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2013年記事 ホンダ オデッセイ
著:ヒラリー男爵

オデッセイ(RB3)試乗「1」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。ホンダ・オデッセイ(M・エアロパッケージ)。後期モデルの試乗レポート。

当ページは1ページ目です。

「内装とエンジン質感」を掲載

ホンダ
  • グレード:“M・エアロP”
  • 型式:RB3
  • 年式:2011年式
  • 車両価格:276万円
  • デビュー年:2008年〜
オデッセイ内装1オデッセイ内装(夜間)

マイチェンでリアガーニッシュが追加され、よりワイド感が強調されたモデル。じっくり試乗してのレポートです。


  1. ここ - オデッセイ「1-1」内装とエンジン評価
  2. 分割 - オデッセイ「1-2」ハンドリングやブレーキ、ミッション
  3. 分割 - オデッセイ「1-3」乗り心地とリアシート快適性
  4. 分割 - オデッセイ「1-4」ラゲッジ、参考燃費と評価総合
  5. 分割 - オデッセイ「1-5」同価格帯のライバル比較

試乗したオデッセイ

試乗車はホンダ・オデッセイ、Mエアロパッケージ。2300cc&CVT。23年式の後期モデルでオドメーターが示す総走行距離は約30000km。車両価格は約280万円。

オデッセイにじっくり試乗しました

短時間のディーラー試乗じゃ長所短所わかりにくいし、ホンダはレンタカーもあまりない。ごもっともです。じっくり試乗しましたので参考にして頂ければ幸いです。

同価格帯の他車と比較評価していきます

主な対象車種。

  • ライバル視されるマークXジオ(ANA10)
  • 正当派セダンのマークXセダン(130系)
  • 欧州車路線で硬派なアコード(CU系)
  • 2割安く買えるウィッシュ(20系)
  • 滑らかな乗り心地のマツダ・プレマシー(CWEAW)

また基準としては中古で買えるモデルも含めて比較評価をまとめていきます。

オデッセイ概要

このオデッセイは「RB3/RB4」という車両型式。クルマ好きからはこの型式で呼ばれています (旧オデッセイはRB1/RB2)。先代RB1が現行RB3になりました。

先代から大幅に進化

エクステリア(リア)

先代オデッセイと比較すると、ボディデザインの変化は僅か。反面、クルマ本来の内容は大幅進化しています。

変化は最小限、進化は超進化。ものすごく良くなりました。

超キープコンセプトながら進化レベルは特別

ボディデザインやインテリアデザインの方向性は一緒。エンジン型式もミッションも一緒。しかし価格は上昇。

価値のないモデルチェンジにも見えますが、内容は大幅進化で価値高すぎるモデルチェンジ。熟成こそ最重要と思えるモデルチェンジです。


※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗レポ・内装

内装・助手席前先代のイメージを継承しているインパネデザイン。一目でオデッセイとわかるお馴染みのそれがブラッシュアップして質感アップ。

内装各部では場所によってはコストダウンを感じさせますが、総合的な質感は向上しています。

スペシャリティな内装

強い奥行き感で高級感を表現し、左右対称な広がりはパッセンジャーとの楽しみを連想。

また複雑な造形は見る者に凝った印象を与え、実用車らしさを感じさせません。スペシャリティ=特別=非日常的。

ステップワゴンを実用ミニバンとすると、オデッセイはプライベートもカバーするミニバン。単なる車格付けだけでなく、方向性の違いも一目瞭然。そこには所有満足度だって大きな差があるでしょう。

インパネからドアまで魅力的な造形

ホンダが凝った内装デザイン=気合い十分な内装をデザインするときは、「それだけで引かれる強さを持っている」と先代オデッセイの試乗レポートに記述させて頂きました。ホンダは昔からワイドで奥行強調したデザインが上手です。

積極的に評価したいのは、スイッチなどは普遍的な位置にレイアウトされている点。 造形は個性的でも操作に迷うことはありません。さらに加飾で表現されたデザインではないから、子供っぽさも感じさせません。もっといえば内装パネルの材質的な質感も気になりにくいです。

質感で重要なのは素の造形。筆者はそう思います。フロントセクションだけでなく、インパネとドアトリムが連続的に繋がるのも上級車的で魅力です。

デザイン凝ってる!質感は?

