フィット(GK3)/P6・価格、ライバル比較と評価総合

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(2015年記事 ホンダ フィット13G
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵)

フィット(3代目)試乗「6」

評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。グッとレベルアップした3代目フィット(GK3)の試乗レポート。グレードはベーシックな「13G」

当ページは6ページ目です。「価格の話題、ライバル比較と評価総合」など掲載。

フィットのインパネコクピット2
ホンダ
  • グレード:“13G”
  • 型式:GK3
  • 車両価格:130万円
  • デビュー年:2013年9月〜

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  1. 分割page - フィット試乗「1-1」概要と内装・エンジン・ミッション
  2. 分割page - フィット試乗「1-2」ハンドリングと走行感覚
  3. 分割page - フィット試乗「1-3」乗り心地と静粛性
  4. 分割page - フィット試乗「1-4」リアシートとラゲッジスペース
  5. 分割page - フィット試乗「1-5」燃費と個性の強さ
  6. このpage - フィット試乗「1-6」他車比較と評価総合

関連ページ - 2016〜17コンパクトカー比較(ベーシックグレード編)

フィット「13G」の価格は安い!

エクステリア リアフィットのグレード「13G」(ベースグレード)の価格はデビュー時で126万円、2015年9月時点で130万円

この価格で横滑り防止装置や使いやすいアイドリングストップが標準装備。

また「13G」には3つのパッケージオプションが用意され、「Fパッケージ」というのが販売の主力らしい。こちらエアコンがオートタイプになり、スマートキー、赤外線カットガラス、ラゲッジルーム照明がついて142万円。

コンパクトカーで130万円〜というと、高価イメージを持たれるかもしれない。確かにほんの10年前のコンパクトカーと比較しても価格は上がっている。初代スイフト(2002年)なんて1300ccで79万円だったしね。

しかし現在のライバルと比較すれば、フィット3の価格には割安感がある。軽自動車と比較しても、やっぱりお得感高い。

デミオと比較してみれば?

4代目デミオの1300ccガソリンエンジン搭載車。このデミオはスゴイ!何がスゴイって致命的な欠点が無くてバランスがいい。乗り心地と安定性のバランスとか、車内スペースとボディデザインのバランスとか。

ディーゼルエンジン搭載車は長所短所が強いんだけど、ガソリンモデルこれは絶妙に万人受けしそうなキャラクターの持ち主。

車内スペースでフィット優勢

フィットと比較すれば、乗り心地でデミオの勝ち。運転しやすさより立派感が重視されただろうというのは一緒。車内スペースはハッキリとフィットの方が広いし、ラゲッジは使いやすいし、直進安定性もフィットの方が好ましい。

パワー感でフィット優勢

デミオで最も不満が出そうなのは、エンジン&ミッションのパワー感。4人乗車ではキツイの一言で、そうじゃなくても合流や車線変更、あとは上り坂、忙しくて疲れる。

エンジンノイズは正当派の良い音と思えるんだけどね。パワー感で選べばフィット

地味に嬉しいフィットのお得感

装備や条件面。デミオのベースグレードは135万円。タコメーターと燃費計が省かれる。マニュアルエアコンはフィットと一緒。この辺り見ればフィットの方がオトクかな。また最近のマツダは条件が渋い。値引きどうだろう?

それからもう一つ。ナビゲーション使うことが多いならデミオのそれはちょっと厳しい。しかも使わなければ邪魔な位置にデザインされている。フィットはRSに付いていたメーカー装着ナビがかなり使いやすかった(お値段は高価)。

ヴィッツと比較してみれば?

例えばトヨタ・ヴィッツフィットと同じ130万円では1000ccの3気筒エンジン搭載車しか買えない

「10F・スマートストップ」で137万円。ヴィッツってフィットより高級だったかw

気軽、でも質感でフィット

実際のトコロ試乗すれば、ヴィッツの1000ccもフィットよりは乗り心地がよく快適。しかも普通に走りやすい。気軽に乗りやすいよね。

でも高級感とか品質感という部分では、フィットの方がワンランク上。インテリアなんて誰が見ても一目瞭然。フィットの方が安くて、エンジン質感も高ければパワーも大きい。そして内装も立派

ヴィッツで1300ccエンジンを選択すれば、145万円。これでフィット「13G」にやや劣る装備内容。ハッキリ高いよね。カローラ同価格帯、2割の上乗せでオーリスの価格帯。ヴィッツは安いナビと値引きで頑張って貰うしかない。

ヴィッツと比較その2、ビッグマイチェン後の比較

例えばトヨタ・ヴィッツその22014年のビッグマイナー後の印象で補足

マイチェン前も後も、全体的な質感はフィットの方が高いのは間違いない。見える部分に関しても、走行的質感に関しても。

少しだけヴィッツの方がいい部分もある。それはエンジン、「1NR-FKE」という新しいエンジンは、音と振動という部分でフィットを上回ると思えるようになった。車内での静粛性も高く、こと室内に聞こえる音質は悪くない。

