マツダ・メーカー別の特徴と評価、試乗レポート

2022年記事 全6ページ

CX-5試乗レビュー「7」
2024年式スマートエディション

間違いいっぱいの自動車選び。CX-5・2024年式の試乗感を追記。

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「CX-5改めて気づいた長所短所、魅力」

マツダ
  • グレード:“スマートエディション”
  • 年式:2024年式
  • 車両価格:291万円
  • 新車価格帯:250〜400万円
  • デビュー年:2018年
CX-5内装・インパネ1CX-5内装・インパネ2

グレード「20Sスマートエディション」

CX-5:

CX-5、20Sスマートエディション。2023&2024モデルのみ存在するグレードで、装備類が限定されるベーシックなグレードです。

価格は据え置きながら

価格は291万円。以前の「プロアクティブ」というグレードと同価格です。価格は一緒ながら装備は多少省かれ、主なところではパワーテールゲートが省かれます

ちょうど値上げされる車種が多い時期で、大幅値上げされることも多々あります。
そんな中ですから、装備省いても価格キープは素直に嬉しい!求めれば求めるだけ、クルマの価格は上がっていくからね。

走る部分の質はそのまま

加えて、走る部分の質感を削ってないのが嬉しいところ。
普通は見えにくい部分、わかりにくい部分から削るだろうというのは予想できます。

ステアリングエンジンルーム

1年開けてのCX-5試乗では、少なくても質の低下は感じられず。この辺りがマツダらしいところ。トヨタだったら?ホンダだったら?マツダの他車種だったら?想像してみると面白いです。

2025モデルからは別のグレード名

CX-5:

2025年のCX-5は値下げ傾向!新しいグレード名が与えられた「20S iセレクション」は281万円。「XD iセレクション」は313万円

次期型が噂されるモデル末期ということを考えれば、ここから値引きを引き出したいところだけど、値上げが当たり前の時期の値下げは嬉しすぎます。
スターティングプライスの値下げって、なかなかないよね。

iセレクションでも装備的にはクラス以上と感じられ、360度モニターなど標準装備。下のクラスで上級グレードを選ぶような装備が標準です。

 


内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!

めちゃくちゃいい!けど、わかりにくい魅力

CX-5:

1年ぶりにCX-5試乗し、良いと思える点がいっぱい。劇的に進化したということはないだろうから、筆者の感覚の変化で、今まで気づかなかった魅力に気付けたのかも。

普段乗るクルマ、基準にするクルマ、CX-5への期待、記憶の美化、芯となる印象はしっかり言語化して脳内に貯めているものの、考え方は進化し続けてるはず。みんなそうだよね。

長所でもあり短所でもある、わかりやすい部分

CX-5:

今回のCX-5試乗で最も楽しく感じたのが、「細かな操作に反応してくれるエンジンとステップ式AT」。

低回転でも反応明確なアクセルペダル

ごく低回転の1000回転1500回転での話。反応シャープな高回転での話じゃないです。

アクセルペダル操作、細かい1%単位の操作に反応してくれて、僅かな加減速や音の変化で反応を返してくれる。

細かなアクセルワークに反応してくれる!

アクセルペダル細かい操作に応えてくれるから、アクセル全閉にしないアクセルワークが凄く楽しい!すごく、すごくです。

完全にアクセルを離さない領域での操作。

例えば5%踏んで1%まで戻して、3%踏む。アクセル開度センサーで電圧をモニターしているようなアクセルワークが楽しめます。

渋滞中だって楽しいし滑らか!

CX-5ステアリング同時に、相当に滑らかな運転が可能だから、渋滞中だって楽しいし快適。

スポーツカーじゃないし2000ccクラスだし普通の4気筒だし。ついでにSUVだし。でもね、これがいいのよ。

今まで本格的なMTが基準になっていたのかもしれない。するとステップ式ATの魅力やエンジン・ミッションの緻密な制御から良さを感じられなかったかも。

以下続けて、CX-5惜しいよねという話。

多数派層よりこだわりの層、向きか?

CX-5:

上記の魅力、音で応えてくれるからわかりやすい。けど、細かな操作をしない&意識がないユーザーからすれば、うるさいとなるかも。

比較的に見るとわかりやすい!

