自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・マツダの特徴
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2016年記事 マツダ2 デミオ(ガソリン)
著:元自動車整備士&ヒラリー男爵

デミオ・マツダ2(ガソリン)試乗「2」

間違いいっぱいの自動車選び。マツダ・デミオ(4代目)。グレード「13C」の試乗記。車名は2019年からマツダ2です。

当ページは2ページ目です。

「快適性とドライビング感覚」

マツダ
  • グレード:“13C”
  • 年式:2015年式
  • 型式:DJ3FS
  • 車両価格:135万円
  • デビュー年:2014年10月〜
デミオ(ガソリン)内装1デミオ(ガソリン)内装2

試乗:ドライビング感覚

デミオ・走行中

デミオ(ガソリン)の良さはバランス!乗り心地と操縦安定性とか、重厚感とキビキビ感、そうした相反する部分がちょうど良くバランスされている。筆者基準でね。

同クラス他車と比較しても光り輝く部分はないんだけど、欠点小さいというのは上級車的な味付け。立派なボディデザインに負けない味付けを目指した、そんな印象

直進安定性について

ディーゼルでは、時速80km以上でパワステが重くなる前の速度域で、直進性が悪かった。普段の市街地や幹線道路で乗用する領域でそれだから、直進性の悪さが目立つ。

コンパクトカーだからユルさせるってレベルを超えているんじゃないかと思うほど。

ディーゼルよりは断然、微調整が少ない!

ガソリンモデルは全然違って一安心。直進安定性が良いとはいえないけど、ヴィッツと同レベルというかこのクラスとして一般的なレベルはある。

リアサスが固い事もあるし欲を言えば、もう少しを望むみたいところ。クルマのハード的な問題以外も関連している可能性がある。インパネデザインとかボディデザインからの、車両感覚の掴みにくさ。ここはディーゼルと一緒。

ハンドリングで感じた特徴

ステアリングガソリン搭載車のハンドルを握って感じる事。コーナーでもディーゼルより走りやすい。

クセがあるディーゼルには面白みがある。普通に自然なガソリンは走りやすい。一言で表現するならそう表したい。まさに真逆の関係。

ディーゼルモデルはハンドリングが弱点

ディーゼルはサスペンションの減衰力が高く、それが生きる場面でのハンドリングは良いレベル。コーナーでのハンドリング総合で見れば、ガソリンより立派だ。

だけどステアリング中立から手応えが出るまでの過途特性が唐突で、滑らかに走りにくい。余計な神経を使う。

さらにミニバンのワンテンポ遅れてノーズが反応などと同じ特徴があって、下り坂やS字コーナーでスムーズに走らせるのは大変。「同乗者を気遣ったドライブが疲れる」といえば、ご想像頂けるかな

ガソリンモデルは普通に走りやすい

ガソリンは普通に素直。普通にコンパクトカーらしい感覚で走れる。ハンドルは軽く回り、ドライバーに情報を伝えない代わりに、ただただハンドル回せば曲がっていく。そんな感覚の持ち主。フィットやヴィッツなんかと同じ感覚だよね。


※一部画像は拡大します(横長画像など)。
※内容は辛口評価です。試乗購入時のお役に立てれば幸いです。

重厚感と軽快感のバランスがいい!

タイヤ上級車って相反する部分のバランスがハイレベル。このデミオ(ガソリン)は、同クラス内で想定できる”重厚感”と”軽快感”が絶妙なところでバランスされている。

乗り心地と走行安定性もそうなんだけど、このバランスの取り方がちょうど良い(筆者基準)。

重厚感と軽快感で言えば、ステアリングギヤレシオはほどほどにクイック。ハンドル直径はドラポジからすると少し大きめで動作量多めな感覚。そしてクルマ全体では穏やかに挙動を変え始める特性。

この辺りが相まって様々なドライバーを許容するバランスを作り上げているのだと思う。

もうちょっと細かく...