ただの動力源的なトヨタの4気筒エンジンが、質感でホンダのエンジンと比較できるようなったのはビックリ。

普通っぽいエンジンでヴィッツ魅力

キャラクター的には、個性派フィットのエンジンに、正統派ヴィッツのエンジンという印象。

また乗り心地に関して、ヴィッツも1300ccはやや固めながら、ガチガチなフィットよりはマシな乗り心地。ダンパーの抜けている部分もあって、ブルブルはありながらもフィットよりは優しく段差を越えていきます。

ノートと比較してみれば?

日産ノート。室内スペースの広さでフィットと勝負できる貴重なライバル。ボディサイズはフィットより大きい。

フィットとノートを比較すると、絶対的に安いのはフィット。ノートのベーシックグレード「X」は146万円。フィットの方が安く、それでいて”フィットは4気筒エンジン”で”ノートは3気筒エンジン”という差がある。ノートの3気筒も悪くはないが音は極端にチープ。もちろん高級なのはフィットの方。

衝突軽減ブレーキつければコスパ同等

ノートは条件があえばフィットと並ぶお得感を発揮する。具体的には、ホンダより評判の良い衝突軽減ブレーキが標準装備。それから高価なナビゲーションを装着しなくてもバックモニターだけ装着できる。
ちょっと前に購入前提で見積もりしてもらい、この装備で総額150万円。

余計なモノいらない&ナビは欲しい、ならフィットのお得感が高い。ノートは求める条件が一致すればこそ。

乗り心地が魅力のノート

このクラスでノートの乗り心地はスイフトの次に良いと思う。乗り心地の良さに惹かれたら魅力。フィットは同世代デミオと並んで最も不快なレベルだから、広さ&快適で選べばノートしかない。

その他の部分では、ハンドル握った質感、内装質感でややフィット優勢。

マーチと比較してみれば?

日産マーチ、残念ながら比較対象としては大いに役不足。敢えて言えば「軽自動車のようなコンパクト感が強い」。

そんな良さがあるけれど、それなら軽自動車がある。そして軽自動車の方が仕立てが立派かつ乗り心地が良いことも多々ある。

マーチのほうが優れていそうなのは衝突安全性くらいでしょうか。同じ値段なら、筆者を信じて頂けるなら、無条件でフィットを選択してくださいw

スイフト(3代目)と比較してみれば?

スズキスイフト、安いイメージだけど実はそんなに安くない。

マイナーチェンジで追加された新エンジン搭載車は立派な値段が付いて、ベースグレード(XG)で132万円&144万円。

装備充実も安くはない

スイフトの装備面はベーシックなXGから充実。オートエアコン&スマートキーが標準装備。

じゃあスイフトってお得なの?ここはちょっと迷う

皆それぞれ、企業に対するイメージってあると思う。クルマに限らずどんな商品でもそうでしょ?そこでね、ホンダvsスズキというブランドイメージを気にされる方も多いらしく、その辺りまで含めればやはりフィットの割安感は高い。

それでもスイフトの魅力はでかい。まるでセダンみたいな落ち着いたステアフィールとコンパクトカーNo.1といえる乗り心地の良さ。それからセダンのような上級指向のインパネデザイン。質感だって悪くないからノーブルと呼べる雰囲気で好感度高い。

そして個性的ながらもバランスの良いボディデザイン。小手先でアクを強くして個性的なんていうフィットとは次元が違う、かもね。

適した用途が異なる

スイフトのボディタイプはフィットと同一ながらも、2人乗車+荷物置き場と言った方が正解。ということで、スズキがだめな方、リアシートまで利用するならフィット一択。逆にほとんど1名乗車なら、自分ならスイフトかな。正確には、おばあちゃんに進めるならスイフト間違いなし。

スイフト(4代目)と比較してみれば?

2017年にデビューした4代目スイフト。3代目も4代目もこのフィットと競合するものの、スイフトはモデルチェンジで乗り味が相当に変わっているので、フィットと比較した際の感想・評価も大きく変わってくる。

4代目スイフトとフィットの比較では、重視されたであろう部分が似ているのが面白い

敏感かつ高速安定性重視が似ている

高スペースで高ユーティリティを特徴とするフィットも、前席優先でクルマとしての質感が魅力的なスイフトも、固い足回りでクネクネ道やよりハイスピード走行時の安定性とか走りやすさを重視しているように感じられる。

そのレベルとしては、フィットが「ほんとに走りやすい??」レベルなのに対し、スイフトは「す〜るする」。気になる部分はあるにせよ、納得できるレベルを提供してくれている。

