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デミオ(DE型)レカロシート取付「2」

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レカロシート取付/取付準備とクルマへ装着

「元お車整備士」がお届けする用品取付コーナー
マツダ・デミオ、ペコペコ&フワフワになった運転席シートをレカロシートに交換。シート交換でクルマからの情報量アップ!DEデミオの特徴であるドライバビリティの良さをパワーアップ。

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正規品だと1脚10万円オーバー。車両価格からすれば割に合わずも、ドライブに与える影響は大きい。クルマの動きが素早く伝わってきて、気持ち良く、かつラクに思い通りに走らせやすくなることが期待できます。

  1. レカロシート取付P1・概要
  2. レカロシート取付P2・・取付と完了

クルマはこの型のデミオ(DE型)。

他の車種でも同じような感じで取付できると思います。

当記事の著者: / 

4.シート取り外しと、エアバッグ警告灯の対策

4-1.シートの取り外し

シート固定のボルトを外し、シート下のコネクターを抜いたら、シートを車外に下ろす。ココまでが外しの作業。

フロントシートは意外と重い。そしてこれを抱えていると視界が悪い。重いからって焦ったらダメ。可能なら別の人に外から見てもらい、シートレールがボディに当たらないように指示を出して貰うと安心。

4-2.警告灯の対策をするならこの時点

サイドエアバッグ付きのシートから、エアバッグ無しのシートに交換すると当然、コネクターを指す場所がない。だから同時に、メーター内にエアバッグ警告灯が点灯(または点滅)したりする。

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この対策をするなら、車内が広いこの状態で行うのがベストかと。必要なのは市販されているパーツ(価格は約1000円)。ほんとのショートパーツだから、電子部品屋で売ってる電子部品で自作も簡単だと思う。

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今回はこんな商品を用意してくるお店に敬意を表して、このパッケージの商品を買ってみた。

定価1500円。部品代は10円だとすると、ほとんど知識料金w でもこうして販売してくれるのは感謝!やっぱり知識にはとてつもない価値があると思うよ!

5.シートとシートレール、準備と完成

5-1.シートにシートレール上部を組み付ける

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シート本体の裏側にシートレール上部を取り付ける。

シートベルトアンカーも純正シートから外して移植。

レカロの説明書はこんな感じ。

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イメージはこんな感じでね(画像はクリックで拡大)。

5-2.シートベルトアンカーを移植する

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外した純正シートからレカロシートに、シートベルトアンカーを移植します。

ここは基本的に再利用。ただステーの形状違いが手に入れば、ベルトアンカーの高さを変更することが可能。

接合部のボルトは21mmや17mmヘッドだったりするので、レンチを外れないように押さえ、下にグイッと回すが吉。

※写真はデミオのシートじゃありません。アルテッツァのシート。

5-3.ボディにシートレール下部を組み付ける

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外した純正シートと同じように、車体側にシートレール下部を取り付ける。

4本のボルトは均等に、偏りや変に負荷がかかったりしない状態で締め込めるよう、十分に注意して作業する。

5-4.車内で上下を固定

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シート高を見ながらシートをセット。

前側2本、後側2本、6角(ヘキサゴン)レンチを使用するボルトを固定して取付完了。ここもなるべく、偏りや変に負荷がかかったりしない状態で締め込めるよう、十分に注意して作業する。

5-5.完成

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取付に起因するガタがないかなどチェックし、問題なければ作業完了。

経験上レカロはシートレールゆがみによるガタも出るため、問題あった場合は4本の固定ボルトを緩め、均等に締まるように心がけて締め直そう。ボルトやフレームに掛かる荷重を考えながら締めるのよw

レカロシートのシートバック。ゴムの抵抗を利用した調整になっている部分があり、購入後すぐからシートバックに大きながたつきがある場合は、この時点で購入店に即TELをオススメ!

5-6.シートとセンターコンソールの隙間

シート外側は上記の画像のような感じ。内側もそれなりに余裕あります。レカロも最近のモデルでは、コンパクトクラスに付けやすくなっています。そしてまた、コンパクトカー用レカロっていうのも用意されています。

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※画像はクリックで拡大。

6.作業中の注意点とか

今回のデミオに限らず、シート交換時に気を付けたいことを3点。

シートは重い。シート脱着時はボディにキズを付けないよう細心の注意を払う。

シートレールの付いたフロントシートはけっこう重い。そして大きい。だからこれを持ち上げていると身動き取りづらい上に、予想以上に視界が狭くなる。

重いからって焦ったらダメ。可能なら別の人に外から見てもらい、シートレールがボディに当たらないように指示を出して貰うと安心。サイドステップによく、シートレールで付けただろうキズを見るよw

車体とシートの固定ボルトは固く止まってる。無理のない作業と工具を考える。

12mmヘッドや14mmヘッドのボルトで固定されるフロントシート。けっこう強いトルクで締まっていて固い。また車種によって、今は無きセルシオなんかはかなりのチカラで締まっていた。

だから可能ならメガネレンチで。ラチェットを使う場合はそれなりの強度と精度をもつ工具で。100円均一のラチェットなんかだと、ねじ切れてしまうかもしれないよ。
シートベルトアンカーを止めてるネジもけっこう固めなのでご注意を。

エアバッグ警告灯対策、エレクトリックタップ?

エレクトリックタップは不安定なパーツだと認識した方がいいかも??

市販の「エアバッグ警告灯を消す」ショートパーツには、エレクトリックタップが使われている事がよくあります。上手に(適正サイズ)で使えば問題ないんだろうけど、完璧なパーツでは無いことを認識しておいた方が無難です。

電源線というより信号線だから問題になる可能性は少ないと思います。

理由は、製品による精度差の可能性。この誤差によって、うまく通電出来なかったり、抵抗になったり。これはギボシ端子でも少なからずあるので、悩みどころ。

7.レカロシートに交換完了

シートを変えたら何が変わるか?? 簡単なインプレッションを。

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レカロに限らず後付シートに変えると、車体からのダイレクト感が強くなるのが大きな長所

ちょっとした挙動もドライバーに伝わり、今までより早い段階で微調整。だから最小限の調整で澄む。

イコール、滑らかに運転出来るようになる。限界付近ではタイヤのグリップ感がわかりやすいし、やっぱり無駄な操作が減るよ。

これは純正シートに戻すと、逆によくわかる。怖くて運転できーん!とw

次に乗り心地。細かなボコボコではすこーし、体が揺すられるようになるけど、大きな段差はマイルドに。結果としてトータルの乗り心地はそんなに悪くならないことが多いと思うよ。

シートバックのサイドサポートは、左足で踏ん張って体を押しつけるようにすると、有効活用出来る。ちょっと緩くてもヘーキ。座面のサイドサポートは、狭い場所での乗り降りがキツイ。これが最大のデメリットかな。

あと、滑りにくいシート表皮を採用されることが多いんだけど、バックスキン系は静電気の恐怖もある。相性の良い生地で作られた服を着ていれば平気だから、もしかしたら洋服が制限されちゃうかもね。

意見ハッキリ!特徴と長所短所をわかりやすく!

自分の言葉で!研ぎ澄ました感性で!

違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。

特徴を明確に!写真もできる限り!

評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。

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