2014年式・ヴィッツ。新しい1300ccエンジン!見た目の変化以上に、エンジンの魅力が大幅向上!
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3代目ヴィッツ(130系)、グレード「1.3U」。2014年ビッグマイナーチェンジ後の試乗レポートです。
ヴィッツ最大の弱点といえば、この内装じゃないかと思う。のっぺりした形状、素朴なスイッチレイアウト、安っぽい素材感etc。
競合コンパクトカーのみならず、軽自動車だって内装は立派になってきているのだから。
車両価格が年々上昇していく中で、常に目を向ける内装は価格上昇分の価値を納得できる部分だと思うんだけどね。
ヴィッツも上位グレードになればメインメーターは立派に。しかしこれはどうなのだろう?ありきたりってのもあるし、他の部分が寂しく見えちゃう可能性も。
ヴィッツの上級グレードを選択するなら、1クラス上の車種を選ぶ方という考え方も良いですよね。
オーリスとか狙えるし、便利装備は減っちゃう反面、内装以外含め、いろいろな部分がレベルアップすると思います。
パネルの質感なんかは実車見てわかりやすい部分ですから、細部で気になる部分を上げてみます。
なんでここにハザードスイッチ?みたいなレイアウト。
ナビゲーションディスプレイをワイドに見せるような形状。
問題はエアコン操作部が中央基調だから、意味なくオフセットしているだけに見えてしまう。
9インチナビを付けるとこんな感じ。
各部で少しずつスペースを稼いでいます。
ハザードスイッチの場所はほぼ一緒ですね。
初期モデルのヴィッツだと、ナビゲーション周辺はこんな感じ。
ハザードスイッチのデザインはこっちの方が立派というか、全体的にバランス良く馴染んでいるように思います。
(写真左)ドアトリム全体を見れば、けっこう立派に見える。特にこの写真では良く見えてます。
(写真右)シルバーに塗装されたアームレスト部分、無骨すぎじゃありません?これじゃスバルの内装w トヨタに期待するのは、こうした部分まで行き届いた気配り。操作性は良いです。
ペットボトルはドアのカップホルダーが使えます。写真のように、小さめのカップコーヒーを置く時に使いたいのが、フロント中央下部のカップホルダー。
写真はセブンイレブンのホットコーヒー。
ドライバー1人なのに、助手席側に置いている。
なんでかって?位置的に使いにくいから。
奥まった位置にあるのはシフト操作を優先すれば納得。それでもヴィッツのココは、ドラポジからするとあまり良い位置じゃない。
奥すぎもしくは低すぎて、位置が掴みにくい。穴のタイトというか形状が問題で、ピッタリとした位置に合わせないとすっぽり入ってくれません。
運転中は、前かがみになるような感じで、左膝の隣に置くような感じ。夜間など置けなくてモタモタしてると危ない可能性も。
筆者はココ、信号待ち中しか使用しなくなりました。
※内容は辛口評価です。試乗時のチェックポイントを重視!
※一部画像はクリックで拡大します(横長画像など)。
同クラスのライバル車で、特に内装が魅力的なのはスイフトとフィット。
(写真左)スズキ・スイフトはいわゆるノーブル。オーソドックスだけど端正で美しい。ベーシックなグレードから立派なのは、誤魔化した質感より断然魅力。ミニカーみたいなエクステリアとの対比も凄いなって思う。
(写真右)ホンダ・フィット。光沢の強いテカテカパネルを大面積に使用、という部分は置いておいて、フィットはボリューム感から立派さが素晴らしい。大きなクルマに乗っているような、そんな立派さは所有満足感に繋がりそう。
写真は1.5RSだけど、ベーシックグレードからボリューム感は一緒です。
実用性では、助手席の居住性はまずまず。足元から膝周辺のスペースは他のコンパクトカーと同程度で、デミオには負け、フィットには勝る。リアシート使わなければ、フィットより広く感じるかも!?