ちょっと不満でも走りやすいのはスイフト。

万能そうなフィット、特徴明確なスイフト

あちこち便利でしかも安価。万能と言えば万能だけど、言葉変えれば欲張りすぎ。そんな印象を持つフィットに対し、長所短所が明確なスイフト。運転席で感じる質感というか、運転したときの上級車感覚は一段上手。カタログスペックではなく試乗時のフィーリングに優れる。

また弱点も意外と似ていて、雨の日風の日の市街地走行など。軽くて過敏な印象を受けるステアフィールは、日常的に使用する実用車としては少々疑問が残る。

実はライバル?スズキ・ソリオ

ワゴンRの親分的ポジションのソリオは、軽自動車とコンパクトカーの中間的位置づけのモデル。フィットをBセグメントと表せば、ソリオはAセグメントかな。

フィットと比較すれば、ソリオの車格は下なんだろうけど、クルマの魅力としては同格に比較したいだけのモノがある。なんといっても車内スペースの広さは素晴らしい。ゆったり乗用車感覚で座るフィットか、アップライトで実用車的感覚で座るソリオか、お好みで選べるよ。

ソリオも広さで選べるコンパクトカー。違いは着座姿勢そして、走行的キャラクターの違い。フィットは乗り心地2の次といったキャラクターで高い走行安定性を目指している。

ソリオは逆に、ゆっくり走る事に主眼が置かれた優しい乗り味。フィットで普通に走るペースでソリオを運転すれば、ボディは相当にグラグラする。安全性はフロントのゲインを落として確保ということだろう。極限状態の安全性より日常の快適性。これはスズキの英断と言っていいのかもしれない。

ボディのディメンションから想像出来ないような柔らかいサスペンションかつ、フィットより安っぽさのないサスペンション。フィットじゃハード、スイフトじゃ狭い、そんな場合のちょうどいい妥協点がソリオ

フィットの特徴は濃い!

マルチなコンパクトを目指したというフィットは個性強いクルマに。

走行感覚を極端に言えばスポーティカーのノリ。もしくはいざという時の保険にがんじがらめ「走行性能」を重視して「走行感覚」がよろしくない。もう少し万人向けのキャラクターを望みたいし、ここまで強い個性を出したければ派生モデルでぜひ、なんて考えてしまう。

例えばダイハツの軽自動車ってアチコチ質感低いけど、ほんと運転しやすいからね。こんなダイハツのような良さがあれば、間違いなくコンパクトカー選びの最前列だったのに。

しかしフィットって楽しいよね。完璧そうで完璧じゃないw

強く伝わってくるエンジン振動、縮み側のみ減衰力が強すぎるサスペンションダンパー、軽自動車のようなステアフィール。
ここが変わればドライバーも乗員も快適になるかもしれない。現時点ではまだデビュー後1年少々。マイナーチェンジでキャラクターを変えてくるか、楽しみに思う

メーター(昼間)メーター(夜間)

フィット評価総合

「たった一台のクルマで世界中の人々を満足させよう。夢以上のエンジンはこの世にない。」フィットのCMにある1部分。これが過剰広告ではなくて、試乗すれば志の高さはイヤでも伝わってくる。車内広さという絶対条件をクリアした上で、強い個性の持ち主。ここが凄い。

ボディ・リアサイド細かな部分は各項目を参照して欲しいけど、総合的な質感はライバルより高く、車両価格的にはライバルより割安感がある。冷静に考えればめっちゃ凄いよ。

しかし質感高ければ快適だろう?といえばそうじゃない。質感高いけどあちこちが不快なんだよね。味付けの部分だろうか、もし自分が社長だったら、このフィット3にゴーサインは出せないw

フィット3の”総合的質感”と”お買い得度は高い”。でも誰かにオススメしにくいのは本当に残念。圧倒的な乗り心地ならスイフト、広さと乗り心地ならノート、静粛性ならヴィッツ、ハンドリングなら旧デミオ。これら強力な長所を持ちつつ、コンパクトらしいフレンドリーさも。

フィットは乗り心地や走行フィールをちょっと改良してくれれば、印象は全然変わりそうなんだけどね。現状はちょっと、広いけど1人用という感じです。

ホンダ フィット

ホンダ

fit (フィット)

  • 試乗グレード:“13G”
  • ミッション:CVT
  • 年式:2015y
  • 型式:GK3
  • 新車価格:130万円
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」監修のもと「ヒラリー男爵」がお届けします
元自動車整備士ヒラリー男爵

 
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必要最小限、もしくは昨日最優先といった感じで固定されるフロントフェンダーとドア。


マツダ的ウインカーミラーと比較すれば立派で美しい。コッチの方が満足度高い。

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