間違いいっぱいの自動車選び。フィット(GD型)、1300と1500cc比較や試乗感。
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ホンダ・フィット(GD型)の試乗レポート。グレード「1.3W」と「1.5W」がメインです。
多くの車種がある国産コンパクトカーを試乗評価してみると、コンパクトカー選びの中心になるのはやはりフィットとヴィッツ。まさに販売台数そのままです。
どの車種も長所があって大きな欠点がある。そんなコンパクトカーだから比較が面白い。以下、個人的な意見を簡単に。
車室内が広いしエンジンが魅力。反面、停止からの発進でギクシャクしたり、ボテッとしたボディデザインが気になる点。
また、初期モデルは乗り心地の悪さがきつい。
トータルでは、価格と内容のバランスに優れ、コストパフォーマンスが上々です。
2代目ヴィッツは静粛性高く室内も上質。乗り心地も柔らかい。
外装デザイン良し内装の質感も良し。走行性能はご近所向け。スピード出すとか荒れた道を走る、飛ばすは苦手。
1000ccの3気筒モデルはエンジン厳しい。コンパクトカー選びではフィットと並び外せない選択肢。3代目ヴィッツもライバル。参考:試乗レポート
3代目マーチはデザインが気に入れば指名買い。室内の使い勝手やクルマとしての洗練度では劣る。車重は軽く価格的にも安い。
4代目マーチはタイ生産というだけでなく、価格的にも内容的にも品質的にもちと厳しい。ボディデザインも思わず笑ってしまう事もあったり。
セダンライクな上質感を感じさせるデザインを持つ内装、これが一つの特徴。ノーブルな内装デザインでありながら質の高さを感じる。普遍的な上級感覚はコルトだけの特徴。
柔らかいサスはショックのフリクション大きいがゆったりしている。ターボの付いたコルトラリーアートもラインナップされる。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
2代目スイフトは基本的に昔ながらのコンパクトカー。至る所がチープで安さが取り柄のクルマだけど、フィットのような走りにくさはなし。
デザインの似ている3代目スイフトと間違えないで下さいね。こちらのスイフト、2人乗り限定なら最高にお得。クラストップの上質感を持っています。
3代目デミオはこの世代でのコンパクトカー選びの本命。意外です!筆者も驚いています。
とにかく自然なステアフィーリング。キビキビ感では一番。それでいてフラフラしない足回りは田舎道を走る人に最適。さらにフロントシートの着座姿勢が良く圧倒的にコンパクト離れしている。
ミッションはMT、CVT、ATが選べる。車重は軽いとアピールされているほど軽くない。欠点はエンジンの静粛性が低いこととリアシートが狭いくらい。
フィットのエンジンは1500cc、1300ccともにこのクラスでもっともスムーズ。そしてパワフル。海外のコンパクトカーを入れて比較しても文句なし。1気筒あたり2プラグといっても、片側は全然減らないので、ランニングコストは一緒。タイミングチェーン駆動で20万キロオーバーも大丈夫。エンジンは星5つ評価。
ミッションはCVT、一部グレードでMTあり。CVTは基本的に人間の感覚とずれているが、ホンダのCVTは制御の感覚がまずまず良い。フィットは発進時にギクシャク、さらにもっさり変速、減速時もギクシャクするので、星2つ評価。一つは燃費の良さでオマケ。
初代フィット最大の弱点がこのデザイン。見慣れてしまえばなんて事ないが締まりが無くて不格好。まさに人畜無害系。不格好だから愛嬌がある。それは質感という面では評価は低い。星1つ評価。
ボディサイズはコンパクトながら室内は広い。リアシート十分、シートアレンジも画期的。さらにはラゲッジスペースも広い。コンパクトカーで居住空間を比較すれば文句なしにフィット優勝。星5つ評価。
旧来的なコンパクトカーを感じさせない運転感覚、ライバルより広い車内。実用性を兼ね備えたコンパクトとして評価出来る。マイナーチェンジの度に価格は上がっていったが、それでも最大評価は変わらず。
この記事を書いたのは2007年。デビュー6年が経過しています。
しかしフィットは売れましたね。ホンダきっての大ヒットだったのではないでしょうか。
特徴はやっぱりコストパフォーマンスの高さ。旧来のコンパクトカーから見れば超絶優れたクルマです。お得だから、お買い物の楽しみを最大限に提供してくれます。
続く2台目フィットは、早くも新プラットフォーム。
一段と高品質、高剛性なフィール。加速性能や乗り心地もよくなりました。CVTなど駆動系もレベルアップ。
こちら、2007年10月デビューです。
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1500cc内装インパネ
マニュアルエアコンの室内はこんな感じ。
リアシートステップ部分。経常的にできれば縦方向の余裕が欲しい。
全然うるさくないからご近所さまが気になることもない。メガネのガリ勉くんによく似合う、よい子ちゃんスタイル。
朝早くエンジン掛けるにしても、エンジン本体の音の方がうるさいほど。
注:イラストは系列サービスより。本文とは全く関係ありません。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。