エアコン吹き出し口細部の質感にも触れないわけにはいきません。インパネ各部には多くのパーツが使われ、部品点数も多いです。これにより写真で見る質感はかなり高くなっています。

実車では異なります。作りの悪い部分に、何かの拍子に気づいてしまう事があります。それは購入後に気づくと、チープだよねという感想に変わるわけです。

今回の試乗車だけかもしれないと前置きした上で、よく見ればパーツ間の隙間は不揃いで、段差も付いています。隙間とズレが目立つのです。

パネル表面の質感については前述の理由から気になることはありませんでした。気になったのは細部。場所によってはコンパクトカーとか最近の軽自動車と同レベルです。試乗車は主力グレードで下から数えれば3つ目。安価なベースグレードではありません。

「オデッセイ=上級車」まで、あと少し!

こと内装に関してはあと少しで相当立派に!ならば1万円高くてもチープさを感じない質感を望みたい。購入後の満足感とか、時間的耐久性。あと少し違えばもっともっと、飽きることなく魅力を感じられそうです。

オデッセイのフロントシート

フロントシート「わかりにくい長所」と「わかりやすい短所」を持つオデッセイのフロントシート。あっこれはオデッセイすべてに言えることでした。

オデッセイのフロントシートは作りが良いのか悪いのか、着座時間に合わせて3段階に印象が変わる

安っぽいけど実はよく出来たシート

試乗中、運転席に15分乗って、次に助手席に10分乗って、同僚と談笑。そこで感じたのは、昔ながらのシート表地。見るからに暑苦しく、すぐに毛玉になりそうというネガティブイメージ。

また気付いたのが、運転席のシートの方が柔らかい!今回の試乗車は新車から3000km走行したクルマ。まさか3000kmでへたったのか??

シート上部が大きかったり、サイドのサポート部分がほどよい固さだったり、良い部分も見つかったんだけど、総合してイマイチシートと評価させて頂きます。

しかしこの評価、ロングドライブをこなすに従って評価が一変することに...。

時間に合わせての3段変化
  1. ドライバーズシートで15分くらいの運転では、シートが柔らかく、足回りも柔らかく感じる。お買い物行くのに快適。これが一段階。
  2. 20分くらい運転していると、足回りのゴツゴツ感が伝わってくるようになる。衝撃の角が立ってくる。ここで座面をチェックすると、予想以上に座面が薄い。これが2段階。
  3. そして3時間を越える連続ドライブ。全然疲れを感じない。その間、1回も座り直していないのに気付く。フルブレーキの続く運転をしても腰の位置がずれてない!ビックリ。

このオデッセイ、徹夜明けで連続300kmの試乗もしました。「クルマの良し悪しは疲れている時こそ際立つ」が持論。

オデッセイを乗りこなしたい欲求もあり、連続200km走行し、満タンだったガソリンもメーターが半分以上減っていた。その時、驚くほど疲労が少なく、あくびさえ出ずに運転に没頭

シートに関する印象が一変したのでじっくりシートをチェックすると、ランバーサポートに弾力性のある何かが使われている!これが背骨を支えてくれているのに気付いた。

ボロくさい見た目だけ変えてくれればわかりやすいのに。やっぱりホンダの車だ(笑)

他のシートなど

筆者「ヒラリー男爵」と同僚の「元自動車整備士」は最近、カムイというシート表皮を使っている某ドイツブランドのシートを購入しました。レカロシートと呼ばれるシートで価格は1脚10万円オーバー。これよりオデッセイのシートが評価されても不思議じゃない。無駄な買い物したかな?なんてね。

また同じホンダのアコードセダン(23年式)のシートも評価出来ると思うし、N-ONE(24年式)のシートも短時間なら凄くいい感じだと思う。
VWゴルフ(6型GTI)ではシートについて面白い記事があります。

試乗レポ・動力性能、エンジン

エンジンは4気筒2400cc、形式はK24A型。アイドリング時からシャカシャカとうるさく、2000回転程度でも高周波な高音が聞こえてくる。

一言で表せば賑やかなエンジンなんだけど、ガラガラジャガジャガといった低品質な音ではありません。もうちょっと品質感を感じさせる音。
またアイドリング中、ステアリングに伝わってくる振動も気にならず。

