間違いいっぱいの自動車選び。2021年式スイフトの試乗レビュー。当ページはマイナー後の試乗感です。
8ページ目です!
スズキ・スイフト(4代目ZC83S・グレードXL)CVTモデルです。
当ページは後期モデルの試乗感です。グレード「XGリミテッド」。1200ccエンジンとCVTが組み合わされます。
カタログ値890kgという車両重量はやっぱり軽い!それでいて、デビュー初期モデルで気になった部分が、改善されていました。
軽さを感じられる部分と、大人っぽい走り方が似合う部分。ハンドリングはかなり良い!と評価させてください。
2年前の記憶と比較してもわかります。すごく良くなった!乗りやすくなった!最高です! とまでいいたいくらい。
以前試乗したスイフト数台は、妙にキビキビ感が強調され、受ける印象はフラフラ。
今回の2021年式はそんな初期モデルとは異なり、フロントサスペンション引き締まり、EPS(電動パワステ)もふらつきにくい方向に変わった可能性。
EPSはモーターで押さえつけるフィールが強いのと、ハンドルを戻すときはグワッと回されるようなフィール。
気になりにくい弱点と、とても大きい長所を持ってきてくれた感じ。
スイスポっぽい!丁寧にも豪快にも対応というスイスポの魅力。そして車体の動き方。
このスイフトも動きが近づきました。嬉しいです。
一番はハンドルを素早く回したとき。キュッキュッっと反応し、キュッキュッと元に戻る。
素早く反応してくれて、揺り戻しも気にならず。
アグレッシブに走るとわかりやすく、スパッとハンドル回す乗り方だと、魅力を味わいやすいです。サスペンション内側が伸びて素早く旋回姿勢に入って、ハンドル戻すときも素早く操作についてくる。
普通に走っても、S字コーナーの切り返しとか、得意中の得意。ヒラリヒラリと不快感なく向きを変えます。
上記と矛盾するように、ジワっとお手本のような運転もしっくりきます。
コーナー遠くから少しずつハンドル切って、操作ゆっくり操作量少なく。こうした乗り方だってめちゃくちゃ乗りやすい!
さらにリアサスペンションもしっかりストローク。片側全体が動いて、前も後ろも同じようにロールする。
マジですか...ってくらいの素晴らしさ。コンパクトカーのベーシックグレードだよこのクルマ...。
丁寧な運転にもアグレッシブな運転にも応えてくれて、リアをしっかり使って曲がるロール感。スイスポ(スイフトスポーツ)の良さを手に入れちゃったみたい。
スイフトに試乗中、気になったのはドラポジと視界です。
足から合わせると、ハンドルが遠い。手から合わせると、足がきつくて操作が雑になる。
テレスコピック付いてるからハンドルは手前に引けるんだけど、それでも遠い。自分の場合は、手が伸び気味になるくらいじゃなくて、背中が浮いちゃうくらい。
そして背もたれ起こすと、座面との角度が合わず、落ちついて座れない。座面は前上がりで背もたれは直角近く。けっこうな妥協が必要でした。
ブレーキが敏感だから、足首の自由度を最大限に確保したいんだけどね。
前方の視界を邪魔してるのがワイパーアーム。大きく上に出っ張っています。それによって、貴重な低い位置の視界を遮っています。
同じスズキでも2代目ハスラーではワイパーが隠れていたので、次期型では改良が期待できます。
軽量ボディでキビキビ感高く、ギクシャクする部分だって気楽に使えるコンパクトらしさ。
気軽に手軽に、時には軽快さを味わうような走り方をすれば楽しい!
特にセカンドカー用途だったら、気楽に動かしたくなるのは大きな魅力。通勤目的のセカンドカーだとしたら、細かい事気にせずに走れるから、これまた魅力を味わえる。
上級車とか滑らかさが重視されたクルマって、丁寧に運転しなきゃ。そんな気分になってしまう方にこそ、気軽に運転できる快適さを感じてほしいです。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
乗り心地や静粛性といった快適性をひとことだけ。新車時のタイヤから変わっていた可能性(BSエコピア装着)があるのでさらっといきます。
あとは動画で話しています。
小さなぼこぼこ、路面の小さなアレは、予想以上にシャットアウトされていました。例えばこんな感じ。
「前のガタガタは避けなきゃ」
「あれ踏んじゃった」
「なんてことないよ」
足回りから音が響いてくるし、車両は小刻みに上下するし、ゴツゴツしそうなもの。だけど、衝撃は気になりません。
ここでも、足回りからはガチャガチャガチャ、ドカドカと音がでます。大きな音でね。
でも、衝撃はたいして気にならず。
小刻みに上下するところと、ドカドカした音のノイズ。このあたりが軽量なコンパクトカーという感触。
タイヤの山は半分くらいという車体で、ゴーゴーするノイズはかなりの音量で響いていました。
シャーというノイズも、窓閉まってるよね?と、たびたび確認するくらい。控えめには言えないくらい、うるさいです。
静粛性はスイフトで妥協されてる部分と思いました。
液晶表示部を使用しての車両設定は操作が煩雑。知らないと難しいです。
設定画面への入り方は、ステアリングスイッチ左手側のinfoスイッチを長押し。
そこからはメーター右下に飛びでたレバーを使ってメニュー移動。そして決定はまた、infoのスイッチ。
画像左:tripメーターの切り替えを行うスイッチ。
画像右:通常時はメーター照度調整、設定中はメニュー移動。
ステアリングスイッチに上下左右のコマンダーはありますが、設定では機能しません。(壊れてなければ)上記のように操作します。
この辺が、最近進歩が早かった部分。仕方ないけど古さがわかりやすいかな。
エンジンは音良く、スポーツモードなら高回転をよく使ってくれて、雰囲気は上々。CVTはラグにギクシャクでちょっと古さを感じます。
1200ccの4気筒エンジン。中〜高回転でうるさいと感じにくい音は、3気筒エンジンより魅力的。
ただ、ロードノイズなど他のノイズがうるさく、音良いエンジンノイズが聞こえにくい。そこが残念。
CVTはフィールに古さを感じます。
アクセル開度が小さいときは、ギクシャクしたり、迷って上下したり、急にトルク感が強まったり、乗りにくいです。
アクセル開度大きいときは、トルク感が高まるまでにラグを感じます。低速側に変速して、回転上げて、そこから加速。
シフトセレクター親指のところにあるスイッチを押してスポーツモードにすると、3000回転付近を常用し、大きく踏めば6000回転もよく使います。
また時速90kmくらいでステップ式のようにシフトアップ制御が入り、5000rpm〜また6000rpmを目指し加速となります。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。一部の画像は拡大します。
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違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。