間違いいっぱいの自動車選び。ホンダ・フィット(GE系)13G・Fパッケージの試乗レポート。
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スポーティグレード「RS」追ってレポートを掲載予定です。
試乗時の燃費は「16.5km/L(満タン方)」。車載の燃費計には17km/Lくらいが表示されていた時間が長かったです。
写真にある燃費は都内走行時の燃費。12.3km/Lが表示。
走行パターンは夜間の郊外をメインに、くねくね道、高速道路、市街地を含みます。
エコランは特別意識せず、ドライバーによる違いをなくすために合計3名が運転。乗車人数は1〜3名乗車。最大では男性2人と女性1名が乗車しています。これで最終的な燃費は16.5km/Lでした。
感想は、十分燃費良好。常にこれくらい走ってくれれば満足です。
初代フィットはコンパクトカークラスの価格帯そのまま、競合車より一回り大きなボディサイズで登場。ヴィッツクラスでありながらカローラに近づくようなサイズで登場しました。
他メーカーから見れば「抜け駆け」的なズルイ車だったでしょう。結果はもちろん大ヒット。2代目で新設計のプラットフォームになるなど、お金の掛け具合からもヒットの度合いがわかります。
普通は2〜3世代での変更が一般的。ただしフィットの変更点が如何ほどかは不明。
車内広さと同時に燃費の良さも魅力としてアピールされました。自己所有の初代フィット1500ccでは、長距離走行で燃費20km/L(乗車人数3名)を記録しています。
基本的に燃費は排気量なり=加速なり。加速を楽しむようにキビキビ走れば燃費は悪化。筆者の場合では13km/Lぐらいになります。逆にいえばそれでも13km/L。気楽に楽しめます。
内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
ハンドリングについて、ステアリングギヤ比(ロックtoロック)はゆるめな印象。キャラクター的には軽快感というより変な落ち着きが特徴と評価させて頂きます。
かなりの速度で走られる方には良いかもしれない反面、デミオやスイフトのようなキビキビ感はなし、さらに自然に走れる感覚がなく、ドライバーがクルマ酔いしちゃうかもしれない。そんな感じなんで走行フィールは厳しめ評価。
フィットを運転して、「十分普通に運転できる、楽しい」という人もいれば、編集スタッフのヒラリーは「こんなクルマを運転するのは久しぶり、最高に疲れる」と正反対の評価を。
「どんなクルマでも動かすという行為が楽しい。楽しむという気持ちがあれば何でも楽しい」といっている。しかしフィットに限って、「ものすごくイヤ」と、ヒラリー談。
センタータンクだからフロントの着座感覚が不自然、そしてハンドルを回すとチープな感触。これは軽自動車と同レベルでヨーが立ち上がる感触がわかりにくい感じは軽自動車以下。
走ればクルマはもっと速度を上げろと言ってくるが、操作に対する反応が希薄でペース落としたくなる。走りにくいし不快極まりない。
日常の領域では条件付きで不快度MAX。デミオやスイフトを本マグロと表現すれば、フィットはビンチョウマグロ。トロか赤みか?で選べるレベルになってくれたら、もう迷うことはないんだけどね。
ホンダのディーラーに行ってフィットRSに試乗させてもらい、見積もりを貰いました。
ミッションは6MTもCVTも価格は一緒。オプションはフロアマットとスマートキー、特別塗装色といった程度。
この状態で、支払総額は約10万円の差。なんで?と思って見積書を見渡せば、取得税の減税が異なる。フィットRSは減税無し。フィット・ハイブリッドRSのCVTは75%減税、ハイブリッドRSの6MTは50%減税との事。値引き額は同一でした。
どちらといえばハイブリッドRSの方がお得なんでしょうけど、200万円を越えるフィットって考えちゃいます。
俺はコンパクトスポーツが欲しいんだ!という場合には、スイスポ、ジュークGT、コルトラリーアートというあたり。その他はポロならフィットRSの方が良い部分も感じるし、ヴィッツのRSは乗り味の質感がちょっと厳しい。
スイフトスポーツの価格は1600ccで168万円(MT)。エコ関連の減税無しで総額200万円辺り。コルト・ラリーアートはもう少し高価で総額230万円を超えてくる。
ジュークGT(CVT)はさらに高価で、1600cc+ターボで220万円、減税なしで総額250万円を超えるだろう。
ジュークGTの車重は1290kgとミドルクラス級なんだけど、価格もミドルクラス。ホントにアコードクラスと変わらない価格に(アコードも2400ccで360万円というグレードも有り)。
価格帯が上位クラスとオーバーラップするコンパクトカーのスポーティグレードは余裕がないと選べないクルマみたいです。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
ハンドルを握って高速道路を走るとなかなかに直進がしづらい。実はフィットに限らずまっすぐ走りにくいクルマって意外と存在する。
見切りが悪いのか走行安定性という性能が悪いのか、なんだかはよくわからない。
以前は法定速度での巡航ならどのクルマだって大差はないと思っていたが、実は違いがあると最近感じる。フィットだってものの数分ならいい速度で走る事もできるけど、疲労感が半端ない(歳のせい?)
よくわかるのは助手席に乗車したとき。とにかく肩がこる(笑)。ちょうど軽自動車が路面のうなりで揺すられるのと一緒のような。改善を特に望みたい部分です。
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実用車では定番といえるアッパーグローブボックス。
フィットのフロントシートにはインパネ、ドア、コンソール下部で合計6個のカップホルダーがある。
上がこのページのフィット。下がフィットシャトル(ワゴンの兄弟車)。塗装対メッキやメーター照明色の違いがある。
FITの内装(RS、1500cc)シート座面はオレンジ。グレード「She's)の内装はピンク/ブラウン系の内装色となる
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。