自動車の為の比較・ホンダ

2013年記事 ホンダ

オデッセイ(RB3)試乗評価「5」
比較と総評

間違いいっぱいの自動車選び。ホンダ・オデッセイ(4代目RB型後期モデル)の試乗レポート。

当ページは5ページ目です。

「競合車比較、評価総合」

ホンダ
  • グレード:“M・エアロP”
  • 型式:RB3
  • 年式:2011年式
  • 車両価格:276万円
  • デビュー年:2008年〜
オデッセイ内装1オデッセイ内装(夜間)

ミニバン系ライバルと比較

最もたるライバル、マークXジオと比較すれば

セダン感覚を重視したちょうどいい妥協点という視点で選べば、トヨタのマークXジオがライバル。

オデッセイと比較してみます。

ミニバン的orセダン的

セダン並の走行性能や、セダンライクな走行感覚をもつのがオデッセイ

マークXジオはミニバン的な感覚。ウィッシュなどローハイトミニバン的な乗り味。ネーミングにマークXと付くのは完全にフェイントw 乗用車的な乗り味をウリにしているけどね、オデッセイと比較しちゃうと全然。

マークXジオは静かなエンジンなど快適性ではオデッセイを大きく上回り、車室内の気配りもさすがトヨタという作り。まるでフランス車的な優雅なボディデザインも魅力。

人気は一番、アル/ヴェルと比較すれば

様々な理由から高い人気を誇るミニバンがトヨタのアルファード/ヴェルファイア。完全にミニバンの親分的存在。

大柄かつ重量級ボディながらも乗り心地に難があるアルファード/ヴェルファイア

神経使わないハンドリング

その代わりというか、ドライバーがコーナーなどで走らせやすいという特長を持っていたりする。

オデッセイとの比較でも、神経質じゃなくて適当に走らせやすいと感じる時もよくある。ドライバーズカーらしい感覚は、オデッセイの強さが圧倒的なんだけど、表現が難しい。

またアルファード/ヴェルファイアは一般的に高級車として認知され、高級車が300万円〜というお値段で味わえるという魅力がでかい!

 


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」

ウィッシュやプレマシークラスと比較

オデッセイよりもう少し車両コストを抑えたコンパクトミニバンにしたらどうなるか?オデッセイより50万円〜80万円安い、トヨタ・ウィッシュやマツダ・プレマシーと比較してみます。

プレマシー(初期モデル&後期スカイアクティブ)

プレマシーは新車時価格帯:180万円〜210万円、エンジン排気量は2000cc、ボディサイズは4585/1750/1650mm。

サイズはミドルクラスだから室内スペースはオデッセイより快適でなく、特に3列目のスペースは非実用的。

またすぐにわかる違いと言えば、インパネの質感、デザインはとてもオデッセイには及びません。

ではプレマシーを2列シートのワゴンとして考えればどう?そう考えれば実用性が高く、車両価格が安くてもしっかり活用してくれると思う。

乗り心地だって一般道レベルなら満足いくレベルで、プレマシーがミニバン系なのを忘れてしまいます。この乗り心地、ちょっとオデッセイにはないものです。

ウイッシュと比較

ウィッシュは新車時価格帯:190万円〜220万円、エンジン排気量は1800ccと2000cc、ボディサイズは4590/1695/1590mm。

お得感高い価格設定が魅力な2代目ウィッシュ。プレマシーほど安くはないけど安全装備充実、リセールバリューも高い。

内容的には、やはりこちらもオデッセイと比較すれば、室内は狭くなり、車内装飾も地味に。ボディサイズ&クラスの違いが明確。
オデッセイから見れば華やかな部分がカットされ、実用車という印象が強まる。

また快適性という部分ではドライバーもパッセンジャーも我慢する必要があります。

クラスなりにボディサイズ小さく、そして無駄な贅沢が省かれたウィッシュ。この分でお値段が50万円〜80万円安いわけですね。

それでもオデッセイよりマイルドなハンドリング特性や、ブレーキングでのピッチング(前のめり)が少ない特性など、オデッセイとは違う良さを持っている。

オデッセイより運転しやすいと感じる方も多いと思います。

ストリームと比較

ストリームは新車時価格帯:200万円前後、エンジン排気量は1800ccと2000cc、ボディサイズは4570×1695×1545mm。

同じホンダのストリーム。オデッセイほど立派なクルマは要らないなという場合の選択肢。3列目シートを使わないユーザーの選択肢としても。

オデッセイとは顔つきは似ているけど走りやすさはストリームの方が上。車格無視というかなんというか、これはもうとやかくいいません。
ストリームのページをご覧下さい!

クルマのキャラクターとしてはホンダらしくドライバー優先の味付け。同乗者の快適性能に関してはオデッセイ同様、ダメダメです。

同価格帯のセダンと比較

オデッセイとマークX、アコード、レガシィ、スカイラインといったセダンを比較。

ホンダ・アコードセダン(CU型)

。欧州車以上に欧州車しちゃってるのがこのアコード。アコードツアラー(ワゴン)も一緒。

固い&かっちりで高速域の安定性重視。なんだけど加速が遅すぎて完全に宝の持ち腐れ。特に2000ccは遅いだけじゃなくてあんまりいいエンジンじゃない。

オデッセイがいくらセダンライクといっても走りやすさではアコードの勝ち。リアシートがとても狭く実質2人乗りだから、比較対象としてはかなり限定されると思います。

トヨタ・マークX(130系)

オデッセイより安価に設定された車両価格で、6気筒+FR+6AT。

エンジンや全開時の加速フィールはもとより、ミッションもオデッセイ・アブソルートの5ATより質感高い。

マークXって日本の道を普通に走るなら普通に高級感を味わえる。

一方、オデッセイのような個性はないから、積極的に選ぶ理由も比較して安いだけ。そしておじさんぽさはどうしようもないところか。クルマは良くても中途半端なイメージが地味すぎる。

オデッセイメーターオデッセイメーター(夜間)

オデッセイ評価総合

オデッセイはミニバンのスタイルをした、プライベートなドライバーズカー。リアシートにゲストをお迎えするクルマじゃありません。2、3列目で静粛性が低く、乗り心地も悪いです。

ヘッドライトいくら上級志向の乗り心地といっても、固いものは固い。静粛性もかなり低くうるさい

1列目と2列目の会話だって、それなりに大きな声で話さないと会話になりません。何しろ、口の動きが見えないから、声が聞こえづらいと何しゃべってんだかわかんない(笑)

間違っても嫁さんのご両親をリアシートにお招きしてはいけません??

ドライバーズカーとして質感で選べば魅力は高い。1人でドライブがメインなら、またミドルクラスセダンが好みでないのならオデッセイ。セダンの代わりになる走行感覚と、アクティブなイメージを提供してくれます。
さらに、いざという時には人も荷物も運べるという魅力を備えます。

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ホンダ オデッセイ(4代目)

本田技研

odessey (オデッセイ)

  • 試乗グレード:“M・エアロP”
  • ミッション:CVT
  • 車両型式:RB3
  • 年式:平成23年式
  • 新車価格:276万円
試乗レポ・ライター

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評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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