自動車購入の試乗比較、中古車選びにも・メーカー別評価「トヨタ」
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2005年記事 トヨタ カローラ
著:ヒラリー

カローラ(セダン・ワゴン)試乗評価

トヨタ・カローラ(セダン・ワゴン)の試乗レポート。型式は120系NZE120。グレードは1.5X。1500ccエンジンの4ATモデルです。

比較と辛口評価の試乗レポート

「カローラ1.5X(NZE120)」

トヨタ
  • グレード:“1.5X”
  • 型式:NZE120
  • 車両価格:137万円
  • デビュー年:-

トヨタ小型車の中でも基幹車種、カローラ。多くの開発費を掛けて開発し、カローラベースのカローラファミリーで展開しコストダウン。しかも世界中で販売して償却するという、ユーザーからみればコストパフォーマンス高くお買い得な「ハズ」のくるまです。

このクルマはレンタカーで数回、峠道や雪道を含む約1000kmを運転しました。その時の試乗レポートです。一部スタッドレスタイヤでの走行も含み、かつセダンとワゴン両方の試乗を含むレポートになります。


後を継ぐカローラ・フィールダー!

  1. カローラフィールダー(160系MTモデル)試乗レポート
  2. カローラフィールダー(160系CVT)試乗レポート

カローラのイメージ

カローラという車名は伝統的で知名度高いビッグネーム。しかし良い意味だけでなく悪い意味でもビッグネームで、ベーシックなクルマの代名詞でもあります。
憧れの存在ではなく、むしろ古いっぽいというイメージも強いわけです。

しかしクルマはよく出来ていて、高いお得感で魅力的。カローラを購入して満足しているユーザーは多いと言われます。
「試乗しないで買っても安心」そうしたイメージも、歴代のカローラが築いてきたブランドです。

買ってしまえば価格以上の満足感

トヨタが作ってきた高級路線、それによりクラス以上の高級感に繋がっています。ライバルより抜けている内装の高級感。内容としても軽量プラットフォームで軽快な走行感覚。維持費などコストパフォーマンスに優れた状態でこれが味わえますから、お得感高いわけです。

一クラス上の「プレミオ」になれば、これは贅沢品?なんて思ってしまうことも。

新プラットフォーム

この120系カローラから新プラットフォームに進化しています。新しい「MCプラットフォーム」が採用されました。
「MC」はミドルコンパクトの略でしょうか。プレミオやプリウス、さらにはカルディナやアベンシスなどまで同じプラットフォーム。

上位クラスと同じプラットフォームを、最も安価に味わえるのがカローラ。地味なイメージさえ気にならなければ優れた内容が期待できます。贅沢いわなきゃこれでいい。それだってカローラのお気軽という魅力。

ワゴンはフィールダーというサブネーム。小さいセダンは嫌、というなら行動的な印象の強いワゴンボディも用意されています。

分をわきまえたボディデザイン

柔らかくボリューミーなボディは、面構成に現代風の張りがなく、スマートではありません。
その代わり、ゆったり上質感と高級感を比較すれば上々。カローラらしさの真骨頂でしょう。

ライバルと比較すれば、高級感を売りにする日産ティーダと比較してもカローラに軍配。カローラの方が昔ながらの高級そうなイメージを感じさせてくれます。

一方でカローラの高級感はプレミオには及びません。高価な上級グレードを選択しても、プレミオの廉価グレードにかないません。

トヨタ内では高級そうに見せる序列はしっかりできているハズ。ライバルより高級。でもトヨタ内では明確な車格ピラミッド。セダンの宿命です。

カローラの変わらぬポジション

世代が変わってもポジションと価格帯はキープ。新しい世代のカローラ。

カローラ試乗:内装

カローラの魅力は内装質感

車内の雰囲気、内装の質感。トヨタのセダンらしいイメージがいっぱいです。決して豪華とは言えませんが、一般的なコンパクトカーのようではなく、セダンとしてのイメージがしっかりあります。

