間違いいっぱいの自動車選び。VWゴルフ(7型)。7型と呼ばれる7世代目のゴルフです。
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VW(フォルクスワーゲン)ゴルフ(7型)。グレード「ハイライン」の試乗レポートです。
試乗内容は限定的。第一印象重視で一般的な表現を心がけています。
ゴルフ7、ハイラインの価格は299万円。車両価格、ボディサイズなどあらゆる部分でライバルはあまりに豊富。250万円〜300万円のクルマと言えば、素晴らしい特徴を持ったモデルが多数揃います。
キャラクターは違えど、プリウスもゴルフもCセグメントを代表するクルマ。どちらもボディサイズからすれば安くはありません。
段々と立派に高価に進化する自動車の現在を、よく表すベーシックな2台です。
スペース的にファミリーのファーストカーとしてはちょっとモノ足りず、セカンドカーとしては高価という微妙なポジションの争いでもある。
国産車だとアッパーミドルクラスのセダンと価格で競合します。
セダンならアコードを除き6気筒エンジンが狙える価格帯です。
乗り心地ならマークXかフーガ。走りの質感ならスカイラインかアコード。多少上乗せして見栄ならクラウン。輸入車が持つ趣味性の高さはないが、それぞれゴルフより優れた点がありどれも魅力。
ゴルフは、国産アッパーミドルに迫る走行的質感が魅力です。本質的な部分で優れます。小さなサイズで上級クラス並の質感。逆に言うと、ボディサイズが小さいのが長所です。
国産車のCセグメントと比較。こちらは価格250万円のトレンドラインと競合します。
国産車でCセグメントというと、150〜200万円が価格帯。なのでゴルフはトレンドラインでも50万円ほど高くなります。
単純に考えれば高価ですが、ゴルフに割高な感じはしません。静粛性など快適性が高く、走りの質感という面でゴルフに魅力があります。
VWゴルフがドイツ車らしい上質感なら、トヨタ・オーリスは日本車らしい高級感。
オーリスはエンジンがガサツで、それ以外の乗り味だって特別な点はありません。その変わり、どんな場面でも走りやすいのは魅力。
例えばトヨタの2代目オーリスは主力グレードで200万円弱。不満の少ないクルマ選びならこちらがおすすめです。ちなみに従来までの傾向だと、ゴルフは中古だと値落ち率が大きくてお得です。オーリスも人気から、多分お得です。
価格面で魅力的なのは「トレンドライン」というグレード。日本で販売されるゴルフ中、最も安価なグレードで、車両価格はハイラインより50万円も安価。
値引きなど条件含めれば、国産Cセグメントクラスと同程度。もしくはちょっとがんばれば手が届く。
カタログでわかる差は、エンジンと装備面。
試乗するとどう?別ページにレポートをアップしています。
※内容は辛口評価です。試乗時のお役に立てれば幸いです。
ゴルフと強豪するトヨタ車がオーリス。
そんなオーリスには2015年のマイナーチェンジで、ターボ付き1200ccエンジン搭載グレードが登場。
まさに”トヨタのゴルフ”と表現したくなりますw
試乗すれば、コンフォート性能と運転しやすさを重視した印象。
アクもなければ刺激もない。だけどとっても乗りやすい。CVTやスロットル特性のセッティングもジェントル。そんな走行感覚。個性薄い一方、新しいエンジンでこれは凄いじゃないですか。
感想は一言!ゴルフの痛いところを突いてきたなってw
さすがトヨタ様。中途半端はしませんw ゴルフのエンジンノイズやDSG、その他に不満を感じたら、オーリスに試乗してみると良いです。
以前のゴルフと比較すれば、かなり気楽な方向に進化しました。6型までのゴルフで苦言を発していたのは固すぎるシートや扱いにくいブレーキ。ここが特に、短距離走行や都市部で運転しにくい要因でした。
今回の7型ゴルフでは、シートは柔らかく、ブレーキも気楽なフィーリングに変更。燃費だって悪くはありません。
でもまだ、気軽さという部分では日本車やフランス車の方が優れています。
ボディが小さければ、日常でラクそうな気もしますが、そうと言えないこともしばしば。筆者の感覚だと、何かしらのポンコツさ(ダルさ)がないと、動かすのは面倒だと感じます。
今回も、上級車ライクなゴルフらしさはそのままだし、エンジン&DSGの扱いにくさは依然として残っています。
さらに、信頼性のイメージ。特に最近は不安な要素があります。壊れそうだから大事に...なんて考えてたら、気軽には使えませんよね。
小さくても立派な内容。ちょっと硬質なドイツ車。そんなゴルフらしさはそのまま。でも方向性は、日本のユーザーにフレンドリーと思える方向に変化してるようにも感じられます。
多少はドイツ車らしさが減り、快適性を優先されたような部分も見受けられます。例えばドライバビリティの変化。都市部での運転が滑らかに走りやすくなりました。
見える部分では、アクセルペダルがつり下げタイプに変わりました。
どう受け取られているか周りの知人に確認すれば、残念という意見は少数派のようです。室内空間が広がったというメリットの方が好評みたいです。
ゴルフのボディデザインは地味と感じるほどベーシック感の強いもの。ボディデザインで選択すれば、ビートルかシロッコが魅力的。
でも現時点で比較すれば、基本性能の高いゴルフ7に惹かれるのは必然。乗りやすさや快適性、高級感など、多くの部分で優れています。
気になったらディーラー試乗をぜひ!単純に楽しいと思います。
でも、欲しくなっちゃうかもしれませんよ〜。
7型ゴルフは、従来からのゴルフユーザー、VWユーザーからすれば、正統進化したクルマだと感じると思います。代換えなら価格以上の満足感を得られると思います。
乗り心地やドライバビリティは好ましい方向に進化して、日本の交通状況で走りやすさが向上しています。
ゴルフ7の中でハイラインは、快適性もハンドリングも好ましく「走りやすくて乗り心地も良い」。文句のないバランスが好印象。
安価が嬉しいトレンドラインだとちょっとね、乗りにくさが目立ちます。一般的な走行でも神経使うハンドリングで、クルマ好きが満足できるかはクエスチョン。差は大きいです。
日本車ユーザーが乗り換える場合は、扱いにくさやギクシャク感、直進性の感覚など、運転感覚で違いを感じる部分が多そうです。
そしてこれら、短時間のディーラー試乗では気付きにくい部分。普段の運転で滑らかに運転するには慣れやコツが必要です。慣れちゃえば日本車より、強い個性を楽しめます。
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本国仕様で発表されている、インパネ埋め込み型ナビ。
写真はゴルフ7・GTI。日本仕様もビルトインナビに変わった。
写真はトレンドライン。純正オンダッシュナビだと視界はこんな感じ。前方は問題ない。左側の感覚取るのが問題。
写真2点はトレンドラインの室内。
VWのザ・ビートル。地味なクルマが苦手ならこちらが面白い。どうやら2000ccエンジン搭載車が発売される模様。
エンジンフードのプレスラインは強烈な個性を出している。照明の下ではコントラストが強く出る。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。