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デミオ、ショックアブソーバー交換「1」

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使用するパーツ、工具、作業概要

「元お車整備士」がお届けするメンテナンスコーナー
マツダ・デミオをメンテナンス。ショックアブソーバー(サスペンションダンパー)を交換しました。スプリングは交換したばかりだったので再利用。同時に1G状態にてボルト本締め、ブッシュ最適化も考えます。

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往々にして新車時に渋く、徐々に馴染んでそして緩く。本来の目的は振動の減衰。交換作業は力仕事。可能ならバネ&ダンパーのキットを取り付ける方がカンタンです。

クルマはこの型のデミオ(DE型)。

他の同クラスモデルでも近い部分があると思います。

当記事の著者: / 

作業内容の概要

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ショックアブソーバー(サスペンションダンパー)を交換します。サスペンションを取り外し、ダンパーを交換して元に戻します。足回りのブッシュの最適化も試みます。

今回スプリングは再利用。スプリングのみ交換する場合もダンパーのみ交換する場合も手順は一緒です。サスペンションキットで両方交換する場合は、外して取り付けるだけで完了します。

  1. タイヤを外しジャッキアップ、サスペンションを外します。
  2. バネとダンパーを分解し、ダンパーその他ショートパーツを新品に交換し、組み立てます。
  3. 各部ブッシュにシリコンオイルを吹いたり締め付け最適化の状態を作ります。
  4. サスペンションを車体に組み付けます。

使用する工具、ケミカル

  • 基本工具(ドライバーやメガネ、ラチェットなど)
    ボルトヘッドのサイズは12mm、14mm、17mm。メガネはできればストレート形状を2本。
  • ガレージジャッキ(フロアジャッキ)2台または、うち1台パンタグラフジャッキ。
  • リジットラック(通称ウマ)
  • スプリングコンプレッサー(ストラット用)
  • ヘキサゴンレンチセット(6角レンチ)。
  • 貫通しているディープソケット+ピンバイスや、貫通しているロングレンチなど(写真参照)。
  • シリコンオイル、ブレーキクリーナー。

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下段左の画像にあるツール、デミオではこのようなツールが必要になります。

1.使用するパーツはこんな感じ

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左の画像から、前後ショックアブソーバー、ダストブーツ。

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左の画像から、アッパーマウント、ロアシートラバー。

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左の画像からバンプラバー、スライスベアリング。

サスペンション・スプリングは交換したばかりだったので再利用します。純正の新品です。

2.ジャッキアップして作業準備

2-1.車体をジャッキアップ

タイヤを外しての作業なのでまずはジャッキアップ。今回は2輪同時に上げられるガレージジャッキを使用します。最初にホイールナットを緩め、スロープに上がり、ジャッキアップします。

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タイヤを外す際のサイドブレーキとシフトポジションはお好みで。

筆者はFF車の場合、Fタイヤはミッションでロック、Rタイヤはやや緩めにサイドブレーキを掛けるのが好みです。

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フロントのジャッキアップポイントは、エンジンより後ろのフロントサスペンションメンバー中央部分。

コンパクトカーとはいえ奥深い位置なので、初めにスロープに前輪を載せるか、パンタジャッキを使用して片側から車体を持ち上げた状態で、ガレージジャッキを掛けます。

2-2.ウマ(リジットラック)をかける

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ジャッキアップをしたらウマ(リジットラック)を掛けてジャッキを外します。取り外したタイヤを車体の下に入れておくとGood。

写真では4輪がリフトアップされていますが、普通は2輪ずつの作業がオススメです。まずはフロント、終わったらリヤ。作業途中の予期せぬ問題等を考えれば、リアの作業を別の日に回すことも十分に考えられます。

なのでよほど自信がある場合を除き、フロントのみウマを掛ければいいかと思います。

ウマは4本かけてはダメともいいますしね(クルマ揺れると危険)

次のページは「P2・Fサスペンション取り外し」

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コツというか取り付け手順がわかってしまえば、作業自体はプラモデルの延長線上です。どちらかといえば肉体労働といった感が強いかも。

次ページでは車体からの取り外しの模様をお伝えします。

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