カローラのブランドはライバルより少し立派な内装という伝統を積み上げてきた点。だと思います。

内装は同世代のライバルと比較して立派です。トヨタ流のわかりやすい上級車感覚が強いです。

触れる部分の質感は低い

細かい点、ボタンやスイッチの質感は今ひとつで、例えば日産のティーダには負ける。

もちろん押し心地がいいに越したことはありませんが、価格なりに差別化して欲しいという高級車ユーザーの気持ちもあるでしょう。カローラならこれで良いのかもしれませんね。

カローラ試乗:走行感覚

カローラの存在意義は十分

試乗、走り出すとどうでしょうか。これがまた柔らかいんですが、不思議と重厚感ある乗り味ですね。クルマは軽く、発進から40km/hくらいまでは軽快。それで乗り味は、もう少し重量のある車のようです。

クルマにこだわりがなく、アベレージスピードも低い方なら、カローラに試乗したらもう、カローラで十分なんて感じると思います。
120万円台から買える上級車感覚のベーシックカー。これだけでカローラの存在意義があります

ペース上げると不安感

ハンドリングはその軽いボディととても柔らかいサスペンションにより、低速ではピョコピョコと姿勢が安定せず、高速では不安定。低速時は安っぽいだけですが、速度を上げると恐怖感を感じてしまいます。

希望を言えばリアがビシッとして欲しいところ。といってもカローラですから、ハンドリングどうこういうより、サルーンらしい乗り味こそ重要。
そんなカローラですので、安価で乗り心地確保という部分を評価しなければなりません。

静粛性

静粛性はエンジン音はうるさいです。うるさいというかガサツで耳障りな音質のノイズです。

だけどエンジン以外の静粛性は、他メーカーの一つ上位クラスと同程度の感覚。この静粛性は素晴らしいです。「新車のうちに限る」という面もありますが、2000ccクラスに近い静粛性と評価しても、そこまで大げさではありません。

ブレーキフィールと性能

長い峠道の下りを、カローラフィールダー(ワゴン)で走りました。

この際、ブレーキが少しスポンジーになってきて不安感を感じました。実際にブレーキが効かなくなったわけではありません。

途中でエンジンブレーキを期待し、ATをホールドポジションに。それも1速固定w 1速に固定して走るなんてストレス以外の何物でもありません。
峠道を走ることがあるのなら、カローラだと役不足。スポーティなクルマを選択するかもう少し上級なクルマを選択した方がいいです。

昔は、日産サニーでは同じような峠道でブレーキから煙りがモクモク。そんな事もありました。サニーではブレーキがスポンジーになったのを気付かなかったが、カローラでは感じることができたのは長所です。

車好きには耐え難いエンジン

欠点はサルーンらしくないのがカローラのエンジン。型式は「1NZ-FE」です。トヨタ車は実用系のエンジンは悪いモノが多いですが、このエンジンもガサツでノイズがすごく、質感低いです。

少し回転上がると、質感の低さが相当に目立ちます。実用できるのは3000回転までで、それ以上は不快なだけ。パワーの盛り上がりもなく、エンジンなんてなんでもいいといった、トヨタ伝統の実用的エンジン(実用重視パワーユニットなんて言い方もあります)。

エンジンは3000回転以上は回さないで下さい。カローラに乗るときの約束です。

力強いエンジン

1NZ-FEというエンジンは、上記のように良くないフィーリングの持ち主。もっと積極的にいえば不快なエンジンフィーリングの持ち主。ただし、悪い点だけではありません。

それはこのエンジン、他の1500ccエンジンと比較すれば、加速力が力強いんです。

例えば日産やスバルの1500ccエンジンと比べて下さい。同じ排気量の同じようなエンジンでも、動力性能が違うこともあります。

「エンジンパワーは排気量なり」のはずですが、体感出来る違いもあるという事実。ホントにエンジンがいいのかもしれませんし、駆動系などが優れているのかもしれません。

車格できまる、これが低価格セダンの現実

所詮はカローラといいたいところですが、乗ってみるとさすがカローラ。この価格帯で高級感が欲しいユーザーにはベストでしょう。

「これが良い」というより「これで十分」という選択肢。残念ですがこれがカローラの現実。というより、車格というピラミッドで構成されたラインナップされる「セダン」の特徴です。

せめてカローラフィールダーなんていかがでしょうか。リア周りの違いからセダンよりロードノイズは大きくなりますが、アクティブなイメージは段違い。セダンより趣味性の強さが魅力です。

価格が変わらないのが魅力

ユーザーと共に歳を取っていくカローラ。しかし車格とポジション、価格はキープされています。これが魅力!本当に嬉しいです!

