ヴィッツG's評価P4/スイスポとの比較、総評

自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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(2013年記事 トヨタ ヴィッツG's
著:元自動車整備士)

ヴィッツRS-G's・試乗「4」

辛口比較・評価評論の試乗レポート、3代目ヴィッツ(130系)グレード「RS・G's」MTモデル

当ページは4ページ目です。「スイフトスポーツと比較、総合評価」を掲載。

ヴィッツG'sの内装1ヴィッツG'sの内装2
トヨタ
  • グレード:“RS G's”
  • 型式:NCP131
  • 車両価格:190万円
  • デビュー年:2010年12月〜

※内容は辛口評価です。ディーラー試乗でチェックしたいポイントを掲載!

  1. 分割page - ヴィッツG’s「1-1」サスペンションと内装質感
  2. 分割page - ヴィッツG’s「1-2」ミッション質感評価とG's特徴
  3. 分割page - ヴィッツG’s「1-3」歴代ヴィッツ
  4. このpage - ヴィッツG’s「1-4」スイフトスポーツとの比較、総評

スイフトスポーツと比較、どっちが良い??

お届けしている試乗レポートは3代目ヴィッツのG's。同世代としてバッティングするスイフトスポーツ(通称スイスポ)は3代目と4代目。
ヴィッツG'sと同世代ライバルは3代目スイスポで、ヴィッツがGRと呼ばれるようになってからは4代目スイスポとバッティング。

少しでも高級な感じで運転したいというのなら、スイフトスポーツが強力なライバル。スイスポのお値段は最小構成でコミコミ200万円(ナビなし)。違いと比較は下記とリンク先で。

3代目スイスポと比較

スズキ自動車

スズキのコンパクトカースイフト、ヴィッツG'sとバッティングするグレードといえばもちろん「スポーツ」。いわゆるスイスポですね。

このスイスポ、エンジンは1600ccでボディサイズはほぼ同一。トランスミッションにMTが選べるというもの一緒。しかし試乗してみれば、キャラクターは全くの別物。ヴィッツG'sとスイスポ、違う魅力があるから迷ってしまうかも。

ヴィッツG'sがアフターマーケットのパーツを付けましたって感じも多少有るとすると、スイスポは普通に上級指向。乗り心地が良いとはいえないけど、シートのクッション性が高い事もあり、細かなゴツゴツ感は拾わない。この部分、サスペンションの質感を感じるのはヴィッツG's。足の動き方で満足度が高いのはヴィッツG'sかなと。

エンジンの比較

エンジンルームエンジン、ヴィッツG'sはただの実用エンジン。残念ながらこれ以上、記事にすべき内容がありません。

スイフトの方はややスポーティなフィーリング。2000回転以下のトルク感は微妙な反面、ヴィッツG'sより軽快で、高回転でトルクの盛り上がりを感じられる。エンジン音的にもヴィッツG'sより良質。スイスポのエンジンはまた、振動は全域で少ない。

トルクの出方では、スイスポのエンジンは5000回転〜7000回転くらいで盛り上がる典型的スポーツエンジン。

高回転での伸びが体感できるというのはワクワクできる。エンジン音を加味すればマツダの4気筒なんかに色気を感じてしまうが、十分に魅力的なエンジン。一昔前のカミソリ的スポーツエンジンからすればなんちゃってだけどね。

日常で使う5000回転以下では、静かな普通のエンジン。高回転使うユーザーじゃないと全ての魅力は味わえない。低回転からのショートシフトではもったいない。
この場合なら、ヴィッツG'sのエンジンの方が満足度高いと思う。粘りがあって低回転での運転がラク。坂道発進などでも強い味方です。

ハンドル握った・回した比較

ペダルレイアウトハンドリングに関しては、コンパクトカーらしさを感じるのはヴィッツG's。上級感を感じられるのがスイスポ

車両価格はヴィッツG'sの方が高いんだけど、ハンドルを握ることで得られる質感ではスイフトの勝ち。
インパネや見える景色、音、様々な部分からそう感じる。ただサスペンションの動き方のみヴィッツG'sの方がいい感じだし、良さもわかりやすいと思う。

コーナーでハンドルを切れば、どちらも無理したキビキビさじゃなく、分をわきまえたスポーティ。そんなキャラクターであることがわかる。安心してハンドルを握れる(切れる)一定レベルの落ち着きがある。

この2台はサーキットに持ち込んだことはないし、入力が強い領域を試したこともないから、詳しいことはわからず。ちょっと強引にフロント/リアのスリップアングルを大きくした程度。早くハンドル回したりサイド引いたり。

普通に走るだけなら普通のクルマと大きな違いはなし。日常から特別感を味わいたければ、もともとスポーティなモデルを考えるしかない。

共通しているのはどちらも「固いだけのスポーティ」じゃ無いということ。質感を重視した上級グレードといった印象が強い。

MTを比較

MTシフトノブどちらも商用車のようなMT。ここも似ている。ギヤチェンジの度に喜びを得られるような質感は全くないが、その分、適当に扱っても衝撃が少ない。晴れの日なら回転数合わせる必要だってないかも。

