評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」。ホンダ・フィットシャトル(GG7)「15X」の試乗レポート。
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さらに便利なフィット!荷室が拡大されたワゴンタイプ。コストパフォーマンスや走行性能は??
素のフィットはこちら!2代目フィット試乗レポート
ホイールベース、エンジンなど基本的な部分はフィット1500ccとだいたい同一です。
フィットシャトルはボディサイズが全長で51cm大きく、乗り心地が向上し、内装の細部が変更されています。
BセグメントサイズのコンパクトカーがCセグメントサイズになりました。価格差は数万円〜同様のグレードで約15万円。オトクです。
大きく便利になって、乗り心地向上し、内装質感もアップ。素のフィットはマイナーチェンジの度に装備と価格が変わっていますが、シャトルがオトクなのは変わりません。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
シャトルの車両価格はメイングレードで165万円。この価格帯にはBセグメントの上級クラス、Cセグメントの入門クラスが集まり、多くの人気モデルが揃っています。
ヴィッツがベースとなった世代のカローラ。通称160系。そのカローラのワゴンタイプがフィールダー。荷室のサイズなども含め多くの部分でシャトルとバッティング。
上質感はフィールダーの方が一枚上手=ターゲット年齢層高め。静粛性の高さが一番の魅力。ユーザーフレンドリーな部分もなかなか丁寧に仕上げられている。
価格は151万円〜。試乗感と評価はこちらでどうぞ!
今や大人気車種になったトヨタ・アクア。
どちらかといえばシャトル・ハイブリッドと比較したいモデルだが価格はシャトルに近い。
ハイブリッドシステムの出来はホンダのそれより上、エコランすれば燃費40km/Lも見えてくる。
反面、質感はシャトルより落ち、サイズだってまんまヴィッツサイズ。お値段はお高めの169万円〜。
フィットシャトルはCセグメント(アッパーコンパクトクラス)と価格が被ります。
ボディサイズも同じようなサイズ。欧州で販売される車種も多いことから、クルマの本質的な部分に優れたモデルが多くなっています。
ワゴンとしての使い勝手にコダワリがなければオススメ。
ローハイトなコンパクトミニバンも同価格レベルから揃っています。わずかな差額でサイズも内容もレベルアップ。バン的な利用方法でもシャトルと遜色ありません。
バリエーションとしてラインナップされるフィットシャトル・ハイブリッド。
イメージや新しいモノに触れたいという付加価値的な意味で貴重なグレードだと思います。
価格は通常のシャトルにプラス20万円程度。181万円〜となっています。
フィットシャトルはBセグメント以上Cセグメント未満の絶妙・微妙なクルマ、”絶妙”というか”微妙”というか、個々の感じ方次第です。
基本Bセグということなら軽自動車とも比較しなくちゃいけない。コストパフォーマンスを高級軽自動車と比較すれば、維持費(ランニングコスト)は10年間で30万円〜の差額となる。
高級軽自動車を選べる方ならそれほど大きな差額ではないだろう。内容的にはフィットシャトルの圧勝だから、150万円クラスの軽自動車をお考え中の方にはぜひ乗ってみたら如何でしょ。
イメージというか若々しさは高級軽自動車の圧勝だから、生理的に受けつけないというなら我慢して乗るほどの良さもなし。数年後のリセールバリューも軽自動車の勝ちとなる可能性が高い。
最大のライバルはやはりカローラフィールダー?あちらも現在はヴィッツベースとなり生い立ちはシャトルと一緒。価格は153万円〜だからシャトルより約10万円安い。10万円分の豪華装備がシャトルのウリかな。
クルマが単純な道具なら損得勘定で選ぶことに。コスパこそ重要と思います。
フィットシャトルの特徴は、ラゲッジスペースの使いやすさとお得感。
ラゲッジは普通に広く、プラスして広大なアンダートレイ。ライバルの同世代フィールダーといい勝負できる。
お得感は素のフィットとの比較。立派になって快適性も高く、価格差はわずか。フィット1500ccと比較すれば”超”が付くほどお得。
厳しいのは本格的なCセグメント車と比較した場合。「インプレッサ」が160万円台、格上を見れば「ストリーム」との価格差は最小限でクルマの魅力は数段違う。
「プレマシー」「ウィッシュ」ならワゴンとしての使い勝手も上々な上に安全装備も充実。
車両価格150〜200万円って多くの車種がラインナップし、わずかな差額で上級車種に手が届く。迷ったら上級車種のベースグレードがお得です。
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上段がフィットシャトル、下段がフィット。サイドから見れば全くの別モデルのよう。全長は51センチ長くなった。
上段がフィットシャトル、下段がフィット。フロント部分も延長されてグッと男前になった。デザインだけ考えれば無駄に使えるスペースが必要ということかな。
テールランプはなかなか質感ある光り方をする。
上の2枚がフィットシャトル。下は素のフィット。シルバー塗装とメッキ加工の違いや、メーター照明色の違いがある。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。