どんどん価格を上げていくホンダのアコードやシビックとは違います。カローラの最もすごい点です。

ワゴンのフィールダーは?

ワゴンにはサブネームが付いて、「カローラフィールダー」となります。フィールダーは少しだけボディ全長が伸びますが、ラゲッジの広さはそんなに広くはありません。

セダンとフィールダーを試乗した感想は、一般的なグレードだと、乗り心地はセダンとほぼ一緒で、ワゴンだからって極端にリアサスが固いわけではありませんでした。ただしリア周りのノイズはフィールダーの方が大きめです。

先代フィールダーと比較

前の型のカローラワゴンは人気車種で、ボディデザインも若干派手目なイメージ。逆にこの120系では上質さを強調させた大人っぽいデザインに見えます。リア周りはセダンより上質感高く感じられます。

先代カローラワゴンと比較すると、サスペンションは相変わらずの柔らかい足。ただどっしり感が強調されています。ペラペラな乗り心地は改善され、ゆったりしたものに。

ライバルの日産ウイングロードと比較すれば高級感強いです。カローラフィールダーは無味無臭が特徴だけど、トヨタらしい乗り味がわかりやすいクルマです。

少しでも高級感を気にするなら、このクラスでベストといえるコストパフォーマンス。セダンと一緒です。トヨタのイメージそのまま具現化みたいな印象をうけます。

結局買わない?

カローラセダンはお年を召された方が「これで十分」と思うような雰囲気。

ずっとカローラを愛用されてこられた方の、代換え需要に合わせたモデルだと感じます。よりいいものが欲しいというより、同じモノが同じ価格で欲しい、そんなユーザーに最適。

同価格帯の他のクルマより高級なボディデザインと、柔らかさ感じる高級車的方向性の足回り。特徴がはっきりしていて非常に魅力的です。

それでも、いくら内容が良くても、ブランドイメージには逆らえません。ネーミングもそうだし、クルマ好きならクルマ好きらしいクルマがいいですね。

コストパフォーマンス良くて、お得でいいクルマというだけじゃ購入まではいたらない。欲しいわけではない。それをよく表してくれるのがカローラです。

トヨタ・カローラ

トヨタ

E120系 corolla (カローラ)

  • 試乗グレード:“1.5X”
  • ミッション:4AT

概要

  • 型式:120系 NZE120
  • 排気量:1500cc
  • エンジン型式:1NZ-FE
  • ボディサイズ:4365/1695/1470mm
  • 車重:1040kg
  • 新車時価格:137万円

車両型式

  • NZE120 - 1300cc
  • NZE121 - 1500cc
  • ZZE122 - 1800cc
  • ZZE124 - 1800cc4WD
  • CE121 - 2200ccディーゼル
試乗レポ・ライター

当記事は「ヒラリー男爵」がお届けします
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適合バッテリー

カローラのバッテリー適合詳細


カローラ

E120 - 1NZ 1500cc 2004年〜
40B19L

スマートドアロック付き
55B24L

1800ccモデル
55B24L

ディーゼルエンジン搭載モデル
105D31L

 
ネットでバッテリー価格を確認
国産車バッテリー

ライバルと比較しての評価
エンジン質感 5段階評価

ただの実用エンジン。ただしライバル1500ccよりパワー感はある。

駆動系質感 5段階評価

ATは一言でチャチ。

足回りの質感 5段階評価

よくはないけどウイングロードよりはマシ。

内装の質感 5段階評価

値段を考えれば立派に見える。

外装の質感 5段階評価

人畜無害系、でも質感はある。

快適性 5段階評価

静粛性はクラストップか。

お買い得度 5段階評価

中途半端なコンパクトカーを買うならカローラの方がオトク。


長い長いワインディングロードin福島


ナンバーの形が変わるとイメージは全く別のモノに。日本のナンバープレートよりも高級に見えません?

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