも確か。アクの強い内外装がダメならばフリードという事になりそう。

キューブと簡単比較

長いモデルサイクルで長期間販売されている、日産・キューブ

フリードより一回り小さなボディサイズの2列シートハイトワゴンがキューブ。
主力グレードでフリードのベーシックグレードと価格が近く、装備面を考えると価格的なライバル車だと感じる。

プライベート感強いキューブ

個性的かつ万人受けなボディデザインは、キューブの大きな魅力。デビューから10年前超、未だに高いオシャレ感は他車にはない長所。好きだからと胸張って所有できるコンパクトカーってそんなの多くない。

内容面でフリードと比較すれば、快適性や操縦性など乗り味はけっこう似ている。ただキューブの方がソフトタッチ+ヤンチャで元気。従来的コンパクトカーの延長線上という感じ。

室内は印象が全く異なり、フリードは特にインパネで高い内装質感。
これに対し、キューブのインパネは一昔前の軽自動車レベル。

ただしシートは見た目も機能性も質感高い。車内で寝るとかなければ満足感高いのはフリードかな。

ストリームと簡単比較

2014年まで発売されていた、ホンダ・ストリーム

フリードより一回り大きなボディサイズの3列シートミニバンで、ポジション的にはフリードの一つ上ながらも、新車時の価格で同程度というのも魅力だった。

特徴はヒンジドアで全高が低めという点と、優れた操縦安定性の持ち主という点。コーナーが多い道では規格外と思えるほどのハンドリングを楽しめる。

乗り味の質感が高いストリーム

フリードとの比較では、単純な乗り心地ではフリードの勝ち。半面、乗り心地の質感という部分でストリームの勝ち。フラットで立派な乗り味に高級感がある。

またエンジンは大きいから余裕があり、一方で燃費は旧世代的。フリードのほうが2割程度、良好なイメージ。同様にインパネ造形なども旧世代的で、フリードの方が新しいクルマというイメージが強い。

運転好きならストリームを選ぶと満足度高そうで、でもやっぱり中古車。見た目からして現代的なフリードに魅力を感じる方が多いと思う。

ホンダ大好きな知人がフリード買って...

ボディ・フロントホンダが大好きな女の子、軽自動車乗りながら頑張ってやっと手に入れたのがフリード。

評論家からは評価高く、ホンダだから走りも良いと信じて新車購入。黒いボディに純正エアロを付けて、嬉しくて仕方ないって感じでフリードとの生活を満喫している。

まさに幸せの真っ最中。でもさ、いつか気付くんだよね。

筆者も周りの知人も、以前はさんざんダマサれてきた。最高の1台だと気分絶頂でウキウキ。そう、しばらくの間はね。

この女の子もいつか気付くか聞かされちゃうのか?他車の方が乗りやすいとか知ったらショックだろうな〜。

クルマは高価!生活に占める割合も大きい!ホンダ様にはファンを裏切らない熱意で励んでほしいし、評論家様にはCMみたいな論調から抜けてほしいなと思います。

フリードの特徴10秒チェック

ボディ・フロント斜め単純明快・簡潔に。長所短所をまとめました。お手数ですが意味不明な部分は本文でチェックして下さい。


  • 正統派でノーブルなボディデザイン
  • 質感高い内装、特にインパネが立派
  • 思ったより使えそうな3列目シート
  • 荒っぽいともいえる豪快なエンジン
  • ゆったりとしたミッション・CVT
  • 極低速の市街地で快適。それ以外で低い快適性
  • クセのある操縦性。でも気に入れば気持ちよさそうなハンドリング
フリードのメーター1昼フリードのメーター2夜間

フリード評価総合

ボディ・リア斜め同じ機能ならより小さく。存在する多くのモノが歩んできた道。

クルマも大きいほうが走行性能も快適性も、ミニバンとしての機能だって有利なのは間違いなんだけど、コンパクトにまとまっていくのは世の常なのだろう。

フリードではおまけ以上に使える3列目シートや質感高い内外装にそれを感じる。残念ながら乗り味はまだ無理っぽい。

ライバル車との関係。フリードの場合はシエンタという比較対象から逃れることはできない。そしてシエンタと比較すると、完成度の低さが気になる。

走りやすさも快適性も、ちょっとした気配りだって熱意が感じられるのはシエンタの方。
ホンダのイメージ的に、内容ではシエンタに勝ってほしかった。

ただし、です。シエンタのエグいボディデザインは、人を選ぶと思います。そんな場合の救世主がフリード
ボディもインパネも一般的な方向性で質感高い!フリードの大きな魅力です。

ホンダ フリード

本田

freed (フリード)

  • 試乗グレード:“G・ホンダセンシング”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2018年
  • 新車価格:212万円

概要

  • 型式:GB5
  • 車重:1360kg
  • エンジン排気量:1500cc
  • エンジン型式:L15B
  • ボディサイズ:4265×1695×1710mm
  • 発売時期:2016年09月〜
  • 価格:188万円〜

車両型式

  • GB5 - 1500cc
  • GB6 - 1500cc 4WD
  • GB7 - ハイブリッド
試乗レポ・ライター

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