魅力的なトルクカーブ

シフトセレクターをSレンジにセット。パドルスイッチでギヤをホールドし、アクセルを全開に。有効な加速力が3000回転くらいから盛り上がり、回転数とシンクロするように加速力が盛り上がる

レッドゾーンは6200回転からで、5800回転くらいまで加速に使える。その間、急激なトルクの山や谷も感じられない。刺激はないけどよく出来たNAらしいフィーリングが好印象。

不快感少ないエンジンノイズと低振動

ペダルレイアウトエンジンの質感として、期待していたエンジンノイズはやっぱり良好。良くできたホンダのスポーツエンジンと比較すればコモリ音も強いものの、メカっぽいシャーンといった音が響き渡る

そうそう、こんなエンジンで走りたかったんだと、笑顔は間違いなし!

これと比較すればトヨタの4気筒なんてまるで30年前のトラックw(車内ノイズレベルはトヨタのほうが静かなことが多い)。

エンジンの回転数上昇による振動上昇も少なめ。意地悪に裸足になれば確かに振動はあるが、靴を履いて運転してれば無問題。6気筒選ぶならトヨタだけど4気筒ならホンダという感じかな。オデッセイのK24Aは魅力的です。

オデッセイメーターオデッセイメーター(夜間)

アブソルートとエンジン比較

「M」「MX」というアブソルート以外のグレードでもエンジン質感高いし、VTECの切り替わりらしき変化もわずかに感じる場面もある。実はアブソルート以外もDOHC-VTECらしい。

ではアブソルートってなに?アブソルートのエンジンはハイオク仕様にして圧縮比が高く設定されているらしい。

またミッションが5ATと変更になり、試乗すればフィーリングは異なるし高回転でのエンジン音もレベルアップ。

ただ加速力の差はどうだろう。一応カタログスペックでは30馬力の差がある。体感的な加速力で比較すると、速いクルマが欲しくてアブソルートを選ぶほどの差はないと思う。

エンジンノイズの違いや付加装備の差とか、5ATで味わう楽しみとか。アブソルートに試乗した時はフロントシート間に肘掛けがあり、大きなフットレストが付いていた。こうした演出とかね。

試乗車(Mエアロパッケージ)とアブソルートの価格差は約20万円。売却査定の差を考え、それでアブソルートを選ぶのも有りかもしれませんね。

ホンダ オデッセイ(4代目)

本田技研

odessey (オデッセイ)

  • 試乗グレード:“M・エアロパッケージ”
  • ミッション:CVT
  • 車両型式:RB3
  • 年式:平成23年式
  • 新車価格:276万円

エンジン概要

  • 排気量:2400cc
  • エンジン型式:K24A

その他概要

  • ボディサイズ:4800/1800/1545mm
  • 車重:1600kg
  • 発売開始時期:2008年〜

オデッセイの型式

  • DBA-RB3 - 標準
  • ABA-RB4 - 4WD
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
ヒラリー男爵

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適合バッテリー

オデッセイの適合バッテリー詳細


オデッセイ 4代目

RB3 - K24A 2400cc 2008年〜
55B24L

オデッセイ 4代目

RB4 - K24A 2400cc 2008年〜
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国産車バッテリー

ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

高回転も良く回るし、音の良さが印象を上げる。4気筒としては振動も少ない。

駆動系質感 5段階評価

滑らかではありません。ホールドモードもしょうがないから使うだけ。

足回りの質感 5段階評価

セッティングの好みはあれど質感はなかなかに満足できるはず。

内装の質感 5段階評価

熱意と凝り具合はMAX。質感はMIN。

外装の質感 5段階評価

フロントマスクは立派な反面、全体的には優雅さがない。シルエットはただのバン。

快適性 5段階評価

リアシートに大切なゲストはとてもお迎えできません。

お買い得度 5段階評価

クルマ好きも納得の内容。でもオデッセイの割にはけっこう高くなった。装備面でも残念。


マイナーチェンジで特にリヤのワイド感が強調された。



ミニバンなのにフットレストがでかい!アクセルペダルはつり下げ式。


アブソルートの内装イメージ

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相対評価を5段階比較で!

クルマ評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。明快な5段階評価を続けています。
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