シャシー車体下部

細かく見るとディーゼルが持っていた長所が一つ消えている。

それはステアリング切り込み後の保舵力。切り込んだ後、軽く舵角を保持できるというアレだ。往々にしてここが立派だと高級感が高い。FR車なんかはこのあたりもしっかり味付けされる部分だし。

で、最近のマツダファミリー全般で適度な保舵力を感じるんだけど、このデミオ(ガソリン)だけはちょっと違う。フィットに近いほどフラッと来る場面がある。

ワインディング(くねくね道)

普段走行する道ではパワーが足りず、自然なドライブでクルマを不安定にするところまで持っていけなかった。わかることはドライバーに返してくれる(教えてくれる)情報量の不足。

インフォメーションは先代より希薄

先代デミオはスポーティカーのようにクルマと対話しながら走れたクルマ。それと比較し、スタビリティアップや重厚感向上の反面、ただハンドル切って走るような味付けになった。

上級車らしさが強調されたともいえるし、実用車らしさが強調されたともいえる。

試乗:快適性

サスペンションの固さだけで考えれば、乗り心地と操縦安定性が良い場所でバランスされていると思う。そして静粛性まで含めた快適性としては、乗り心地「並み」、静粛性「劣」
ディーゼルが乗り心地「劣」、静粛性「優」だったのを考えると、真逆と言っていい特徴だw

普通に使える乗り心地

ストラットタワー乗り心地は、普通ですw 先代デミオからみれば大幅レベルアップ。またディーゼルが極端に走行性能重視なのと比較しても、こっちの方が快適。

細かく見れば得意な段差は中くらいの段差で、サクッと越えていってくれる。

逆に路面のザラザラや大きな段差では発生するノイズ含め、ちょっと厳しい。で総合してライバルと比較すれば普通レベルと評価したい。

バランスが取られている乗り心地

フロントシートに座ると、リアサスが突っ張っている感触で、マツダらしい部分。でもフロントサスが衝撃を吸収したり跳ね上がるのを抑制してくれれば、そこまで不快じゃない。

じゃあリアシートは極悪なのかって考えたけど、リアシートは座面が柔らかく、想像より優しい乗り心地だった。

マツダならプレマシーのサスペンションが立派だから、どうせだったらちょっと試乗してみるのもいいかも。時速80kmで荒れた路面とかガタガタを踏んでみてね。

静粛性は低い

フロントタイヤ静粛性の低さはマツダ車らしい部分。少しずつ進化しているんだろうけど、静粛性は体感的な部分が大きく相対評価になりやすい部分だから、うるさいモノはうるさい。

今度のデミオはディーゼルがクラスを越えるような静粛性を身につけてきた。

遮音ガラスは一般的になってきたけど、デミオ(ディーゼル)は全体で静かさが強い。それ味わっちゃうとガソリンモデルはどうしても、評価が低くなる。
疲れた仕事帰り、どっちのクルマで帰りたいかって思うとねw

このグレードはうるさい、が正しいかな

コンパクトカーはグレードによって静粛性レベルが異なるから、デミオ全体で静かとかうるさいとの評価は難しい。この「13C」はうるさい、が正解

体感的にはスイフトと同じくらいかなぁ。それからノートのベースグレード。静粛性は単純に価格なりが強い部分だね。

動画:上り坂を登ってみた

ディーゼルと同じ道を同じように走った動画。準備中。

デミオ13C(メーター・昼)デミオ13C(メーター・夜間)

扱いやすいブレーキ操縦性

ブレーキペダルとアクセルペダル

デミオのブレーキは立派!そして扱いやすい!ディーゼルのブレーキフィールも良い部分があるけど、このガソリンも違った方向性で優れている。

具体的にはブレーキング開始して、スッとノーズが沈み、減速始めた事をドライバーが感じ、そこから先は減速の強さによって沈み込む。

好ましいブレーキング中の挙動

突っ張ってガクンじゃないし、スコンスコンでもない。また1人乗車の状況で、初期の段階でリアにブレーキが掛かっているのもわかり、これも立派。このクラスってほとんどフロントのみで減速するのが当たり前じゃなかったっけ。

初期の動きが大きいけど、そこはスポーツモデルじゃないからしょうがない。

ディーゼルの挙動と比較

ディーゼルと比較すれば、ノーズダイブが小さいガソリンに対し、ものすごくノーズダイブが大きいディーゼル。ただあっちはブレーキペダル剛性が高く、またフロント減衰力が高く、ゆっくりとノーズが上下。

全然キャラクターの違う2台のブレーキ特性だけど、どっちもブレーキにはチカラが入れられたんじゃないかと思う。あとはお好みでどうぞ。

マツダ デミオ

マツダ

demio (デミオ)

  • グレード:“13C”
  • ミッション:6AT
  • 型式:DJ3FS
  • 年式:2015年モデル
  • 新車価格:135万円
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」監修のもと「ヒラリー男爵」がお届けします
元自動車整備士ヒラリー男爵

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けっこうごっついストラットタワー。聞くところによれば、ボルト剛性も高いらしい。



夜間になると目立つのは、左側にナニも配置されないアンバランスさ。ここまで差別しなくても...なんて思ってしまう。

ブレーキペダルとアクセルペダル

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