助手席シートを最後端までスライドさせた状態でフィットと比較すると、上半身はヴィッツのほうがドライバーとの距離が近く、右腕が窮屈。足元はヴィッツの方が余裕があって、足を投げ出して座っても座りやすい。
筆者(身長172cm)の場合、ヴィッツもラクに座ってラクに足を伸ばせるってほどじゃないけど、しっかりシート奥まで腰掛ければ問題なし。
シート高も高すぎず、落ち着く高さと感じる。”小さいクルマ”という感覚は強いものの、座りにくさは感じないんじゃないかな。
「ご存知です??」ヴィッツの内装で便利なポイントを2点ピックアップ。
助手席シートの座面先端から、ニョキッと出てくる大型のコンビニフック。これは便利!。ヴィッツに求められるのは、利便性の高さですよね。
車内で飲食するならゴミ袋、広げた状態で袋を固定できます。飲食店でのテイクアウトが多いなら、牛丼テイクアウトなんかも持ち帰りやすいかも(試してません)。
出し方は中央を掴んで引っ張り上げる。しまう時は押し込んで下げる。ご注意いただきたいのは仕舞う時、下げきらないと、助手席に座った時に太ももの裏がゴツゴツ(経験あり)。
グローブボックスは上下分割の2段タイプ。アッパーボックス付きとも言われるタイプ。
パッと見だと、アッパーボックスがわからないかも。フタっぽいデザインをしていないからね。筆者も最初は気づかなかった。便利かつ生活感薄く、質感高いですね!
開かなそうで開くというのは、惹かれちゃうポイント。穴が開いてるだけよりは美しいし、実用性あるサイズというのが嬉しい。
クルマにより車検証とかCDが入ったり、ナビのDVDスロットやETC車載器があったりもします。
ヴィッツの視界というか車両感覚のとりやすさは、あんまり良くないです。フロントガラスが寝ていて、フロントAピラーの面積が大きく、しかも内張りに太さがある。
またAピラーの付け根が遠いから車両感覚も掴みにくく、さらにコーナーでは先が見にくい時もそれなりにあります。
ライバル車との比較では、ドアミラー脇のサブフレームが最小限の作りというのは、ヴィッツの良いポイント。フィットやノートだとこの辺りの死角が気になったりもします。
このような感じだから、狭い場所が不安な方にヴィッツはオススメしにくいかな。
ただ、コンパクトカーではこうした車種は多く、ヴィッツに限ったことじゃないです。
小さいしかも運転しやすいなんて、実は一部車種だけ。
「小さいほうが小回りが効く」こんなメリットが活かせる車種は以外にも少ない。
軽自動車もしくは、車両感覚がつかみやすく、かつ前輪キレ角の大きい中型車あたりの方が、見切りや取り回しがラクな車種が多い。
(写真左)筆者がドラポジを取っての、顔の位置からの写真。バンパー先を見るイメージ。
(写真右)上半身を起こして、バンパー先を見たい時のイメージ。
ご想像の通り、前はなんにも見えません。フロントを目視で寄せるのは難しいから、寄せて降りて確認して練習かな。
ボディデザインが立派になればなるほど、ドライバーの負担は増えるものなのかもね。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」試乗レポート
ヴィッツの車載ジャッキ、こんなとこに!
ココはドコ??助手席の下です。出し入れ難解。セクシーな体制を取らなきゃアクセスできません。
寝そべるようなスタイルで外にお尻を突き出して〜。
つまり、女性専用って事ですか!!おじさんが人前でお尻突き出すのはちょっとねw
真面目なハナシ、パンク修理キット搭載なら、車載のパンタジャッキに出番はほぼなし。
敢えていえば、タイヤローテーション?といっても、ご自身で整備される方なら、市販の油圧ジャッキを利用するだろうしね。悩みます。
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ドアトリム(内張り)のイメージ。立派な用でシルバーパーツ部分が無骨だ。
中央からオフセットしているであろうナビゲーション。下のエアコンスイッチが中央貴重だから目立つ。
カップホルダーはできれば、ペットボトルでドアポケットのものを使用したい。ここは使いにくい。
パッと見ではわかりにくいが、グローブボックスはアッパーボックス付き。上手く隠されているのが好印象。
使いやすい大型のコンビニフック。ヴィッツに最も求められるのは、こうした利便性の高さかもしれない。
斜め前の視界は、同様の車種の中では悪くない。
フロント前面の感覚は当然のように取りにくい。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。