イスト自動車比較・評論・記事

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2004年記事 トヨタ イスト
著:ヒラリー)

トヨタ・イスト・試乗インプレッション

トヨタ・イスト・1500ccモデルの試乗レポート
東北に出張し雪道での試乗も行ったので、駆動方式は4WDモデルがメイン。普段は燃費重視で、フロントが滑るとリアにも駆動が伝わる生活4WDと呼ばれるタイプです。

トヨタ・イストは、ヴィッツのプラットフォームを利用して、bBともひと味違うデザインでデビューしたくるまです。ヴィッツ3兄弟の中で勝手にポジショニングを想像させていただくと、bBが遊び用、ファンカーゴが実用とすれば、イストは一人で運転するのが似合う車でしょうか。他の2車よりパーソナル感と上級感が強調されています。

トヨタ自動車
  • グレード:“1500F”(4WD)
  • 型式:NCP60
  • 車両価格:148万円
  • デビュー年:平成14年5月-

トヨタ・イストの概要

イストはファンカーゴやbB、その他ヴィッツのプラットフォームを使うくるまと兄弟車で、外観のデザインと細かな部分のセッティングを変えたくるまです。しかし、なかなかどうして、運転すると、イストのフィーリングはとてもいいのです。自分の好みをいわせていただければ、トヨタのコンパクトカーで最も好みのフィーリングです。

そんなイストの外観のスタイルはちょっとだけSUVぽい雰囲気にしたてられ、全体的には害のないアクティブ感が漂いますが、他の兄弟車よりも上質感をイメージさせれるものです。でも実際はそんなに背が高いわけでもなく、最低地上高が高いわけでもない。ミクスチャー系というか、よくわからないスタイルになっています。

細かなところでは、タイヤは純正で15インチを装着。イストのスタイルは個人的には好きではないですが、ただ四角いだけのデザインよりよっぽどいいです。

イストの内装とイメージ

イストの内装は、やはりシックな色合いで上質感をアピールしています。しかし形状は不自然で、インストゥルメントパネルはめちゃくちゃな造形です。これは各パーツは明らかにヴィッツのパーツを流用したものですので、しょうがないのでしょうか。
でもまあ、さすがトヨタ、コストダウンが一番というコンパクトカー。その中でがんばっていると思います。

内装のラインもディテールも不自然で違和感あります。ただの差別化としかいいようがない部分があります。それから訳のわかんないイルミネーションが純正で付くのもどうかと思います。個人的には子供だましは勘弁して下さいという気持ちです。
センス重視でなく、コスト重視で低レベルなものをつけるくらいなら、ない方がよっぽどいいと思う人は多いでしょう。

兄弟車と比較して

このトヨタ・イストは、ヴィッツベースとなるbBやファンカードなどとベースを共有するヴィッツファミリーなわけですが、乗ってみると意外と乗り味が違ったりします。

イストはちょっと上級というかスポーティというか、ヴィッツファミリーの中で異質。路面のいい道でも雪道でも安心して踏める、意外とカッチリしたリアは追従性がいい。そんな剛性感も感じさせてくれます。

イストの走安性評価と試乗

試乗評価は、意外と好印象です。イストの走行感覚は、自分の感覚でいわせていただければ、トヨタのコンパクトカーでベストかもしれません。bBなどより遅くデビューしたのでセッティングが変わっているかもしれませんが、コンパクトカーにおいて大径で太めのタイヤでありながら、軽快で、硬めの足回りながら、それほど不快感はありません。

自分はレンタカーを選ぶ際にこのイストが気に入り、5回以上レンタカーで借り、計5000キロは走りました。
(トヨタレンタカーしか選べなかったという背景もあり)

ヴィッツのフニャフニャでしかもよく揺れる足より、bBの足に近く、フロントはスタビライザーまでついています。それでいて、ショックは初期のフリクションは感じさせつつも、大きく沈んだあとのリバンプは、ほぼ一度で止まるので、適切な減衰力が初期段階からでていそうです。
同じカヤバのショックを使っているのに、トヨタのスポーツモデルにありがちな、ただ固く、突っ張る、フリクションの固まりのようなカヤバのスポーツセッティングより好感度は高いです。

