間違いいっぱいの自動車選び。CX-5・2022年式(マイナー後)の試乗レポ。通称「後期CX-5」です。
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マツダ・CX-5(KF型KFEP・2000ccガソリンモデル)グレード「20Sプロアクティブ」です。
CX-5で最も好印象だったのが乗り心地。フロントシートで良いのはもちろん、リアシートはだって良かった!
ディーゼルエンジン搭載車などグレードにより違いがあると予想します。
述べているのは「2022年式の2000ccガソリンエンジン搭載車」です。
ガチガチじゃないのに、ブワブワは最小限、それでいて、ガツンとこない。
別の言葉で表せば、特別硬いわけじゃないのに、上下の揺すられ感は弱く、強い突き上げも感じません。
加えて、ハンドリングが緩んでいるというわけでもない。
これら、バランスが良いというよりアッチもコッチもいい!
バランスとしてはゆったりとか、しっとりとか、そうした表現よりは締まってます。
でも、不快感は相当にシャットアウトされています。
ボディ全高高く、着座位置も高いSUVとして驚いてしまうレベル。
相当前に試乗したマツダ6と比較すれば、こちらの方が好ましい乗り心地と感じます。
CX-5のシートは適度な柔らかさ。フワフワじゃないです。
なので短距離での乗り心地を稼ぐというより、長距離長時間にも対応。
逆に、クッション性が高いシートで乗り心地を稼ぐ。そう感じるクルマも多々あります。
試乗中は動画、静止画、録音とやることいっぱい。あれこれ考える余裕はないので改めて考えてみると、どこが優れているんだろう?
ショックアブソーバーが特別とも感じないし、ゴムブッシュやシートが特別柔らかいとも感じない。
各部のフリクションが少ないとか、振動減衰の強いボディ構造とか、ボディとタイヤと揺れ方が合っているとか、もしくはジオメトリーの妙とか。
理由はわからないですがエレガンスなボディデザインに負けてない乗り心地と感じました。
走行中、手持ちで動画用カメラを回せば、揺れや衝撃はよく分かる。
このCX-5ではかなり撮りやすかったです。
よろしければyoutubeに上げている動画でチェックしてみてください。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
エンジンノイズや排気ノイズがお嫌いでなければ、静粛性も好ましいです。
ロードノイズや他車からの音は、低域がカットされていて不快でない音質です。
輸入車や一部の国産車で感じる、中高域を強くカットされた音質より、こちらの方が快適だと感じます。
このロードノイズを最近乗った他車と比較すると、レヴォーグやシビックe:HEVより静か、カムリよりはうるさいくらいのイメージです。
(すべて2人乗車時、エンジンはレヴォーグが静か)。
音質的な特性でいうと、低域が目立つノイズはこもり音とも聞こえやすい。CX-5ではこの、こもり音が気にならず良かったです。
特別静かでなくても、筆者はこうしたノイズ特性が好みです。
予想ですがエンジン音、排気音は聞かせる方向です。
加速中、3000rpm付近を利用する頻度は多く、さらにちょっとした加速では5000rpmくらいまで使用されます。
忙しない反面、楽しさいっぱい!高めの回転数が使用されることもあり、ブォーンブォーンと気持ち良い音が響きます。
コーナーや挟路地で気になる、ボディ見切りと車両感覚のとりやすさについて。
Aピラーは比較的立っていて、ドライバーに近い位置にあります。また太さと厚みは立派です。
曲がり角や回り込んだコーナーで気になる斜め前の視界、特別悪いと感じることはありませんでした。
三角窓がついてるコンパクトカーなどより、よほどいいです。
でも、見えにくそうな圧迫感はあります。
Aピラーは太くて厚い(逞しさともいえる)。
よく見ればピラー下部に、エアコンダクトがレイアウトされています。
凝った作りで内装の質感には貢献しているのでしょうが、これのせいで太いのかな?って思ってしまいます。
ドラポジに対してインパネは高く、見切りや車両感覚の取りやすさは、あまりよくない可能性があります。筆者的には並でした。
低めに座るのが好きなのですが、シートを最も上げて座っても違和感感じないくらい。なので小柄な方は、左前方の感覚を念入りにチェックされるのがよろしいかと思います。
目の前のメーターフードも大きく、正面から見てもボリュームあります。
しかしそれでも、多くのコンパクトカーよりは感覚が取りやすいです。
イメージ的に、ボディサイズに対して車内が広いクルマほど、乗りにくさを感じる事が多いです。
助手席側の斜め後ろは普通です。ただSUVボディでガラスの位置は高いでしょうから、ドラミラーとBSMが頼りになります。
また運転席側で振り返った時は、Bピラーも厚みが気になりました。
目視しか信用できなーい!という方はこのあたりご確認ください。
リアシートの乗り心地も好印象!
普通はフロントシート比較して、リアシートの乗り心地が落ちる事を考えれば、コッチの方が素晴らしいと言いたいくらい。
詳しくはリアシートのページに記します。
1年ぶりのマツダ車に乗って感じた印象など、乗った瞬間から撮影し、動画で述べています。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。