マツダ・メーカー別の特徴と評価、試乗レポート

2022年記事 全6ページ

CX-5試乗(MC後)「2」
乗り心地など快適性

間違いいっぱいの自動車選び。CX-5・2022年式(マイナー後)の試乗レポ。通称「後期CX-5」です。

2ページ目です。

「快適性、乗り心地や静粛性とボディ見切り」

マツダ
  • グレード:“20Sプロアクティブ”
  • 年式:2022年式
  • 車両価格:291万円
  • デビュー年:2018年
CX-5内装・インパネ1CX-5内装・インパネ2

試乗:乗り心地の印象

CX-5:ボディフロント

CX-5で最も好印象だったのが乗り心地。フロントシートで良いのはもちろん、リアシートはだって良かった!

ボディデザイン1ディーゼルエンジン搭載車などグレードにより違いがあると予想します。

述べているのは「2022年式の2000ccガソリンエンジン搭載車」です。

アレもコレも良い乗り心地

ガチガチじゃないのに、ブワブワは最小限、それでいて、ガツンとこない。

別の言葉で表せば、特別硬いわけじゃないのに、上下の揺すられ感は弱く、強い突き上げも感じません

加えて、ハンドリングが緩んでいるというわけでもない。
これら、バランスが良いというよりアッチもコッチもいい!

ゆったりというわけでもない

ボディデザイン2バランスとしてはゆったりとか、しっとりとか、そうした表現よりは締まってます。

でも、不快感は相当にシャットアウトされています。
ボディ全高高く、着座位置も高いSUVとして驚いてしまうレベル。

相当前に試乗したマツダ6と比較すれば、こちらの方が好ましい乗り心地と感じます。

シートがフワフワというわけでもない

ボディデザイン3CX-5のシートは適度な柔らかさ。フワフワじゃないです。
なので短距離での乗り心地を稼ぐというより、長距離長時間にも対応

逆に、クッション性が高いシートで乗り心地を稼ぐ。そう感じるクルマも多々あります。

どこで乗り心地を稼ぐ?

試乗中は動画、静止画、録音とやることいっぱい。あれこれ考える余裕はないので改めて考えてみると、どこが優れているんだろう?

シャシー1シャシー2

ショックアブソーバーが特別とも感じないし、ゴムブッシュやシートが特別柔らかいとも感じない。

各部のフリクションが少ないとか、振動減衰の強いボディ構造とか、ボディとタイヤと揺れ方が合っているとか、もしくはジオメトリーの妙とか。
理由はわからないですがエレガンスなボディデザインに負けてない乗り心地と感じました。

撮影中も好印象!

リアシート全体走行中、手持ちで動画用カメラを回せば、揺れや衝撃はよく分かる。

このCX-5ではかなり撮りやすかったです。

よろしければyoutubeに上げている動画でチェックしてみてください。

 


内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

試乗:静粛性の印象

CX-5:ボディデザイン・サイド

エンジンノイズや排気ノイズがお嫌いでなければ、静粛性も好ましいです。

フロントタイヤロードノイズや他車からの音は、低域がカットされていて不快でない音質です。

輸入車や一部の国産車で感じる、中高域を強くカットされた音質より、こちらの方が快適だと感じます。

最近乗った他車と印象比較

このロードノイズを最近乗った他車と比較すると、レヴォーグやシビックe:HEVより静か、カムリよりはうるさいくらいのイメージです。
(すべて2人乗車時、エンジンはレヴォーグが静か)。

音質的な特性でいうと、低域が目立つノイズはこもり音とも聞こえやすい。CX-5ではこの、こもり音が気にならず良かったです。

特別静かでなくても、筆者はこうしたノイズ特性が好みです。

エンジン音、排気音は聞かせてくれる

予想ですがエンジン音、排気音は聞かせる方向です。

加速中、3000rpm付近を利用する頻度は多く、さらにちょっとした加速では5000rpmくらいまで使用されます。

忙しない反面、楽しさいっぱい!高めの回転数が使用されることもあり、ブォーンブォーンと気持ち良い音が響きます。

ボディ見切りと車両感覚

CX-5:フロントフェンダー

コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。

斜め前の視界と車両感覚

Aピラーは比較的立っていて、ドライバーに近い位置にあります。また太さと厚みは立派です。

視界1視界2

曲がり角や回り込んだコーナーで気になる斜め前の視界、特別悪いと感じることはありませんでした。
三角窓がついてるコンパクトカーなどより、よほどいいです。

視界3でも、見えにくそうな圧迫感はあります。

Aピラーは太くて厚い(逞しさともいえる)。

よく見ればピラー下部に、エアコンダクトがレイアウトされています。
凝った作りで内装の質感には貢献しているのでしょうが、これのせいで太いのかな?って思ってしまいます。

左前方の感覚

ドラポジに対してインパネは高く、見切りや車両感覚の取りやすさは、あまりよくない可能性があります。筆者的には並でした。

低めに座るのが好きなのですが、シートを最も上げて座っても違和感感じないくらい。なので小柄な方は、左前方の感覚を念入りにチェックされるのがよろしいかと思います。

視界4視界5

目の前のメーターフードも大きく、正面から見てもボリュームあります。

視界6

しかしそれでも、多くのコンパクトカーよりは感覚が取りやすいです。

イメージ的に、ボディサイズに対して車内が広いクルマほど、乗りにくさを感じる事が多いです。

斜め後ろ

視界7

助手席側の斜め後ろは普通です。ただSUVボディでガラスの位置は高いでしょうから、ドラミラーとBSMが頼りになります。

また運転席側で振り返った時は、Bピラーも厚みが気になりました。

目視しか信用できなーい!という方はこのあたりご確認ください。

リアシートでの印象

リアシートの乗り心地も好印象!

リアシートリアタイヤ

普通はフロントシート比較して、リアシートの乗り心地が落ちる事を考えれば、コッチの方が素晴らしいと言いたいくらい。

詳しくはリアシートのページに記します。

CX-5内装・メーター1CX-5内装・メーター2夜間

動画:久々のマツダ車、どう感じる?

1年ぶりのマツダ車に乗って感じた印象など、乗った瞬間から撮影し、動画で述べています。

マツダ CX-5

マツダ

CX-5 ガソリン

  • 試乗グレード:“20Sプロアクティブ”
  • 年式:2022年マイナー後
  • ミッション:6AT
  • 型式:KFEP
  • 車両価格:291万円

概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:PE-VPS

その他概要

  • ボディサイズ:4575×1845×1690mm
  • ホイールベース:2700mm
  • 車重:1540kg
  • 発売開始時期:2018年〜
  • 新車時価格帯:250万円〜400万円
試乗レポ・ライター

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