この足回りのセッティング、これは奥様が運転しても、ぎりぎり文句はでないかなと。(いや、女性の方が好むかな)。
エンジンは燃費重視エンジンというのもありますが、安っぽく、遅く、がさつで、3000回転を超えたくらいから、苦しそうな音をだします。振動も高まります。

高回転を頻繁に使うコンパクトカーだからこそ、この点は非常に残念です。
やはりトヨタは6気筒。ホンダは4気筒といったところですね。この車についてエンジンの話をするのもちょっと変なので、この辺りにしておきます。

グレード・ベストバイ

イストのグレードは2つのエンジンバリエーションが基本となり、「F」が廉価版、「A」が豪華版となる。Aはモデル途中より登場。4WDを選択できるのは1500ccのみとなる。

  • 1.3F ・・・ 新車時価格 132万円
  • 1.3A ・・・ 新車時価格 149万円
  • 1.5F ・・・ 新車時価格 140万円
  • 1.5S ・・・ 新車時価格 149万円
  • 1.5A ・・・ 新車時価格 161万円

1500ccのグレードはヴィッツと同価格帯になるためにお買い得感高い。
電動格納式ドアミラーのついた「1.5F Lエディション」がオススメ。

「F」にはオーディオを省いたEエディションがある。「F」、「S」と「A」の装備さは電動格納式ドアミラー、ディスチャージヘッドライト、アルミホイール。アルミとディスチャージは欲しければ社外品で交換できる。電格式ミラーが必要な場合はLエディションというパッケージなら付いている。

中古で買うなら

トヨタの初代イスト。中古車で買うなら結構最適なクルマといえそうです。兄弟車となる初代bBは人気もあって高め。2代目bBになるとベースがパッソ&ブーンとなり、クラスは一クラス下になってしまいます。ホイールベース短く室内も狭い。
つまりbBだと高めか狭いかを選択しなければなりません。

また兄弟車となるファンカーゴ。こちらは初代も2代目も商用で使われることが多かったためにプライベート感がなく、程度の悪い中古車も多いはず。

そして2代目イストと比較すれば、そちらはメインが1800ccになり高級化路線まっしぐら。トヨタがちょうど値上げ戦略をしている時期にデビューしたので、200万円程度の予算そして小さく安っぽい、さらに装備も貧弱と、つまりは割高なクルマとなっています。

イストと同じようなクルマで比較対象となるのは、日産ノートでしょうか。こちら、1500ccでも安くてオトク。乗っても普通に普通。でもイストのようなリア周りのカッチリ感はありません。とにかく普通で男性向けなのがノートの特徴。
一押しとなるライバルは、日産のキューブでしょう。特に都市部にお住まいの方にはキューブがオススメ。デザイン最高。さらにゆっくり走ることを前提に、「移動に速さを求めない」と日産自ら公言する、新世代のクルマです。
足回りはイストの方がよく動きます。

これらまとめると、都市部限定ならキューブがリードしますが、それ以外のクルマが足になるような場所にお住まいなら、初代イストの中古がオトクなのがおわかり頂けると思います。

トヨタ イスト (初代)
トヨタ

ist (イスト)

  • 試乗グレード:“1500F”(4WD)
  • ミッション:4AT
  • 年式:平成15年
  • 駆動方式:リアルタイム4WD
  • 新車時価格:148万円

エンジン概要

  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:1NZ-FE

その他概要

  • 型式:NCP60
  • ボディサイズ:3855/1695/1535mm
  • 車重:1100kg
  • 発売時期:平成14年5月-19年7月
  • 新車時価格帯:118〜181万円
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届け致します。
ヒラリー男爵

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ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価
足回りの質感 5段階評価
内装の質感 5段階評価
外装の質感 5段階評価
快適性 5段階評価
パッケージング 5段階評価
お買い得度 5段階評価


なんの飾り気もないメーター文字盤よりは装飾されているほうがいい気もする。

乗り比べがしにくい中古車購入時こそ、辛口の評価と比較をぜひ!
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