間違いいっぱいの自動車選び。マツダ・デミオ(3代目)「スポルト」の試乗レポート。
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塊感が強調された型のデミオで2007年デビューモデル。
わかっちゃいるけど狭いリアシート。しかし不思議な事に乗り込んでしまえば座れないことはない。見た目は悪くても美味しい料理のように。乗りたくないけど乗ってしまえば何とかなっちゃう。
デミオと同じくらい狭くい上に、座りにくい車種もある(後述)。
デミオのリアシート(後部座席)は外観から想像できるよりも広いと思う。
ただし身長182cmの男性が長時間座れるほどのスペースはなく、お股を広げてクーペのような姿勢で座る。身長172cmの男性が座っても、やはり股の間でシートを挟む形になる。
女性の場合は横座りしかないかな。お股を広げて座ってくれれば嬉しいんだけど、それってムラムラしちゃうような姿勢じゃないなw 身長160cm以下の女性ならきっと大丈夫。
端的に言えばリアシートは近場専用のイメージ。近所のお買い物メインのコンパクトカーだから、割り切りが気持ちよい。
デミオに大人4人乗ると窮屈感いっぱい。座れるとか座れないんじゃなくて、大人げない(笑)リアシートは”荷物置き場”と考えた方がいいです。
デミオは極端に運転しやすい。なので、リアにドアがあるだけでありがたいと思えてくる。荷物を入れるのがラク。ラゲッジよりエアコンも効くだろうから、お弁当も傷みにくい。クーペ風セダンが流行だけどそれと一緒。とっても納得です。
※内容は辛口評価です。試乗時に確認したいポイントを重視!
車内の居住性は基本的に、ボディの大きさが一緒なら一緒。シートの大きさとか形状によって左右される。同じ室内寸法ならアップライトに座らせるクルマの方が足下広いし、リアシートの背もたれを立てれば後方に下がるし、体育座りのように座らせれば座面が短くなったり。
ソファとキッチンのテーブルセットほどに、シートにはタイプがある。リアシートを比較する場合は、座りやすさも比較してください。
左から日産ノート(2代目)、ホンダフィット(2代目)。コンパクトカーといってもこいつらは別ジャンル。背も高いしこの世界のミニバンのような感じ。
「たま〜にリアシートを使うこともある」とかのレベルだったら、ファミリーカーとして利用したって良いくらい。
2枚ともヴィッツ(3代目)。デミオよりスペースはある感じだけど、フロントシートの背もたれが圧迫感を感じさせる形状をしている。リアシートに乗車すると落ち着かない。
リアシートの静粛性はデミオより好ましいし、グレード「RS」を除けばサスペンションが固すぎということもない。ものすごく安っぽいハネ方はデミオと一緒。
左は三菱コルト。ヴィッツと同程度の広さ感。シートバックは2段階にリクライニングできるけど、フロントシートは非常にアップライト。横Gに耐えうるポジションをとれば、シートバックはもう直角。誇大表現じゃないんです。
右はVWポロ。座れません。中央に座って、両方のFシート下につま先を入れて、なら座れるかな。Fシート下に両方の足は無理。座っても姿勢が苦痛。さらに座面から微振動が伝わり続ける。静粛性が優れているだけに残念。
左がスズキ・スイフト(3代目)。全く座れません。スイスポも標準グレードも一緒。まるでクーペのリアシート。さらに、ヘッドレストが前方に出っ張ってる。5分で首がおかしくなります。
右は日産マーチ(4代目)。シートがミニマムなのはしょうがない。しかしこちらもヘッドレストが邪魔。伸ばしても低く、位置に疑問。ならそっか、取っちゃえばいい!追突されなきゃ無問題。
簡単にD.Y.I.で取付出来る純正アクセサリーなどを取付け、写真入りで解説ページをご用意しました。アームレストは1回目か2回目のマイナーチェンジ以降にオプション設定されたものなので、欲しければ後付けです。その他、エアコンスイッチ加飾、スパークプラグ、マフラーなど。
このデミオは中古車を購入。中古で購入した時からダウンサスと呼ばれる、簡単な交換用スプリングに交換されていた。ショックアブソーバーはノーマル。
こちらがダウンサスに交換している状態。
(ボディカラーが黒だとわかりにくいよね。ごめんなさい。)
よく見れば少し下がっているのがわかる。=そんなに違いはない。走行中も段差が気になることもないし、ハンドル切ってこすれることもない。安心のさりげないローダウン。
こちらの画像が純正スプリング。
隙間がわかりやすい角度で撮影。
ダウンサスってほとんど純正と同じようなバネレートだったりするわけだけど、車高変化による走行性能の変化はやっぱり気になる。
コレを許容するなら良質な車高調が欲しい。
ローコストが魅力のコンパクトカーにお金かけられるほど余裕はないので、今回、純正スプリングに交換。ヤフオクで調達。自分で作業すればブッシュの状態も最適化できたり。
乗り心地は純正スプリングの方が、ショックが突っ張ってる感じ。パッツンパッツンのショックは最近のトヨタ車より酷い。
多少なりともダウンサスの方がバネレートが高いのね。フラフラとかユラユラしやすいけどサスが動きアタリが柔らかい。
経験上、サスペンション型式がマルチリンクだったりダブルウィッシュボーンだったりすると、走行感覚にもっと変化があったりする。ストラットだと大きな違いはないと思います。
評価評論「間違いいっぱいの自動車選び」
試乗レポートをお届けしている3代目デミオ、長所短所はこんな感じです。
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上がダウンサス、下が純正スプリング。 見た目はダウンサス、走りやすさは純正スプリング、乗り心地は一長一短。
後付の燃費計。OBD2検診コネクタに差し込むだけで、手軽に使える。デミオならコネクタ位置も右側で付けやすい。
リアシート・ステップ部分の段差はそれなり。前後方向にはやや広めにスペースがある。
違いを感じる練習、試し失敗した経験、一貫性ある運転で試乗レポート。
受け売りでなく、カタログ的でない。紹介ではなくレビューです。
評論家さまとの違いは、率直な表現と自由度の高さ。辛口といえば辛口です。
評価評論・比較レビュー「間違いいっぱいの自動車選び」。