シフトレバーのストロークは長いし、クラッチペダルのストロークも長い。ペダル踏み力だって驚くほど軽い。

クラッチの感触についていえば、スイスポの方はストローク長い上にミート部分が手前過ぎて扱いにくい。ガタガタしにくいから神経質ではないけどやっぱり扱いにくい。個人的にはヴィッツG'sの方が運転しやすい。

MTシフトノブ(スイスポ)MTペダルレイアウト(スイスポ)

上の画像はスイスポ。どちらもスポーティな感覚は全くありませんから、ご注意下さい。ただマニュアルっていうだけの実用MTっていう方が正解。

ターボ付いたスイフトスポーツ

MTシフトノブMTシフトノブ

4代目になったスイスポは相当な優等生。クルマのしてのレベルは高く、絶対的な加速力も十分。これでヴィッツG'sと同じ価格は反則じゃないですか!そう思えるクルマです。

ただその分、かなり良いペースで走らないと無味無臭すぎ。MTも万人受けでマニアックな質感はもちません。2017年にデビューした4代目スイスポ、リンク先の試乗レポートをご覧ください。

似ているのはスプラッシュ

欧州生産されるスズキのスプラッシュ。ご存じですか?試乗すればドイツ車以上にドイツ車しちゃってるクルマ。シートは固いし内装は質素。サスペンションなんか4人乗車でも固さを感じる。全体的にコンパクトらしさはしっかり残っている。それでいてサスペンションは悪くない高質な感じを持つ。

このスプラッシュに乗れば、最もわかりやすい味を感じる。スイフトと同じクルマかと思ったら全然違った。上級指向じゃないけどサスペンションはいい感じ、この点でヴィッツG'sに近い。

もちろん、スプラッシュと比較すればヴィッツG'sの方が全然走りやすいクルマだと思います。

トレンドに乗れば価格が近いミニバンなど

ヴィッツG'sもスイスポも、「お値段分だけの価値を見いだせたなら問題なし!理由は後付けでもOK!」割高感を感じてまで買うと、後悔する可能性が高いと思います。

そんな場合、同じトヨタならウィッシュなど上のクラス車も買えます。こちらは純正ナビ付けてコミコミ200万円程度。2代目ウィッシュはなんだかんだで元気な味付け。サイドブレーキが引けないトコだけ弱点ながら、そんなことしないよって方にはぜひ比較対象に入れて頂きたいところ。

ハッチバック好みなら

ヴィッツG'sの価格ならCセグメントのハッチバック車も選択できます。ここも選択肢に含めるならオーリスやインプレッサも良いですね。価格的もお得感強いです。オーリスなら200万円以上のグレードを選ばなければ、スポーティな感覚薄め。インプレッサならベーシックグレードでもスポーティ。

ヴィッツG'sのメーターヴィッツG'sのMT

ヴィッツG's評価総合

エクステリア(サイド)G'sが素のヴィッツRSより相当に良いのはわかった。そもそも改悪されてないだけ安心だ。で、どうなの?といわれれば、とにかく高い。

ヴィッツのRSが170万円超、G'zが190万円。ほんの10年前なら2000ccクラスの価格帯ではないですか!
内容を重視した自動車の値上げブームはとどまる気配がまったくない!

実際に購入された方では230万円ぐらいで購入というオーナーさんが多いらしい。値引きもなさそう。

規格外といえるスイスポもあるし、装備とオプション吟味すれば、86(ハチロク)やBRZの売れ筋グレード247.8万円に手が届く可能性。かっこよく着飾っても中身はヴィッツ。非常に考えてしまうお値段です。

トヨタ ヴィッツG's (3代目)

トヨタ

vitz (ヴィッツ)

  • 試乗グレード:“RS G's”
  • ミッション:5MT
  • 年式:2012y
  • 型式:NCP131
  • 新車価格:190万円
試乗レポ・ライター

当記事は「元自動車整備士」がお届けします
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ヴィッツのラゲッジも広くなりました。トランク下はびっくり吸音材やら制振材やらが”キレイに”くっついてます。
他のコンパクトカーより凄いんです。


ブレーキペダルはもっとみぎぃ、みぎぃ!



お馴染みのナビゲーションとエアコン操作部。ナビゲーションは安い!エアコンは感覚で使える!コンパクトカーの立ち位置をわかってらっしゃるのはトヨタ様だけ。


水平位置からシフトノブを見ると、結構長いのがわかる。これが扱いやすさを生んでいるのだろう。



リアシートからの目線はこんな感じ。



エンジンルームにも意外な場所に遮熱&吸音材が貼られていた。写真の場所はカウルトップの裏側。さすがトヨタ!



1本持ちワイパーは拭き取り面積は充分。ウォッシャー液は広がりにくい。

試乗や比較が厳しい中古車購入時にも、辛口の評価評論をぜひ!
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