自動車の試乗比較・メーカー別評価スズキ

2012年記事 スズキ スイフト

スイフト(2代目)試乗「3」

間違いいっぱいの自動車選び、スズキ・スイフト(2代目)、マイナーチェンジ後モデルの試乗レポート。

当ページは3ページ目です。

「競合車比較と評価総合」を掲載

スズキ
  • グレード:“XG Lパッケージ”
  • 型式:ZC71S
  • 車両価格:127万円
  • デビュー年:2006年
スイフト内装(夜間)スイフト内装(昼)

内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!


  1. スイフト(ZC71)「1」動力性能とブレーキ
  2. スイフト(ZC71)「2」ハンドリング、乗り心地、車内快適性
  3. スイフト(ZC71)「3」ライバル比較と評価総合

※ご注意下さい!このスイフト評価の高い3代目ではありません。

  1. 3代目は評判通り断然良し!
    試乗レポ!スイフト(ZC72S)試乗レポート

コンパクトカーの上級グレードは?

テールランプ夜コンパクトカー比較、どの車種も装備が充実したグレードを選ぶと価格は一気に上昇。車両価格は150万円くらいに。

またスポーティグレードはエアロデザインに変わってサスが固くなるだけでさらに高くなる。

だったら、一クラス上か二クラス上のクルマを選んだ方がいい。質感に関するコストパフォーマンスは間違いなく上がる。事情により「コンパクトカー限定」や「指名買いの場合」は別だが、選択肢を多く取ってクルマ選びをした方が、値引き含めでいい買い物が出来る可能性が高い。

指名買いは損も覚悟で

筆者も子供の頃は、「これじゃなきゃやだ」って感じだった。選択肢を多く取れるようになったのは大人になった証拠かな。値引きやオプションサービスまで含めて”商品力”だと思います。

グレードでなく車格を重視するという選び方。基本的には車格によるクラス分けが出来てる関係上、上のクラスのベースグレードを選べば、長距離はラクになるし、運転も楽しくなる。

今まで目を向けなかったクルマにも、注目してみるのもいいかもしれません。

雑誌等の評価は高いけど

コンパクトカーの中では異質の評価を持つスイフト。どこがそんなに凄いのか真剣に考えされた。相対的評価のために同クラスのクルマに乗ったり、絶対的な感覚を重視するためにクラスの違うクルマを運転してみたりもした。

それで何がわかったか。多くの試乗レポートでは長所だけ触れている気がする。コンパクトカーという予算が限られたジャンルでは、大きな長所も大きな短所も併せ持つ。そもそも小さいと言うだけで不利な点が多い。

スイフトの長所は外装デザイン、エンジン、安定感、運転しやすさ。短所は前述の通り。コンパクトカー全般で長所短所が大きいので、個性が強く味がある。長所はもちろん知って買うわけだが、短所も知っていれば買ってからの後悔が少なくなります。

※この次の方のスイフトでは、多くの項目でコンパクトカーの平均を軽く越える実力とわかりやすさを持っています。

他のコンパクトカーとの比較

駐車場の関係などでコンパクトカーしか乗れない方でも、積極的に選べるコンパクトカーが多いのは本当に嬉しいこと。イメージ的な幸せ感だって高いクルマがいっぱい。

  • スズキ・スイフト(2代目)・・・1200cc 車両価格127万円
  • ホンダ・フィット(2代目)・・・1300cc 車両価格123万円
  • トヨタ・ヴィッツ(2代目)・・・1300cc 車両価格124万円
  • 日産・マーチ(3代目)・・・1200cc 車両価格96万円
  • 三菱・コルト(初代)・・・1300cc 車両価格100万円
  • マツダ・デミオ(3代目)・・・1300cc 車両価格115万円
  • ダイハツ・ブーン(2代目)・・・1000cc 車両価格129万円

※フィット以外は特別仕様車含む売れスジグレードの価格。基本的にはベースグレード。

フィット

ホンダ

ホンダ・フィット。車体は全長3900mmとスイフトより大きく室内も広々。大きな欠点はないが価格は高め。スマートキー付けるとおよそ130万円。

ヴィッツ

トヨタ・ヴィッツ。静粛性高くてリアシートはスイフトより広め。ランニングコストの安い1000ccエンジン搭載モデルもラインナップ。

マーチ

日産・マーチ。何より低価格。何より気楽な運転感覚。そして特徴的なボディデザイン。気に入れば比較や試乗の必要なし。シートは小さくてご近所専用。

コルト

三菱・コルト。落ち着きある内装は年齢関係なしに選べ、乗り心地はゆったり。このスイフトと比較すれば全長3900mmと大きいが室内は狭め。価格は安くお得感あり。

デミオ

マツダ・デミオ。アグレッシブな外装デザインにマツダらしい運転感覚。全長3900mmと長め。車重は競合車種よりわずかに軽い。車重970kg。

その他

ダイハツ・ブーン。トヨタ・パッソも同一。なんで?と思うほど価格が高い。特別な理由がない限り問題外。

スイフトメーター(夜間)スイフトメーター(昼)

スイフト評価総合

テールランプ昼軽自動車の延長線上で、価格の安さが魅力。試乗前からそんなイメージを持っていました。軽自動車のお客様がステップアップされるのに合わせて用意されているんじゃないかと。

一つ前となる初代スイフトと比較すればエクステリアの質感は高まり、現代風なイメージに変わりました。コレにより所有満足度は大幅に上がっていると思います。

走行性能的には大差なし。今回の試乗車が中古と言うこともありますが、旧来のコンパクトそのまんま。内装も質感は同レベルで低空飛行しています。

簡単にいえばもう全然、気合い不足!

ライバルはフィットにヴィッツにコルト、そしてデミオ。みな大人でも乗れる自動車、実用性最高のコンパクトカーを目指しがんばっています。

他モデルはなんというか、露出も宣伝内容も熱意を感じられる(詳しくは各車試乗レポートをご確認下さい)。スイフトも気合いの入ったモデルチェンジを期待します。

スズキ スイフト (2代目)

スズキ自動車

swift (スイフト) 試乗モデル

  • グレード:“XG Lパッケージ”
  • 型式:ZC71S (2代目)
  • 年式:2007y
  • ミッション:CVT
  • 新車価格:127万円
試乗レポ・ライター

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スイフト内装3
助手席下にアンダートレイが付く。ただしサイズは小さい。

スイフトのフロア
フィットの床下と比較してみると面白い。

テールランプ夜
テールライトのリフレクターはアイデアモノかもしれない。キラキラ感がある。

テールランプ昼

試乗や比較が難しい中古車も、より具体的なレビューでぜひ!
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