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「元お車整備士」がお届けするメンテコーナー。
マツダ・デミオ、エンジンフードが簡単に開閉できるダンパーを取り付けました。エンジンフード=ボンネット。
多くの高級車に付いてるあのダンパーです。
最近は小さくても高級装備で装備優先。ベーシックカーも装備を充実させて高額に。それなら、後付のダンパーだって付けちゃいましょう!というわけです。
エンジンフード・ダンパーを取り付ける作業自体はとってもシンプル。計4箇所にステーを取り付けて、ダンパーを取り付けるだけです。
最初に取付ける(ダンパーが付く)場所の確認から始めます。
左の画像、ボンネット根元に四角い穴。ダンパー上側ボールジョイント取付場所。
右の画像、フェンダーのボルトの一番キャビン側。ダンパー下側ボールジョイント取付場所。
左の画像箇所については説明書の図の通り。他に選択肢はありません。右の画像箇所は失敗した後に見いだした、妥協の取付箇所です。
ボンネット根元のヒンジにベースステーを取り付けます。
四角い穴に付属のボルト(10mmヘッド)を外側から通して、ワッシャー、ナットでベースステーを固定します。
ボンネットヒンジに窪みがあるので、そこに出っ張りを合わせ、ステーが回転しないように固定します。
画像は左フェンダー側(助手席側)です。”キャビン側”の10mmヘッドのボルトを外して再利用し取り付けます。
ベースステーは「右側」と記載されている部品を使います。
キャビン側のボルトに、ステーがフロントに向かって伸びるカタチで取り付ける。これが正解でした。
右フェンダー側(運転席側)はその逆で「左側」と記載された部品を使います。
できれば左右均等に取り付けたい。なので一旦、本締めはせず仮止め。全て取付ができたら最後に角度を合わせて本締めするのがいいかと思います。
ダンパーの接合部分はボールジョイントになっています。ボールジョイントの部分ははめ込み後に細いピンを通して抜けを防止する構造です。
ボールジョイント部分には予めグリスを塗布しておきます。綿棒で塗布してOK。
ダンパーをはめ込み、ピンで固定してダンパーを取付けたら、フェンダー部分のボルトを本締め。
ダンパーの長さと負担を考えつつ、ベースステーの角度を調整して本締めします。
この際、ヘルパーがボンネットを支えている必要があります。一定の角度を保って下さい。
そしてメイン作業者が、「上げて」とか「下げて」と指示を出し、左右のダンパー可動量と作動角度が同じになるように取付出来ればベストです。
ボンネットダンパー取付は、一人でもやってやれない作業ではありません。万全を期すなら二人で取り組めば、丁寧に取付が出来ます。もちろん、メイン作業者がしっかり指示を出せなければ、二人で作業する意味は薄くなっちゃいますよ。
完成です。耐久性が不安なのでもともとついているつっかえ棒(フードサポートロッド)は外しませんでした。
また、デミオ用と謳っていますが、ほとんど汎用なのでボンネットを閉めると左右の根元部分が少し盛り上がったかもしれません。
隣接するフェンダーやAピラーとの境目をよーく見たらなんとなく。気になるほどではありません。
このダンパーは多くの車種用が販売されていて、同じように取付が可能です。参考にして頂ければウレシイです。
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