このあたり、ハリアーと比較すると面白いです。
ちょうど2024年式同士でCX-5とハリアーを比較できたので以下。

  • CX-5は、低回転でノイズ大きめ、振動も伝えてくる。ただしレスポンス良好。
  • ハリアーは、低回転で静か、振動も控えめ。ただしCVTの動きは違和感ある動き。

特別なクルマ好きではないユーザーにどっちが好まれるかは、わかりやすいよね。

CX-5ボディ斜めフロントハリアーボディデザイン

ペルソナとか呼ばれるターゲット層、主たるユーザー、どういったお客様に向けた商品かという点で違いが感じられます。自分はここで選ぶなら即答でCX-5。

続けてもう少し
  • CX-5は、高回転で静か。5000回転キープも快適。
  • ハリアーは、高回転でノイズが盛り上がる。振動も盛り上がる。

低回転での特徴に加えて高回転も加えると、凄くわかりやすい。

ハリアーのM20A型2000ccは、高回転での盛り上がりがかなり豪快。アクセル開度が高いときは、びっくりするほどノイズも振動も盛り上がる。

繊細に煮詰められ、山道で高回転キープが苦にならないCX-5と、日常で静か、踏めばメリハリ強いハリアー。
とってもわかりやすく、楽しい比較でした。

どっち選ぶか?パワトレだけなら甲乙付けがし。ただクルマ全体で見ればハリアーの方が動きが荒っぽい。デビュー時からね。
代わりに異なる魅力があるけど、もう少し洗練してほしいなと思う部分があります。

すでにCX-5お乗りなら

CX-5:

上記で上げたレスポンスの話とか、繊細に詰められたような細かな部分。オーナー様には味わって欲しいし、誇って欲しいと思う。

メーカーのCMじゃないよ。こういったクルマが当たり前になって欲しいだけ。

これなら運転が上手くなりますって!

アクセルをわずかに踏む時、細かな操作を意識し、返ってくる反応を意識する。これだけで、クルマと対話できて楽しいし、先読みしながらの滑らか運転がどんどん上達するはずです。

乗り心地は相変わらずの魅力

CX-5:

今回試乗したCX-5は、oddメーター6000km。タイヤ空気圧をビシッと調整して運転すれば、今までと同じ良さが感じられました。

リアシートに座って走行しても同様です。
真冬で寒かったので、その分くらい、気持ち硬さがあったかなという印象。

最適すぎるほど最適

走行性能優先という事も多いマツダ車の中で、快適性が重視されているであろうバランス。フロントシートでもリアシートでも、この良さを感じられます。

同乗者とリアシート衝撃柔らかく、落ち着きもしっかり。
特にピッチングが抑えられた乗り心地とか、お手本的な穏やかステアフィールとか、締まりすぎてない減衰特性とか、同乗者がいるドライブには最適すぎるほど最適。

こうした部分、単に柔らかいだけじゃないとか、言葉変えれば賛辞はいくらでも!ってくらいの魅力です。

逆に、ダンパーの質がもうちょっと...ハンドルに振動が...欲だって言い出せばキリがありません。

と考えていくと、現在の筆者にとって、最適と思える快適性と走行フィールです。

CX-5弱点どこ?

乗り心地良くて、挙動は落ち着き、ハンドリングやパワトレだってクルマとしっかりコミュニケーションが取れる。

ボディデザイン・サイドボディデザイン・リア

良い点ばかりだけどすると、弱点ないの?って話にもなります。

そしたらそれは、当然あります。単純な良し悪しだけではなくて、誰かにとっての長所は誰かにとっての短所という場合もある。

CX-5で「ここは短所として捉える方も多いだろうな」という点を、動画にしています。

下記ページに動画を埋め込んでいます。
CX-5ガソリンモデル(特徴概要)

 


評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポートです。

CX-5内装・メーター1CX-5内装・メーター2夜間

動画:2024年式CX-5、レビュー総合

2024年式CX-5に試乗して、改めて感じた魅力や長所短所、動画でまとめます。

準備中です

マツダ CX-5

マツダ

CX-5 ガソリン

  • 試乗グレード:“スマートエディション”
  • 年式:2024年
  • ミッション:6AT
  • 型式:KFEP
  • 車両価格:291万円

概要

  • 排気量:2000cc
  • エンジン型式:PE-VPS

その他概要

  • ボディサイズ:4575×1845×1690mm
  • 車重:1540kg
  • 発売開始時期:2018年〜
  • 新車価格帯:250〜400万円
試乗レポ・ライター

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